こんばんは、お久しぶりです。このところ、更新すればするたびに「お久しぶり」になってしまい、すみません。今日の更新は、久々のコラムです。
ところで、みなさんの家では新聞って定期購読していますか? うちの家では引っ越しと共にインターネットが導入されて以来「パソコンで読める」ということで新聞は取っていなかったのですが、先日から毎日をとっています。
新聞を定期購読すると、当たり前ですが、新しいコラムを毎日一本ずつ読めることになります。それも一社のコラムをずっと。
すると、なんとなくですが書いている人のクセのようなものが掴めますね。毎日新聞の巻頭コラム「余禄」は、ほぼ毎回が六段落構成。その内、最初の二段落は本題とは別の導入に当てられます。で、三段落目で本題に近づく。四、五段落目あたりで本題となる事件について少し語った上で、六段落目で最初の導入にひっかけてオチ。
ちなみに、私が四段落構成でコラムを書いているのは「起承転結を、そのまま当てはめられる」という、ヒジョーに安直な理由によります。
■ファッションの発信地、フランスはパリに店を構える有名ブランド店。その売り上げは以下の通りである。日本への輸出が全体の四十五パーセント。日本人観光客への販売が全体の五十五パーセント。これは日本人のブランド好きを皮肉ったアメリカのジョークだ(早坂隆「世界の日本人ジョーク集」)。海外旅行先でブランド品に目を輝かせる姿は、海外でも有名だという。
■だが、日本人特有のブランド志向の恩恵を受けているのは海外のブランド店だけではない。日本人特有のブランド志向が生命線になっていると言っても過言ではないのが、日本国内の農家だ。相次ぐ農産物輸入の自由化によって一時は壊滅が心配された日本の酪農であるが、各農家はブランドを確立することで安価な外国製品に対抗した。この戦略が成功した影にも、日本人のブランド志向があると言えるだろう。
■日本人はブランド好きだ。だからこそ、誰もが口を揃えて、こう言うのだろう。まさかあのブランドが、と。秋田県の比内鶏に宮崎県の地鶏、お菓子業界からは三重県の「赤福もち」と、食品の表示偽装が相次いだ。今回、偽装に手を染めたのは、いずれもブランドを確立し、老舗と呼ばれていた企業だった。
■「ブランド」という言葉の語源は「印をつける」という意味の古ノルド語の単語だそうだ。生産者が「自分の製造した製品だ」という証明をつける。これによって信頼が生まれ、そこに価値が生じる。つまり「ブランド」の価値とは、消費者からの信頼そのものなのだ。自社の製品が客に信頼されてブランドを確立したのをいいことに消費者を欺いた食品業界には、ブランドを名乗る資格は無い。

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