ノバ君は、産まれた時に右前足が欠損していました。親が誤って食いちぎってしまった可能性もあるのですが、それ以外には特に異常もなさそうだったので、育てることにしたのです。
それほど苦労も無く育ったのですが、やがて兄弟とは違う変化が表れました。
左前足の太さが兄弟と比べると1.5倍位になりました。それは理屈として自然なのですが、なんとヒゲの長さも1.5倍くらいになったのです。
やはり体の欠損を補うように、あちこちのパーツが変化していくのですね。自然というのは不思議なものです。
高い所に登るのは平気なのですが、さすがに降りる時にはちょっと苦労するようです。
速く走ることもできるし、ふだんの生活にはそれほど困りません。ケンカするときはやっぱりハンディありますけどね。
1998年3月5日12才のノバ君はこの世を去りました。外での怪我が原因で体力が弱り、ご飯が食べられなくなってしまいました。そうなると小動物は消耗が激しく、3日くらいでダメになってしまいます。
兄弟でメスのバニラちゃんはそれから乳癌が原因で他界するまでずいぶん長い事生きました。
何か人間の世界でも男の方が寿命が短いという、自然の摂理をかいま見たような気もします。
甘えん坊だったノバ君にいっぱいの愛を込めて・・合掌。
