タルムード思想は共産主義や社会主義の思想の中に巧妙に組み込まれたのであり、それを識別するのはなかなか難しいことだ。ボルシェビキはソ連のコンセプトとなり、虚無主義の要素はトロッキー粛清で表面上は隠された。急激な宗教弾圧はソ連の6000万人にも及ぶロシア正教粛清でその本質を証明した。マルクス思想の本質は「搾取理論」だが、この考え方は資本家のリスクテークによるリターンという企業家精神を捨象する労働者階級の権利平等を唱えたものであり、創造的な経済観に対峙するまさに物質的な虚無思想である。ダーウィンの進化論は物質主義的な世界観であり、ティヤール・ド・シャルダンがかつて批判したように旧約聖書の神を完全に否定するアナーキズムである。個人存在価値を否定するラディカルな共産主義に対して、「漸進的・浸透的」に時間をじわじわとかけていくのが社会主義思想であり、偽装した共産主義といわれる所以である。いずれも、物質主義的な無神論であることは同じだ。要するに、キリスト教的な神による創造世界と創造された人間という理念を根底から否定したのが、共産主義と社会主義である。1883年にフェビアン協会が出来て、共産主義とは一線を画した運動を始めた。その思想家としては、バーナード・ショー、ラスキ、バートランド・ラッセル、HGウェルズ、オルダス・ハックスレー、Aトインビー、ケインズなどの無神論者がいる。彼らの偽装共産主義思想は、タルムードの無神論をその本質的なコンセプトとして取り込んでおり、アンチキリストの思想家達である。近代の西欧文化や吉野作造などの日本文化が無神論に汚染されたのは言うまでも無い。虚無的な社会主義が経済学になると、ケインズのネズミ講理論であり無尽の貨幣発行で増殖により不景気と恐慌が起こるという似非哲学になる。ローマクラブが脱工業化社会=ゼロサム社会を唱え、バブル崩壊と世界的な恐慌が実現しつつある情勢をみても、無神論的なユダヤ・タルムード社会主義がその理論的なベースに潜んでいることが窺える。

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