
気を取り直してモーティマー医師。
警察の見解は間違っていると力説します。
警察がくる前、遺体を検分しているときに、奇妙な足跡を見つけたのです。

「男性のですか?女性のですか?」

「いえ、それは巨大な犬の足跡でした…」
犬の足跡のほかには、執事のバリモアの足跡があり、遺体の回りにはサー・チャールズがその場に5分から10分ほど立っていたと思われる分だけのタバコの灰が散らばっていました。
遺体には乱暴されたあとはなく、おそらく何らかの原因で心臓発作を起こしたようです。

ホームズは何でその死の直後にこなかったのかと言いますが、モーティマー医師は相談にきたのはサー・チャールズの死の謎についてではなく、彼の唯一の相続人ヘンリー・バスカヴィルの身の振りについて助言を受けるためにやってきたといいます。

今までカナダで農業していて、あと1時間25分後にウォルター駅に到着します〜と暢気に告げるモーティマー医師。
それなら待っているんで、その人と一緒にきてくださいと言ってホームズは、モーティマー医師を送り出しました。

ホームズはハドスンさんに頼んで、家で一番詳細な地図を用意してもらいます。
(ハドスンさん曰く、亡くなった旦那さんのものだそうです)

このように二人は頭をつき合わせ大接近するという萌え萌えなことをしながら、バスカヴィル邸の周囲について、一番近いグリンペンの村、少し離れたところにある重罪者を収監しているプリンストン刑務所などの位置を確認します。

そうこうしているうちに、鞍をもって毛皮のコートをきた陽気なおっさんが現れました。
彼がヘンリー・バスカヴィルです!
聖典ではアメリカにいたことになっていますが、ロシア版では何故かカナダ。
でも、気さくなカーボーイなところは、思い切り偏見に満ちたアメリカ人像です(笑)

二人に挨拶をしながら、カナダを出たときは雪が降っていた。ロンドンはなんて暑いんでしょう!と言うサー・ヘンリー。
こんな毛皮のコートを着てりゃあたりまですが(笑)

一同おちついた時、モーティマー医師はこんな怪しい手紙がきたとホームズに伝えます。

「生命もしくは理性が大事なら、ムーアに近づくな」
ホームズ「「ムーア」という単語だけ、インクでかかれてますね」

ホームズは、単語は「タイムズ」の記事を爪きり用の鋏で切り取ったものであること、「 moor」という単語は、見つからなかったので手書きにし、そしてそれはインクが切れカクカクしているので、ホテルに備え付けのペンとインクでかかれたものだと推理します。
で…皆で手紙について、頭をつき合わせているのに、サー・ヘンリーはアメリカ人=落ち着きがないという偏見からか(笑)居間や3階をウロウロ…

あげくに、ドアのところで懸垂をはじめてしまいます(笑)
話に入ってこれないサー・ヘンリーを気の毒に思ったのか、ホームズはとりあえず本人にも英国にきて何か変わったことがなかったか訊ねます。

すると、サー・ヘンリー。買ったばかりの黄褐色のブーツの片方が、磨いてもらおうとホテルで頼んだところ、なくなってしまったと話します。

ワトスン「買ったばかりなのに磨きに出したんですか?」

するとサー・ヘンリー。色が気に入らなかったので、ホテルの靴磨きに黒のワックスをかけてもらおうと思ったとのこと…
最初から黒のブーツを買えばよかったのでは?と突っ込むワトスンに、なんでですかぁ?と純粋に聞き返します…
聖典でのサー・ヘンリーは、購入したのはなめし皮のブーツで艶出しのために靴磨き屋に出していたと書いてあります。
なんかロシア版のサー・ヘンリーは、英国の貴族・バスカヴィル家の末裔というより
アメリカの田舎のオヤジに重きをおいているようです(笑)