■NF11『地球村の彼方――未来からの伝言』
◎アーサー・C・クラーク/M.Kikuchi,M.Oana,H.Koga,K.Kuroyanagi and K.Hashikawa(訳)/小松左京(監修)『地球村の彼方――未来からの伝言』同文書院インターナショナル(199303)
序文
第1部
1 はじめに
2 テレグラフの登場
3 英仏海峡横断
4 偉大なアメリカ人
5 科学界の貴族
6 誤ったスタート
7 勝利と災厄
8 事後討議
9 成功の瀬戸際
10 満たされた心
11 海底での闘い
12 地球を囲む輪
13 海底の沙漠
14 ケーブルの核
第2部
15 喋りはじめた電線
16 アインシュタインの先駆者
17 空中の鏡
18 大西洋横断電話
19 夢の工場
20「ワイヤレス」
21 スペクトルの探求
22 電離層の彼方に
第3部
23 騎士のホールにて
24「君はグライド・パスにいるはずだよ」
25「いかにして私は何十億ドルもの金を無駄にしたか」
26「なにかメッセージがあったら・・・」
27 月を創る
28「バビロンを忘れない」
第4部
29 エコーとテルスター
30 シンコム
31 アーリーバード
32 地球合衆国
33 衛星とサリー
34 国連にて
35 クープ軍団
36 バチカンでの約束
37 ハッピーバースデイ、コムサット
38 クラーク賞
39 CNNの生中継
40 ピースサット
第5部
41 ケーブルのカムバック
42 光と話す
43 目に見える限り遠く
エピローグ
付録
あとがきにかえて(小松左京)
原題は「HOW THE WORLD WAS ONE:BEYOND THE GLOBAL VILLAGE」
原著出版は1992年。
クラークは衛星通信の論文を世界で初めて発表したことでも分かりますように、通信問題について詳しく、いくつかの本を書いているようです。
本書は、明治時代の世界通信網建設の歴史から近年の通信から未来の想像まで、一貫して通信問題を描いていますが、とくに大英帝国時代の海底ケーブルの歴史がひじょうに詳しく記されています。
わたしは、海底ケーブルの歴史書である『国際通信の日本史』執筆中はこの本の事を知らず、だいぶあとでクラークがかくも詳しい事を知って驚き、改訂版にはその内容を活かしました。
クラークの恐ろしさを知る一冊です。
■書影
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