この一年を振り返りながら、先生の目から見た子供たちの様子を、噛み締めながら話してくれた。
この園に来る前は、幼稚園で3〜5歳児しか見てこなかったという綾先生。

「2歳ってこんななんだ・・・まだオムツか…」と戸惑ったこと。
「何か喋ってるんだけど、何て言ってんのかな〜???(苦笑)」
コミュニケーションが難しかったこと。
しっかりものに見えたマリちゃんは、最初新しい先生に抵抗があってなかなか馴染めなかったこと。
龍ちゃんはとりあえず傍にいてくれるけど、我慢してる様子がわかったこと。
「楓たんはアンパンマンの人形を耳に当ててひたすら指しゃぶってて・・・大丈夫かこの子は…!?!?って感じだった(笑)」
そして3人がやっと綾先生に慣れてきた頃に、虎ちゃんが来たこと。
「夏のプール辺りでやっといい雰囲気に持って行けた」
先生もきっといっぱいいっぱい気を遣ったし、努力したし、頑張ったんだね。
その頃はママも色々あって全然余裕がなくて、綾先生がそんなに苦労してたなんて考えもしなかったな。
今コレだけ楓たんたちが先生を大好きなのは、それだけ先生が皆を解ろうとして、歩み寄ってくれた証拠。
「結婚して初めて”主婦しながら働くこと”の大変さも分かった。自分が日中働いて、家帰って家事して・・・ここに子供がいたら本当大変だよな!?って。だからこそ、園でしか出来ないことをしてあげたいと思うようになったし、お母さんたちが働いてる分昼間のお母さん代わりとして私にしか出来ないことを子供たちにしてあげたいと思った。もしまだ先があるとしたら、きっとこれからが楽しかったんだろうな。もっともっと良い関係になれたんだろうな。・・・って思うから、悔やまれる・・・じゃないけど、残念だよねぇ」
卒園しちゃうけど、これからもずっとずっと四人の成長を見ていきたい。これで終わりだなんて寂しい。
そう言ってくれた。
ありがとう綾先生。
うちらは親だからずっとずっとこれからも子供と一緒にいられるけど、親代わりを精一杯勤めてきたにも関わらずいきなり引き離される先生は、子供以上につらいのかもしれない。
これで終わりが寂しいのは同じ気持ちだよ。
卒園しても、先生はずっと楓たんたちの先生だよ。