2012/1/16

On with the battle  Musings

今日はアメリカの祝日のため仕事は休みです。

しかし、朝から先日の携帯会社とのバトルの続きを…。
今回は相手側からの提案がふたつ。
パケット定額制に加入するか、通話/メールの履歴明細を取り寄せてそこから交渉を始めるか。

パケット定額制は、前にも書いた通り私には全く必要のないものなので、却下。
となると、履歴明細を取り寄せて交渉するしかないわけですが、迷惑メール分の支払いが取り消しになる「可能性もある」というなんとも曖昧な返答で、迷惑メールを拒否するには私の端末からインターネット・メールを完全にシャットアウトするしか手立てがない(=責任は私にある)のだと言います。途中に携帯メールサーバーがあるのに、まるで迷惑メール送り主と私の端末が直接繋がっていて、サーバーは関係ないと言わんばかり。遠まわしにサーバーレベルでのインターフェレンスはないと断言しているようなものです。結果的には携帯電話会社の利益になるわけですから。

なにはともあれ、履歴明細を取り寄せて交渉することになったので、明細を送ってくれるのかと思ったら、まずは履歴明細申込書を送るからそれを記入して身分証明書のコピーと一緒に送り返すように…といいます。

また始まった。日本式融通の利かない非合理主義。
個人情報の云々…と言っていましたが、私のところに来た電話やメールですよ。そんな情報は私の携帯にすでに入っているのに。
だいたいそんな履歴明細なんて今の時代インターネットで見られるようにしておくべきです。そんな時代遅れなことをしてるから、サーバーレベルでスパムをフィルターアウトできないんじゃないかと思います。
「その辺はご理解いただきたいと思います」と言われるたびに、私は「理解できません」
びーあっち。(^^;)
バトルはまだまだ続きます。

昨夜、なんとなくディスカバリー・チャンネルを見ていたら、心理学の実験としてはかなり有名なStanley Milgram(スタンリー・ミルグラム)の権威への服従(Obedience to authority)の実験を再現した番組が放送されていました。
これは、人はどこまで権威の圧力に屈するかを調べる実験で、被験者には実験の本質は知らされません。被験者はこの実験が学習と記憶に関するものだと教えられ、もう一人の被験者(と偽るサクラ)に幾つかの言葉を順番どおりに教えていきます。別室にいる生徒役が言葉の順序を間違えると、先生役の本当の被験者は生徒役に電気ショックを与えるスイッチを入れなければいけません。最初は小さな電流から始まって、間違えの数が増えるたびに電流は大きくなり、生徒役の苦痛のリアクションも激しくなって行きます。実際は生徒役に電気ショックなどは与えられず、リアクションも演技ですが、被験者はそんなことは知りません。被験者(先生)は、どの実験もそうであるように、途中でやめたくなったらいつやめてもいいことになっています。ところが、被験者の後ろには実験実行者である大学教授(これもサクラ)がいて、被験者が「これ以上はできない」と言うと、「続けてください」と厳しい口調で言います。果たして被験者の何パーセントが最後までショックを与え続けたでしょうか?

ミルグラムの実験では63%ぐらいの被験者が、生徒役の悲痛の懇願にかかわらず最後までショックを与え続けました。再現された実験では70数パーセントの被験者が同じように最後までショックを与え続けたそうです。それでも中には、電気ショックを与えると聞いた段階で不快感を露にして、実験を始める直前に「人としてこんなことはできない」と言ってやめた人もいました。電流の数値が上がって生徒役が悲鳴を上げ始めると、被験者のほとんどが困惑の表情を示しうろたえ始めました。けれど、後ろの恐ろしげな教授が続けるように指示すると、多くの被験者が実験を続けます。

これはアメリカでの実験ですが、もしこれが日本で日本人を対象に行われた実験だったら、どんな結果になると思いますか?
私はアメリカ人より多くの被験者が最後まで電気ショックを与えると思います。日本人が非道徳的だからということではなくて、先日も書いたとおり、日本人は総体的に体制に背かず、マニュアルや規則に忠実で、個人よりも集団の和を重んじるから…。私自身も、上から圧力がかかったら、途中でやめる自信はありません。

ミルグラム実験(Wikipedia)

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2012/1/14

悪徳商法  Musings

果たして、私の考え方は間違っているのでしょうか?

