おはようございます。
大阪に着いて三日目の朝です。
宿舎のウィークリーはなかなか快適、広くはないけど、角部屋なので二方向から陽光が入り込み、明るく元気になります。
私、高所恐怖症のくせに高い所が大好きで、今回の物件も高層階を選び、毎朝、周りの摩天楼群の中に溶けこんでは発声練習に余念がありません。
キャンペーン物件なので賃料も安く、なかなかの掘り出し物でした。
さて、劇場までの移動です。リムジンといきたいところですが、やはりチャリ。
お客様から以前このブログで紹介してもらったレンタサイクル屋さんから、これまた良心的な値段で借りられました。
愛想の良いおっちゃんが元気な笑顔で対応してくれます。
大阪に着き、劇場経由で店に来たものですから、私は大きな荷物を持っていました。
当初の計画では、チャリに乗せて、ここからマンションへ向かう…はずだったのですが、荷台がありません。
「うーん…」
と、唸っておりますと、おっちゃんが、
「ま、どないかしまひょ」
と、奥に引っ込んでいきました。
そして、持って来たのが、魚河岸のおっちゃんたちが使うような、特製後方荷台付きのいかつい業務用自転車だったのです。
「とりあえず、これ使うとくなはれ。ほいで、明日でもまた来てくらはったら、交換しまっさかい」
ニコニコ笑いながら、おっちゃんは言いました。
「…」
ちょっと…かなり…いや、だいぶ抵抗はありましたが、背に腹は代えられません。
私はニット帽を目深にかぶり、手袋をはめ、幾分肩を怒らせ、あたかもプロの魚河岸おっちゃんを装いました。
そして、大きな荷物を後ろに載せ、ペダルを踏み出したのです。
「おうおう、鶴橋の市場はどこやねん!」
そうわめきながら、私は繁華街梅田を、一路宿舎へと向かったのでありました…
そんなこんなで、摩天楼の魚屋生活は明るく楽しくスタートいたしました。
舞台稽古も順調に進み、二日目に入ります。
また、レポートしますね!
部屋から見える摩天楼。


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