ルネ・クレール監督は、サイレント時代に8本の長・短編映画を作っているが、トーキー時代の幕開けとともに満を持して発表したのが『巴里の屋根の下』だ。
パリ生まれのクレール監督は、愛着を持ってパリを、パリジャンを描いている。
物語は、よくある下町の人情話だが、本作にはクレール監督のパリへの熱きメッセージがこめられている。
パリの大道歌手アルベエルは歌を歌って歌譜を売るのが商売、親友のルイは露店商人である。
二人はいつも連立っているので美しいルーマニア娘のポーラに逢った時も一緒だった。
そこで彼等は彼女に挨拶をする者をサイコロで決める。
しかしその間に界隈の不良の親分フレッドが彼女をカフェに誘い入れてしまう。
翌日アルベエルは歌を売っていて聴衆の中にポーラを見つけて親しくなる。
フレッドはポーラを口説きにかかると、彼女はフレッドの荒っぽさに心を惹かれ、晩にはダンスへ行くことを承諾する。
本当にクレール監督はパリが、パリジャンが好きなんだね。
その監督の熱き想いが、ひしひしと伝わってくる、それが『巴里の屋根の下』だ。
ただ、ただ、純粋にラブストーリーの映画を楽しんでください。(要は、これがエンターテイメントなのだ。)
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巴里の屋根の下
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巴里の屋根の下
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