輪るピングドラム#24(最終回)  アニメ

 ついに最終回です。
 何はともあれ、幾原監督と全スタッフ&キャストの皆さん、お疲れ様でした。半年間楽しませていただきました。

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 第二十四話(最終回):24th STATION
「愛してる」

 訳が分からないような、ある意味ではストンと腑に落ちたような……

 とりあえず、色々気になっていたことは、全くと言っていいほど説明されませんでした。それはもう潔いほどに……
 どうでもいいことなのに(というか、深く考えることじゃない描写に)、私がまんまと引っかかっていたってことなのかなあ……?

・南極で何があったのか
・こどもブロイラーがメタファーか実在するのか
・眞悧のやさぐれるまでの生い立ち
・クリスタルって結局誰だったのか
・マリオさんっていったい何だったのか
・日記に呪文が書かれていた訳じゃなかったのか?
 苹果の回想からして。
(WHの二人に教えてもらっただけ?)
・呪文は、桃果の呪文とは別だった可能性も? 桃果のは、眞悧が遮る時間があるぐらい長い文章だった描写だよね。
・剣山夫婦は誰に殺されたのか? 使い捨て?

 でも、なんだか……

 ちょっと消化不足かなあって、今は思う。
 しばらくすると冷静に考えられるんでしょうけど。

 一から十まで説明しろとは言わないし、そういう分かりやすいだけのフィクションって私も好きじゃない。
(特に今のドラマは、ながら見できるような作りが多い)

 だけど、それでも、もうちょっと詳細な描写も欲しかったかも。

 輪るのは林檎の形をした愛? 運命? 生命?

 冠葉から晶馬へ、晶馬から陽毬へ、陽毬から冠葉へ。
 この、環状になった三人の運命は納得できましたが。

 彼らは命を分け合い、罰を共に受け、愛を分け合った……

 あかん、もう寝なきゃ……
 頭がぐるぐる廻るよ〜。(23日午前4:00)

 いちばん笑ったセリフ。
 眞悧「マジで?」


 おはようございますっ!
 こんにちはっ!(23日午後15:00)

 眠ったので、とりあえず頭はスッキリです。
 昨夜はやっぱり、見終わった直後に感想書けって言われても、頭の中で整理できないことが多すぎてね〜。

 もちろん、一言で言うとこの作品が=「愛の話」だった、というのは理解できたつもりなんですが。

 ピングドラムとは何ぞや?

 物理的には、陽毬が(晶馬が自分から取り出した)「心臓」を「これがピングドラムだよ」と一応説明はしてくれました。

 しかし、必ずしも心臓っていう訳ではなく、心臓に象徴されるもの、心臓が象徴するもの=生命であり、冠葉から与えられた林檎。
 晶馬の生命を繋いだ林檎、愛と罰を分け合う運命の林檎……といった感じなのでしょうか。運命の果実をいっしょに食べることが、愛。

 冠葉と晶馬が命を分け合い(冠葉が一人で食べていたら、晶馬は確実に死んでいただろうから――それが物理的な死なのか精神的な死なのかは置いといて)、晶馬はブロイラーで死ぬ寸前だった陽毬に与え、そして最終回で、陽毬が冠葉にすべてを返した。

 何と言えばいいんだろう?

 見た目じゃなくて、骨組みが「恋愛などという簡単な言葉では言い尽くせない、聖性の愛(つまりアガペー?)」で出来ていた家、それが高倉家だった……ということなのでしょうか?

 とりあえず、冠葉からすべてが始まったのは分かった。
 冠葉が自分の果実を晶馬に分けたから晶馬は存在し得て、陽毬は晶馬がいたから存在することができた。

 そして冠葉だけがなぜ林檎を持っていたのか、ってことを考えたら、夏芽家の弟妹への愛情があったからなのかな、と思う。


 時系列でまとめると、

・冠葉から林檎を与えられたことを思い出した晶馬が、その命を返す。
 陽毬を介してそれは冠葉に返されたが、冠葉は陽毬を助けることを選んで消滅。
(冠葉や陽毬、晶馬がガラスの破片で傷ついていたのは、ブロイラーですり潰される運命だった描写?)

