▲日本と韓国の名字60(韓国に多い一字苗字の日本での歴史8)
◆◆◆〈朴〉◆◆◆
読み:
「えのもと」「すなお」「はく」「ばく」「ほう」「ほお」「ほぎ」「ぼく」
八種類が知られているようです。
韓国では「パク」と言うらしいですが、日本にはそういう読みはありません。
たぶん昔は有り、次第に消えていったのでは、と思います。
今のハヒフヘホは古代はパピプペポだったという話をどこかで読んだような気がします。
〈朴〉に木だの井だのをつけた苗字はたくさんあります。
歴史:
(1)百済族
承和三年紀に見え、貞宗連を賜ふ。「其先百濟國人也」と載せたり。
――とあります。
承和三年は仁明天皇の御代で西暦836年。
『続日本後紀』にある筈ですが、なにしろ見にくくて長いので眼がかすんでしまって見つかりませんでした。
(2)雑載
土佐の高知に、長曽我部氏征韓のおりに帰化した朴好仁の裔とか。
その他薩摩、武蔵などにも見える。
しかし、〈金〉や〈李〉に比べて、ひっそりとした感じでして、有力氏族でもないし豪族に従って活躍したという記録も無いようです。
参考までに、朴木と朴井について――
(3)朴木「ほほのき」
伊勢の豪族で、武藏にも存す――とあります。
したがって半島系の〈朴〉とは無関係のようです。
(4)朴井「えのい」
榎井の変化らしい。
主として物部系の一族とされる。
東漢の流れもあるらしい。
『日本書紀』にも断片的に出ている。
・・・ざっとこんなところです。
〈金〉や〈李〉とはたいぶ違います。