先週末は長野で学会があった。
「精神科病院入院患者の睡眠に関するアンケート調査」
という題目で発表を行ってきた。
アンケートのまとめは今年で2年目。
昨年は統計学的処理の未熟さを指摘されたので、
今年は統計に取り組んだ。
mixiでも色々とアドバイスをいただき、感謝している。
しかし…
結局調べても勉強してもよくわからず、
その手の専門家に頼んでしまった。
結果を見て、なるほどと納得したが、
来年は自力でできるかといわれると心配だ。
また今年は、
「調査結果の後、具体的に患者さんに有益なことができたのか?」
ということを聞かれることが多かった。
来年の参考にしようと思う。
学会初日の朝、薬局長と善光寺へ行った。
まさか観光ができるとは思わなかったので、
牛に引かれて善光寺〜と思った。
ちなみに薬局長は牛に似ている。
腰掛のつもりで勤め始めた精神科病院だが、
今は転職しようという気持ちが起こらない。
ここでやらなきゃいけないことがあるような気がする。
中学生の頃、抗生剤のショックを起こした。
それまで繰り返し服用してきた薬を
ある日体が「異物」と認識して、激しく拒絶反応をした。
全身に浮腫が起こり、呼吸が詰まった。
ステロイドの点滴をして症状が改善したとき、
主治医は私に謝った。
「けいこちゃん、ごめんなさい。
抗生剤を乱用した僕が悪かった。
薬は安全に使わなくちゃいけなかった」
そして私は、
今後セフェム系の抗生剤を飲んではいけないことと、
それは、蜂に刺されると死んでしまうことと同じであることを
説明された。
薬というものは、安全に使わないと簡単に命を落とす。
精神科の患者さんは、
長期間に亘り、毎日薬を飲んでいる。
少しでも身体に負担の少ない薬を使い、
少しでも元気に長生きしてほしいと思う。
「長生きしたって、幻聴は消えないし、
子供も年取るし、旦那は先に死んじゃうだろうし…
だから長生きなんかしたくない」
そんなセリフをよく聞く。
昔は悲しくなったが、
最近は「そういうこと言っているとひとりで生き残るよ!!」と
冗談を言う。
人生は「牛に引かれて善光寺」なのである。

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