42年間、リビアで独裁政治を続けたカダフィ大佐死亡……全土解放の陰で後味の悪さも……

2011/10/23 | 投稿者: 銀河FXR

アフリカ大陸北部のチュニジアで端を発したジャスミン革命。先日、42年間、リビアで独裁政治を続けた揚げ句に反政府団体に追われて、去る2月以来、暫く行方をくらましていたカダフィ大佐(69歳)が彼の生まれ故郷・キルト市内で身柄を拘束され、連行中に射殺されました。これで、北アフリカ・中近東での独裁国家はシリアだけになります。

拘束時には配水管の中にくるまって隠れていたなど、いやぁ、何とも気の毒な最期でしたが、何と殺害したのは19歳の少年兵だったそうな……。しかも、カダフィ大佐が生前、愛用していた金製の拳銃を取り上げてねぇ……。何とも皮肉な結末になりましたな………。(苦笑)

石油資源が大変に豊富なリビアはもともと王国であり、民主主義国家の経験が全くなかったとか……。それだけにカダフィ大佐への一般人民たちの積年の怨みは想像に難くはありませんね。

しかし、一旦は生け捕りになっていたはずのカダフィ容疑者、本当はきちんとした罪刑法定主義で裁いてもらいたかったし、彼自身の主張もゆっくり聞きたかった……というのが、私自身の本音です。

まぁ、これまで代々、独裁政治や専制政治ばつかりの国だったため、ここ連日の現地での祝砲や異様なお祭り騒ぎは無理もないと思いますが、実は、これからが遥かに大変だろうし、かつ重要でしょう!!

首都のトリポリ市内でさえも極めて危険な武器が一般人民に広く出回っていたり、また新民主政権は欧米主導でいくか、あるいはイスラム教信者主導でいくべきか?早くも、もめているようですね。

また中国やロシアの政府とか、世界各国の人権団体、国際有力人権団体などは、カダフィ容疑者が殺害された経緯を詳しく説明せよと、リビアの国民評議会(旧反政府団体)に厳しく求めているようで、私自身もぜひ知りたいところですね。

なお、新憲法が制定されて、大統領を持つ正式な民主政府ができるのは、まだ数年は掛かるとか……。当面は綱渡り的な暫定政治が続きそうです。

………今後はあの南スーダン同様、日本の商社や自衛隊もリビアの本格的な国づくりの後方支援に忙しくなりそう。インフラ部門でも、トリポリ、ベンガジでの地下鉄建設や、高速鉄道、高速道路の整備、インターネット向け高速通信回線の整備や地上デジタル放送、携帯電話の普及などなど……。課題は山積しているはずです。そういつまでも、お祭り騒ぎはやっていられないはず!!!

リビアの新民主政府や一般人民は、今のところは豊富なはずの石油資源も、いずれ枯渇することを、もっと厳粛に認識し、省エネとか、環境に優しい生活エネルギーとは何か?についても、これを機会に、真剣に考えて欲しい……と私自身は思いますね。単に日本の福島や浜岡、敦賀などの真似をして、原発をやみくもに建設するだけでは、本当の国づくりにはなりませんから……。
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