たとえば、ですよ、スーパーにりんごとピーナッツと牛乳を買いに出かけたとします。それぞれの商品をカゴに入れるにはいろんな通路を通って行くわけですが、その途中に悪い輩(やから)がいて、あなたには必要のないポテトチップスやチョコレートなどのいわゆるジャンクフードをこっそりとあなたのカゴに放り込んでいました。それとは知らずにレジに向かい支払いを済ませようとすると、カゴの中にはジャンクフードがいっぱい。慌てて「こんなものは要りません」とレジの店員さんに告げると、店員さんは「もうカゴに入れてしまったのだから、払ってもらわないと困ります」と言い返してきました。

あなた:  「でも、開封したわけでもないし…」

店員:   「カゴに入れたものは料金を払っていただきます。お客様がカゴの蓋を持参されなかったのがいけないのです」

あなた:  「ちょっと待ってください。そちらの店内に悪者がいて、勝手な行動をしていることに、なぜ私が課金されなければいけないのですか。そちらでは何か対策を講じているのですか?」

店員:   「少々お待ちください。上と相談してまいります」

10分後

店員:   「それではこう致しましょう。お客様は『詰め放題』をご利用になりませんでしたね。これからこちらの袋にカゴの中の商品を詰めていただきます。入りきった分は量や個数にかかわらず4000円でご奉仕いたします。入らなかった分は個々に支払っていただくことになります」

あなた:  「私が買いたいのはりんごとピーナッツと牛乳で、合計1000円にもなりません。それなのになぜ4000円もする『詰め放題』を利用しなければいけないのですか?」

店員:   「もう一度、上と相談してまいります」

さて、こんなお店があったら、あなたはどうしますか?

まず、こんなお店があるはずはないですよね。悪徳商法として何らかの取締りがあるに違いありません。けれど、ジャンクフードではない品物でこれをまかり通そうとするところがあって、何の法律にも引っかからないようなんですよね。どう思います?

どこでそんなことが起きているかというと、携帯電話会社です。
去年の暮れに、どうしたことか突然大量の迷惑メールが送られてくるようになって、フィルターを掛けたりと一応対策は講じてみたのだけれど、一晩寝ている間に300通以上もの迷惑メールが来るような事態になり、やむなく携帯のアドレスを変えることとなりました。私がアドレスを変える事で完全に連絡が途絶えてしまう人がいると判っていたので、できればそれだけは避けたかったのだけれど、携帯会社はこちらの状況は全く配慮せずに、勝手に送られてきたメールにも課金するので、放っておくわけにもいかないのです。案の定、先月の請求額は「なんじゃ、こりゃ」な金額。でも、私は泣き寝入りしません。

もちろん、これに付いて問い合わせをしました。
どんなやり取りだったかは、上の通り。

まず相手は私のフィルターの掛け方(=上で言うところの『蓋』)が悪いというのです。迷惑メールはインターネットから自動配信されているから、インターネットからのメールを全て拒否して、受け取りたいメールアドレスだけを私がひとつひとつ指定して、ちまちまと打ち込まなければいけないというのです。なんで私がそんな面倒なことをしなければいけないんでしょうか?学校がある時は私の睡眠時間、5,6時間なんですよ。私の反論は「それは、私がしなければいけないことではないんじゃないですか?そちらのサーバーを通して勝手に入ってくる、私には全く必要のないものに対して、私が自分の時間を割いて対策を講じたり、そんなことにお金を払わなければいけないのは理不尽です」

すると、オペレーターは誰かに相談すると言って、私は10分も放置されたまま。
戻ってくると、今度は私が『パケット使い放題』に入っていけないのがいけないといいます。だから今月からその『パケット使い放題』に加入して、それで足りない分は過剰分を払えというのです。でも、ですよ、私は携帯でインターネットは全く使わないし、メール送受信だって月に5回もすれば多いほうで、4200円も払う理由がないのです。その時点では、最初の趣旨から大きく外れて、私が迷惑メール分を払うのが当たり前のような状況になっています。そこで、だいたい私には必要のないサービスを押し付けたり、まるで他人の悪事を助長するように罪のない顧客に課金するとはどういうことなのか、とかなり厳しい口調で反論しました。すると、また誰かと相談すると言って待たせようとするから、私は仕事に戻らなきゃいけないのでそんな暇はないと言い、オペレーターの名前を訊いて、後日もう一度電話をすることになりました。

携帯電話会社にとっては、迷惑メールを送っている人たちも顧客だという考え方なのでしょうか?私たちには必要ないものが送られてくるのをコントロールできず、更に課金までしてしまうのは、サービス業としての携帯電話会社の過失であり、無責任でもあると私は思います。

こんな理不尽な商売は、体制に背かずに、長いものには巻かれてしまう日本でしか成り立たないだろうなぁ。私の考え、間違ってますか?

