坊ちゃんが産まれてからの奥様は喜びよりも
鬱状態が続きました。
その理由はたくさんありましたが一番の原因になったことは、やっぱり自分が障害者なんだと悲しんでしまったことです。
・坊ちゃんが泣いても抱っこしてあげられなかったこと。
・オムツや着替えがしてあげられなかったこと。
・自分が母親なのに自分の意見や坊ちゃまに対する思いが回りに伝わらなかったこと。
周りの人たちは奥様よりも坊ちゃまのことしか考えられませんでした。
奥様が障害者で何もできないから、自分達が坊ちゃまの事を守っていかなくては!という気持ちが強すぎて、母親である奥様の気持ちを無視してしまいました。
お互いの気持ちのすれ違い。
奥様は、
何もできなくても自分が母親だから、自分の意見も意見も聞いてほしい。
周りは、
できないんだから黙ってって。やってあげているんだから。
奥様が唯一幸せを感じたのは、坊ちゃまにおっぱいをあげている時だけでした。
だけど毎日毎日辛くて、泣いても気持ちが落ち着かなくて、旦那さんに辛い気持ちを全部話しても辛くて、いつの間にか死ぬことだけを考えていました。
自分がいなくても坊ちゃまを育ててくれる人はいるから・・・・・・。と旦那さんに毎日『死にたい』と泣き叫んだ奥様でした。
旦那さんはそんな奥様を包み込んで、『母親は君だけなんだよ』と言い続けました。
しばらく笑うことを失った奥様でしたが、

こんな風に抱っこしたり、

伸びにくい腕や手首に力を入れて坊ちゃんを抱っこするようになりました。
周りから『危ない!』とか言われても、めげずに抱っこし続けた奥様でした。
奥様のように重度の障害を持ちながら母親になることは、、まだまだ世間的には理解されていないことがあります。
それでも奥様は母親として現実を見つめなくてはなりません。
それからの奥様は『死にたい』とは思わなくなりました。
自分の力でできなくても、坊ちゃまにしてあげたいことを必死に伝えることで母親の自信が付いていきました。
離乳食も3ヶ月後半で始め、坊ちゃまは生後10ヶ月で完璧に卒乳に成功!!

これが奥様お手製の離乳食。
苦労もたくさんありますが、今はこんなに大きくなった坊ちゃまです。