・晶馬は、呪文の代償を受けて苦しむ苹果に「ありがとう、愛してる」と言い残して、その呪いの炎を引き受けて消滅。

・電車には黒テディではなく白テディが残り、陽毬と苹果が生き残った。

・眞悧は「光と闇」の闇の存在であるから、彼は消えてなくなりはしない。呪いはいつの世界にも存在する。彼は一人残される。
「君たちは幸せにはなれないよ」というCM6のセリフも登場。

・桃果は、「私は行くわ。さよなら」という、アンシーとまったく同じセリフを眞悧に吐いて二つの帽子を持って退場。
 それでも、姿を見せなかった桃果と最後にご対面できただけでも、眞悧はまだ暁生よりマシなのか?
(日記が消えたから、帽子桃果が復活したとも言える?)

 個人的には、ヘタレ暁生より眞悧の方が、光と共存すべき「闇」である分、厄介な存在だと思う。
 そして、誰の心にも闇はあるから彼を憎めない。
 ついでに言うと、私は暁生も憎めない。
 もともと無限に人を救っていて、疲れ果てた姿が暁生だもんね……

・陽毬は、剣山夫婦ではない別の両親のもとに生まれ、その両親は他界? 今はおじさん夫婦と同居しているらしい。

・電車で二人助かった時点で、陽毬にも苹果にもそれまでの記憶がなくなっていた。しかし仲良くなって友達になる。

・この世界でもWHはやはり、陽毬にとって遠い存在のまま。
(恐らくヒカリとヒバリが同級生だった過去も消えている)

・壁がペンキで塗られていない、悪趣味な内装ではない現在の「高倉家」に、なぜか冠葉と晶馬が押しつぶして、必死で縫ったぬいぐるみだけが残り、そのはみ出た部分から手紙が見つかる。

・「大好きだよ お兄ちゃんより」
 どうして泣くんだろう、と陽毬は涙を流す。
(苹果が晶馬をサッパリ忘れているらしい描写が切ない……)
 これ、晶馬と冠葉のどちらが書いたのかなあ……?
 ふたりで書いたのなら、お兄ちゃん「たち」より、だろうし。
 うーん。やっぱり冠葉なのかな。

・そして、家の外を通る小学生二人が「愛の話だよ。分からないかなあ?」という例の(第一話の)会話を……
 その声は冠葉と晶馬、その姿も冠葉と晶馬。

 いつしか、彼らの後ろに広がる無限の銀河。
 彼らは言う。
「どこへ行く?」

 個人的には、このシーンはちょっと木原敏江さんの「夢の碑シリーズ」を思い出した。「風恋記」のラスト、二人でひとつの、未来が見える鬼たちが人里を離れる時のセリフ。

 もちろん、もともとは「銀河鉄道の夜」だというのは分かっているけども。

 さすがに私、双子がどちらも消えるとは思っていなかった。
 OPの絵の通り、冠葉だけ、もしくはそうと見せかけて「同じ方向を走る晶馬と陽毬が消える?」とかは予想したんだけど。

 じゃあ、あのOPは結局「自己犠牲道を突っ走る冠葉(冠葉からすべてが始まった訳だからして)」という意味だったのかなあ?

 でも、よくよく考えてみたら、冠葉だけが林檎を見つけたのは、彼の心に「大切な人」がいて、「伝えたいこと」があると意識した瞬間なんだよね。
 それは、実の弟妹である真砂子(とマリオ)への情愛と考えるのが妥当なんじゃないかな。つまり冠葉も、真砂子とマリオから愛を貰っていたってこと。

 だからこそ真砂子を庇った冠葉の行動で、輪が繋がるような。

 そして、両親がいるにも関わらず、晶馬には「大切な人」がいなかったから、そう思える人がいなかったから林檎が出現しなかった。
 剣山夫婦はどういう育て方をしたんだろ……実子なのに。
 

 ◇

 端的に言えば、こうなるよね。

 男たちは、女たちを命をかけて救った……



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2011/12/30  1:47

投稿者:小林りり子

>まむさま

こんにちは、コメントありがとうございます!

そうでしたね、9話と同じベルトコンベアのシーンで
最終回では3ちゃんがあのぬいぐるみを持ってきましたね。
最後に、陽毬のもとへ届けてから
冠葉と晶馬についていったのでしょうね。

もう本当に、何もかもが泣けます……

2011/12/29  22:23

投稿者:まむ

感想&考察お疲れ様ですm(__)m

小さな事ですが、最終回の後半で手紙が入れられてたぬいぐるみは3チャンが箱に入って移動してくる前に一緒に持ってて届けてくれたものだと思いますよ!(陽毬にはもう3チャンは見えてませんでしたが(;_;))


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