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2012/1/2

Hello 2012  Daily Life

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明けましておめでとうございます。
2011年はあっという間に過ぎ去ってしまいました。
何か特別なことをしたという記憶もなく、勉強と仕事ばかりの一年でした。
今年は一体どんな一年になるのでしょうか。
良しも悪しきも、それを決めるのは自分次第。

昨年は決められたことをコツコツとこなしていくPassive year(受身の年)でしたが、今年は自分から道を切り開いていくActive yearにします。…とはいっても大学が終わる5月までは昨年とさほど変わりませんが。

夏には念願のヨーロッパ旅行に出かける予定です…とあちこちで公言していたら、同僚のジェリ子さんがクリスマスにヨーロッパのガイドブックをくれました。それを眺めながらあれこれと夢を見る今日この頃です。

そんな空想に浸っている暇があるのはなぜかと申しますと、ただいま学校が5週間の冬休みの最中なのです。残念ながら仕事は休みなしです。これほど長い休みがあるのは今回初めてのこと。一昨年はクリスマスを挟んで1週間しか休みがありませんでした。しかし、学校がないのはなんて気楽なんだろう。…と毎日グダグダしているので、休暇中にやろうと思っていたことが何も出来ていません。

昨年は何冊も本を買ったのに、今リストを見てみるとたったの6冊しか読んでいません。それも科学系の本ばかり。1冊読み終えるのに2ヶ月もかかっていました。読みかけで放置している本もたくさんあって、まずはそちらから切り崩していこうと、5,6年前に半分ほど読んだ本を読み始めました。当時、知らなかった単語の意味を書き込んでいたのを見て、わぁ、こんな言葉の意味も知らなかったんだ…と驚きます。

今年読んだ本の中に「一万時間の法則」ということが書かれていました。スポーツでも何でも世界で通用するようになるには一万時間の練習が必要なのだそうです。もちろん素質や環境も成功の要素ではありますが、その上に一万時間なのだそうです。それについては、まぁ、諸説あるようですが、私は「継続は力なり」を信じています。ある人が言っていたのは、たとえば一日に10分読書をしたとして、10年後にはしなかった人との違いは格段だということ。その反面、2年前には毎日15キロも走れていたのに(そう、あの鳥爆弾の日)、今ではのろのろと一時間走るのが限度。「継続は力なり」「ローマは一日にして成らず」です。…と、そんなことを念頭に置き、今年も小さな努力を重ねていこうと思います。

最近、仕事の帰りに運転しながらInter FMを聴いていると、昔懐かしい音楽が流れてきて、大昔に大学生だったころのことをよく思い出します。最近の激しい音楽を聴いてもただウルサイだけにしか聞こえなかったりするけれど、昔のへヴィメタなどはどうして今でも聴けるんだろう…と考えてみました。加齢とともにウルサイ音楽が嫌いになるのなら、昔の曲だって聴きたくないはずなのに。それはやっぱりその音楽を聴いていたころの記憶がよみがえってくるからでしょうね。

前期に「Sensation and Perception」というクラスをとりました。Sensation(感覚)というのは感覚器官(目や耳や皮膚など)で感知し、障害がない限りは大概の人が同じ経緯で同じ情報を脳に送ります。これをボトムアップ・プロセスと言います。同じ情報を受け取った脳が個人のそれまでの経験や知識に基づいてその情報を処理するのがPerception。こちらはトップダウン・プロセス。例えば、今後ろで流れている「People are People」を聴いていると、私は大学の寮の部屋やこの曲が入っているアルバムジャケットの写真を思い出したりするけれど、初めてこの曲を聴く人はまったく別の感情を抱くわけです。耳から入ってくる情報はどちらも全く同じなのに。当たり前と言えば当たり前ですが、この脳のプロセスを解明していくのが面白い…と私は思うのです。ただの電気信号と化学物質の働きなんですけどね。来期は「Cognition and Memory(認知と記憶)」です。これはもっと面白そう。

なんだか収集がつかなくなってしまいましたが、今年はもう少し頻繁にブログを更新できればと思っています。(そんなこと書いて大丈夫かなぁ)

2012年が皆様にとって素晴らしい一年となりますように。
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2011/8/27

夏休み  Daily Life

お久しぶりです。
先週ようやく夏学期が終わり、今週は一週間だけ夏休みです。普段は学期が終わると次の週には新学期が始まるので、今週は貴重なお休みでしたが、仕事には普通に出勤しないといけなかったので、気分的に多少余裕のある週…という感じでした。学校に通い(物理的には通ってませんが)始めて、ちょうど一年が経ちました。仕事の都合もあってちまちまと一クラスずつしか取れないでいますが、この一年間に多くを学びました。この分野に関する知識がほとんどなかったこともありますが、この専門分野を活かす道はもともと私が考えていた事以外にもいろいろあるのだということを知りました。私の場合は卒業までにまだ最低一年はかかるし、その後も院に行かないとこの学位は全然使えないので、大いに見聞をひろげて、これからどの方向に進むかを決めようと思っています。

