4日ほど前に風邪で寝込んでしまった。薬園台と国立で汗だく状態で劇を観たためかもしれない。
そのため17日土曜は見学を自粛した。午後からの仕事に悪影響があってはいけないし、狭い部屋で真剣な劇を観ている中でゴホゴホと咳をするわけにもいかない。
日曜18日は咳が止まったので、見学をすることにした。ただし5校〜6校見る時間はあるが、体力が回復していないので3校となった。
今日は日比谷高校、都立一貫校の白鴎、小石川の都立伝統校を3校見学した。
1校目は都立日比谷高校。溜池山王駅で降りるが、ここは国会議事堂のすぐ近く。警官が多く警備厳重で、こんな地域に高校があるというのはやや不思議。歩いて正門から入るが、入っていくと各参加団体の宣伝する生徒が多数。校舎外から演劇教室まで直接誘導することもある。全学年全クラスが演劇だから、演技のレベルは高くても観客争奪戦になるのだろう。

装飾は、ほどほど。徹底的に廊下の装飾をするには、ロッカー自体を移動しないと難しいかもしれない。
私が見たのはミュージカル「赤毛のアン」だ。3年の劇だけあって、演技のミスや照明等の不手際は皆無で安心して見れた。このほか「美女と野獣」「ライオンキング」「里見八犬伝」など比較的わかりやすい劇が多い。観客が余分な音をたてず、席を詰めるのにも協力的で、「観客の質」がとても良かったのには感心した。
体力があれば、何も食べないか「ウイダーインゼリー」の類を速攻で食べるだけだが、今日はそうはいかない。牛丼屋で一息ついて、次へ。
2校目は台東区の都立白鴎(正しい字はは白鷗)高校。 都立の中高一貫校だ。かなり久々だが、昔と基本的には変わっておらず、劇をするという伝統はない。(全部の高校で劇をするというのは、没個性でかえって気味悪い) 6年生(高校3年)はクラス参加なしで、5年生(高校2年)はアイス屋や縁日などの出し物だ。元気な女子が目立ち、みな楽しそう。受験生には印象良いと思われる。

中1中2は少し離れた別の校舎で真面目な展示をしている。ステンドグラスが綺麗で目を引く。
3校目は都立小石川高校だ。正確に言うと小石川「中等教育学校」で、大ざっぱにいえば中高一貫の都立中高と言える。
そして舞台発表の「芸能祭」は終了し、今日は各教室での「創作展」の日程になっている。

パンフを見て驚いた。6年生(高校3年)と5年生(高校2年)が全クラス劇ではないか!!!
校舎を進んで驚いた。ゲッ! 廊下の装飾が中途半端ではない凝り方だ。都立国立高校と同種類で同レベルの劇の廊下装飾だ。立体的で、あまり使わない装飾材料を使っており、センスも良い。すごいの一言だ。

こんな装飾もある。うわっ!

この他、廊下にテレビ画面を埋め込み、映像を流すクラスもあり、ここ数年で文化祭の質が急激に上がったようだ。
装飾に驚いていると行列があったので何かと思ったら「あと10分で6年C組の劇、始まりまーす」・・・、えっ?こんな完成度の高そうな劇に直前で入れるの?
行列に慌てて並んで、劇を観ることにした。「また逢おうと竜馬は言った」という劇で、ドジな会社員の男に刀を差した坂本竜馬がアドバイスしながら話がドタバタ進む話だ。(検索すれば原作が出てきます)
演技のレベルは非常に高い。笑わせる劇でありながら、悩む時の表情の変化もあり、練習のあとがわかる。
東京でハイレベルの演劇が見られる高校は4つと書いた記憶があるが、国立・青山・小石川・学芸大附・日比谷の5校と言いなおす。
更に中高一貫で各学年4クラスというのは、今後非常に有望だ。現に中3と高1は30分ほどの短い劇をしているので、高3の最終学年まで、5年間劇を見続けて、中3高1高3と3年間演技を経験していることになる。これは大きい。
個人的な価値観を前面に出した評価では、私は演劇が好きなので、文化祭日本一は都立国立高校で、それに迫るのが都立青山高校と思っている。ただ、小石川が今年ようやく完全に中等教育学校になったばかりだから、この先の伸びが大きいはずだ。壁の装飾は国立高校と対等に張り合えるくらいなので、今後大いに期待したい。

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