立ち稽古初日から、いきなりものすごい「実弾」攻撃でした。
平さん演じる家康大詰めの場です。
超重量級の言葉の弾は一切空砲なしで、矢継ぎ早に連射されますから、その破壊力たるや恐ろしいほどです。
信長よりの咎めを受け、家康は愛する息子、信康に切腹を命じる決意をします。
そして、その討手(介錯)を信康の親友3人に託すのです。
「選りによって何故我らを!」と問い詰める侍たちに、間髪を入れず「されば!選りによっておぬしらに頼むのじゃ」と家康は返します。
平さんの実弾は見る側ばかりでなく、当然、共演者にも当たっていますから、いずれ相譲らぬ実弾の応酬です。
稽古場の片隅からわたしは食い入るように見ていました。
今年の七月、京都の撮影所で間近に見た平さんの腹筋は、着物を通しても波打つのがはっきり見て取れました。
今回も、遠目では分かりませんが、間違いなくあの強靭な腹筋から言葉が打ち出されているのでしょう。
このシーンを見るだけでも12600円は少しも惜しくありません。
しかし、出演者の役得ですなぁ・・・
これから毎日のように間近で見られるのですから、タダで。
しっかり勉強させてもらいます!
さて、わたしのシーンですが、演出家の齋藤先生から意外な演出を受けました。
自分としてはこの生駒主水正は多少コメディータッチで行くつもりでしたが、先生からは「シャープで不気味に」との注文を受けました。
名前は生駒だけれど、存在としては、実は秀吉なのだそうです。
秀吉といえば信長側近中の側近です・・・
確かに一人稽古をしていて、「こいつ、ひょっとしたら恐いやつかもしれんな」と、思ったこともありました。
我々のシーンの直後が家康大詰めですから、流れとしては先生の意図通りです。
これは練り直す価値、大いにありですね。
今日は休みです。
一日かけて、「秀吉生駒」を掘り下げてみようと思います。
ちょっとぞくぞくしてきました。
1050円ぐらい目指しましょうかね・・・(笑)
何してるの?
「スリッパ、温めてるっちーの!」


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