「ダニー・ケイとニューヨーク・フィルの夕べ」(1980)
クラシックもお笑いも好きなのに、この映像を観たことがないという人が意外に多くて驚く。いや、クラシックが好きかどうかも関係なく、チャップリンと同じく全世界の人に楽しんでいただける逸品である。
とにかく、オケで考えられる全てのネタをやり尽くしている。
個人的にツボなベスト3は「100年前に引退すべきだった指揮者」「コンマス飛び出し」「交響曲なんじゃこりゃ」だろうか。なかでも「100年前…」は何十回観ても新たな発見があり、全く飽きることがない。
一般的に評価が高いのは「ラッパソロがヘナチョコで指揮者が憤慨」ネタだが、私はちっとも面白いと思わない。指揮者のこんな表情は実演で何度も目撃しているからだ。しかもなぜか私を睨みつけてるし…。
ダニー・ケイは喜劇俳優だが、クラシック好きらしく指揮もなかなか堂に入っていて、前座で振っているメータなんかよりよっぽどウマい。私が総支配人ならその場で音楽監督の首をすげ替えていたことだろう。
この映像、万が一未体験の方は人から借りてでもぜひご覧いただきたい。
面白いと思った方は、この続編として
「ジョルジュ・プレートルとベルリン・フィルの夕べ」(1992)
というお笑いコンサートが発売されてますので併せてどうぞ。なおこっちのラッパがヘナチョコなのは天然なので念のため。
【6月7日分】