
そのころ屋敷ではサー・ヘンリーがカナダから持ってきた衣装を整理していました。
真の英国紳士になるためロンドンで買い揃えてきたので、必要なくなったからです。
バリモアに欲しい服があったら、持っていくようにいいます。

気前の良いサー・ヘンリー。毛皮のコートを勧めます。
しかし遠慮深いバリモアは、いつか必要になるかもしれないので、とっておいたほうが良いですよと言います。

が、そこへバリモアの女房が突撃!
亡くなったチャールズ様のようですわ!といいながら、がばっと古着や毛皮を抱え込みます。
ワワー!みっともない!と慌てるバリモアに彼女は
「ジョン。あ の 子 が必要かも知れないって分かってるでしょ。ご主人様には全然気づいてらっしゃらないじゃない。大丈夫よ。」
となにやら意味深長な耳打ちをします。女房の勢いにバリモアは押され気味。
ロシア版のバリモアはカカア天下のようです(笑)

そこへワトスンが帰ってきます。

ワトスンは電報の件をバリモアに訊ねます。しかし郵便局の少年から聞いたこと以上のことは分かりませんでした。

その晩、ホームズへの報告の手紙を書き上げたワトスン。
(字が綺麗です…。ジェレミーの直筆はお世辞にも綺麗とはいえまへん(^^;)「這う人」冒頭「忙しくなければ来い、忙しくても来い」の字がそうです)

廊下で不審な物音がしたので、そっとドアを開けて見てみると…

毛布を肩からかけたバリモアが歩いています。どうも様子が変なので後をつけてみることに。

バリモアは塔の天辺の部屋につくと窓の前に立ち止まり、持っていた燭台を何かの合図をしているのか上下に動かしていたのでした…

翌朝、郵便局へ手紙を出しにいったワトスン。その帰り道に

ムーアから着飾った美人が近づいてきました。ワトスンは当然馬車を止めます(笑)

しかし彼女は側に来るなり「早くロンドンへもどってください。そしてムーアには2度とこないで!」
と言ってきます。
ワトスン????

ところが急におびえて「お静かに、兄がきますわ。何もいわないでください」
ワトスン、ますますワケワカメ。

そこへ彼女―――ベリルの兄ステイプルトンが登場します。

ベリル嬢は兄に向かって、サー・ヘンリーにムーアに咲く蘭の話をしていたといいます。
ステイプルトンは笑って、彼はサー・ヘンリーではなく、ワトスン先生だと彼女に教えます。
どうやら彼女はワトスンをサー・ヘンリーと勘違いをして、先ほどの警告をした模様です。

まあ、こんなところで立ち話はなんなのでとステイプルトンはワトスンをメリピット荘へ招待してくれることになりました。