今回は人の行動心理や傾向について学びました。その上で感じたのは、人はこれほど単純で愚か者なのかということ。(笑)何でも自分の都合のよいように考えるのが人の常なのだそうです。他人の失敗は内因に帰する(その人の内面の問題)と決めつけ、自分の失敗は外因(自分の意志の及ばない事)のせいにする傾向があるのだとか。例えば他人のテストの点数が悪かったのは勉強不足が原因で、それが自分の場合はテストが必要以上に難しかったためと思い込むそうです。さらに自分の成功は内因、失敗は外因のせい。教科書にはこの傾向はユニバーサルだと書いてありますが、ヒジョーにアメリカ人らしい…と思ったのは私だけでしょうか?(^^;) しかし、「これは私には当てはまらない」と思っている私が一番の愚か者なのかもしれません。(笑)

もうひとつ興味深かったのは、Interpersonal attractionについて。男性が女性に、女性が男性に惹かれるときに、最も重要視することは何でしょう?がっかりしますよ。(笑)男性→女性=「Physical attractiveness (容姿)」、女性→男性=「Resources(現代の言葉だとお金・財産)」こう断言されてしまうと(それも学術書に)、なんだか虚しい気がしますね。生物学的に進化論の観点からもこれは正しいのだそうです。女性の美しさは健康につながり、Reproductive success (繁殖成功)を示唆し、女性は財力(昔ならば食料供給力)のある男性によって生き残れるということらしいです。進化論的に言えば、種の存続にはSurvivalとReproductive successが全てですからね。まぁ動物ならともかく、人間には「心」というものがあるのは無視してもいいんでしょうか、ね。

この授業に限らず、今までのクラスでもとにかく、あちらこちらに進化論の観点からという説明が出てきて、ダーウィンって実はすごい人だったのね…と感心しています。それまでは恥ずかしながら、「人は猿人から進化した」ぐらいの知識しかありませんでした。ほら、私、高校時代、落ちこぼれでしたから。(^^;)

♪ダーウィンは偉い人 そんなの常識〜 タッタタラリラ…♪

最近は仕事も忙しくなってきて、朝起きて鏡を見ると、自分の顔がムンクの「叫び」のようにやつれている気がします。震災後に一時帰国していた子供たちが一斉に戻ってきて、更に生後6週間の赤ちゃんたちが入ってきたりして、一日中私たちの部屋はバタバタしています。それでもアメリカから戻ってきた子供たちはちゃんと私たちのことを覚えていてくれて、そういうところがとても愛らしいのです。相変わらず子供たちにはあだ名を付けてます。ロシアのおサルのキャラクター(名前が浮かばない)がいたり、大阪のおばちゃんみたいなアフロな女の子Avaは「おばちゃんエバちゃん」。キャベッジ・パッチ・キッズそのままの女の子。ハリーポッターのドビーに似た女の子。シュレックのフィオナ姫。純白人アメリカ人女の子なのになぜか加藤茶。動物系だとおサルはもちろん、あざらし、ハエ、アリなどなど…。なんだかヒジョーに聞こえは悪いけれど、あだ名をつけることは私たちの愛情表現なのです。(^^;)私が入ってしばらくして6週間で来た子供たちがそろそろ15ヶ月になり、上のクラスに移っていきます。アリさんのアンジェリアは最近「はい、どうぞ」や「ありがとう」という日本語が話せるようになり(パパとママは全く日本人ではありません)、「おはよう」と言うとお辞儀をします。これもBiopsychのクラスで学んだのですが、赤ちゃんは10ヶ月(だったかな?)ぐらいまでは世の中のどんな発音も聞き取れるのだそうです。日本人の赤ちゃんでもLとRの違いは判るのだとか。ただ、そこからは耳に入ってこない音は聞き取れなくなってしまうらしく、日本語しか聞いていない赤ちゃん/子供にはLとRの違いがうまく聞き取れなくなるそうです。うちのクラスでは、私ともう一人の日本人の先生がかなり無意識に日本語で子供たちに話しかけたりしているし、ひとつ上のクラスは半分以上の先生が日本人なので、みんな日本語が上手になりそうです。そういう環境もいいかもしれません。親によってはそれを嫌がる人もいるので、そういう苦情の多い親に対しては最低限のことしかしないことにしています。エクストラはなし。ホントにいるんですよ、モンスターペアレンツって。

さてと、久々に宿題をしなくていい週末。何をしようか。でも、心配性な私は月曜日から始まるクラスの教科書を読んだりしちゃうんだろうなぁ。結局私の生活は仕事と学校とちょこっと家事。更にちょこっと趣味で本を読んで、ちょこっと走る。そんな毎日です。(音楽もちょこっと聴いてます)
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2011/6/9

近況  

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お約束の6月半ばがやって参りました。(???)

