……。野良猫が騷いでゐる。うちの周邊は野良猫が多い。猫達のたてる音で目覺める朝は氣氛が良い。
氣氛の良い朝は御洗濯。コインランドリーで衣裳の洗濯を。ガタガタと物音が。猫かしら?音のする方を見る。何と!乾燥機から小父さん。乾燥機から小父さんが。出てきた。吃驚。吃驚。小父さんは何食はぬ顏でどこかへ行つてしまつた。
暖をとつてゐたのかしら?あそこに住んでゐるのかしら?ヤドカリさんなのかしら?そんな事を考へてゐるうちに洗濯が終る。!……。無い。入れた筈のハイヂ先生が作つてくれたかはゆいピンクのぱんつが無い。さうだ、あの小父さんが盜つたに違ひない。あの小父さんは妖精さんだつたのね。あのぱんつを穿いて妖精の世界へ戻つたのね。