本日、稽古場にて最後の稽古、無事終了いたしました。
四回の通しのうち、結局、四回とも泣いてしまいました。
こんなこと、かつてなかったことです。
これは物凄い作品です。
これを時代劇という枠で安易にくくってはなりません。
極限状況における、人と人との激しいぶつかり合い、そして、切ないほどの思いやり、その愛のドラマなのです。
出演者たちの熱い情熱もさることながら、特筆すべきは音楽の使い方、その巧みさです。
和楽にこだわらず、ありとあらゆるジャンルの音楽が効果的に散りばめられています。
それもめったやたらに使わないところがいい!
我慢に我慢を重ねて、ここぞというところでドカンと、あるいはさらっと、あるいはキュンと入るのです。
今日、新たな音楽的試みがいくつか行なわれていました。
「ここでこの音楽か!」というような、いわゆる「お決まり」を脱した選曲がされていました。
ここらへんの演出は秀逸です!
いっそ、ミュージカルにもできそう…
作曲家の玉麻さんに、
「(波野久里子さん演ずる)築山殿が歌う『不憫なのはわらわじゃ!』のアリアが俺は聞きたい」
と、言ったら、
「そりゃいいアイデアだ!」と、おっしゃっていました。
ここの久里子さんはすごく切ないのです!
ミュージカルが何故突然歌い出すかというと、その人の思いが急激に高まるからです。
信康のアリア、家康のアリア、信長のアリア、生駒のチャールストン(なんでやねん!)・・・
この「反逆児」にはそんな「歌い出せる瞬間」がいくつもあります。
皆さん、これは物凄い作品ですよ!
あっという間の二時間半、気がついたら大泣きして、劇場を去ることでありましょう…!
是非とも、松竹座まで起こしあれ。
決して損はさせませぬ!!
「フビンなのはわらわじゃ!!」


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