今週でようやく10週間のコースが終わり、昨日期末試験を受けてきました。本当はまだ明日提出しなければいけない論文が(↑)があるのだけれど、何度も何度も読み返していたら、何がなんだかさっぱり分からなくなってきたので、ひと休み。

今回は何を学んでいたかと言うと、中枢神経(特に脳)と行動の関係です。そう、ワタクシ、理系のお勉強をしているのです。高校時代には赤点すれすれの点数を取っていた「生物」よりずっと複雑な内容です。人生って不思議ですよね〜。でも、この脳科学、なかなか興味深い内容です。右脳と左脳の違いや記憶、学習、性行動(^^;)その他諸々について学ぶわけですが、どうしてこんなに面白いのかと考えてみたら、未知の分野だからじゃないかという気がしてきました。知識がないところから始めるとなんでも素直に受け入れられるのかもしれません。教科書を読みながら「へぇ〜」「ほ〜」と唸ることたびたび。そういう内容は結構いつまでも覚えていたりするものです。

記憶といえば、まぁ、もう年齢が年齢なのでテストの前の丸暗記というのは非常につらいものがります。(あ、でも今回のクラスで、大人の脳も柔軟性がある=老化するばかりではない、と習いました。)以前、どこかで東大生のノートは理路整然としているという話を聞き、最近はテストの前に、教科書の図解をカラーコピーしたものを貼り付けて説明をつけたノートを作っています。ノートをビジュアルに作るとテストの最中に、「あ、あのページにあった…」と思い出す糸口になるのです。ちなみにビジュアル情報を処理するのは大抵の人の場合右脳です。文章は左脳。

とまぁ、そんなことをあと1年続けることになります。計画通りに来年の6月に卒業できたら、その後はニューヨーク経由でヨーロッパ放浪の旅に出る予定です。さらに、その後も私のエンデバー(長期計画)は続きます。夢を見ているうちが花なのかもしれません。

今週は丸々一週間仕事を休みました。テストがあったということもあるけれど、来週で仕事を始めてちょうど一年になるのです。その間、特に長い休みをとるわけでもなく、震災後のゴタゴタの後も一日も休まずに出勤したのだから、そのくらいいいでしょう…ということで。アメリカに避難していた同僚たちもちらほらと帰ってきたし。

避難で思いだしたけれど、福島の原発で実は震災後すぐに炉心熔解(メルトダウン)が起きていたという事実が次々と明らかになっていますが、思い当たることがあるのです。震災数日後から一週間ほど、私の職場では子供たちを外で遊ばせることも、窓を開けることも、暖房(空調)を入れることも禁止されました。原子力空母が近くにいるような特殊な場所にある施設なので、その空母が独自に放射線量を観測して上部からそういう勧告があったということですが、私たちは仕事中には外に出られないので、子供たちを迎えに来た父兄にどういうことなのかと訊ねたら、CTスキャンと同じ程度の放射線を継続して浴びているのと同じ状態らしいとのことでした。その後すぐにアメリカへの自主避難が始まり、うちのクラスの子供たちは全員アメリカに帰ってしまいました。日本の報道を見ていた私たちは「アメリカ人はなんて大袈裟なんだろう」と驚いていましたが、今考えてみると、国家資金を使ってあれほど多くのアメリカ人を本国に送るのには、それなりに相当な理由がなければ無理だっただろうし、外国メディアの反応もただの過剰反応ではなかったのかもしれません。外の空気が黄色かったのもとても気になります。私と息子は学校のこともあったのでここにいましたが、夫は職場自体が沖縄に移ってしまったので4月の中旬までずっと沖縄に行っていました。

放射能は細胞や遺伝子に変異(mutation)をもたらすとても危険なもので、微量だから安全ということはありません。もし本当にそれほどの放射能が放出されていたのなら、パニックを避けるためなどと言っていないで、本当の情報を流さなければいけなかったのではないかと思います。実はみんな被爆していました…では済まされない問題です。「ただちに健康に影響があるものではない」という言葉、ずっと気になっていました。放射能で細胞に異変が起きてから癌の発見に至るまでには10年も20年もかかるのに。進行はすぐに始まるけれど…。

次の更新予定は、8月…かな!? あしからず。
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