2016/11/14

備えあれば…  Musings

今朝、初霜が降りました。

いつものように明るくなってから外に出たら、芝の上が一面に真っ白になっていました。「やられたー!」と慌てて裏庭にまわって畑の野菜を見ると、枠内の縁に近いところの野菜が凍っていました。ただ、そろそろ霜が降りるかもしれないことを予想して、昨日のうちに畑のボックスの周りに棒を立ててビニールシートを張っておいたので、直接に霜の被害を受けたのは外側の野菜が少しだけでした。ビニールシートをかけておかなかったら、野菜は全滅していたかもしれません。日中に様子を見に行ったら、凍っていた青梗菜がもとに戻っていました。よかった!

先週は大統領選挙がありました。私はアメリカの国籍を持っていないので投票権はありませんでしたが、どちらかに投票しなければならないとなったら、迷わずヒラリーに投票したでしょうね。

投票日の開票が始まってから数時間はテレビで成り行きを見ていましたが、その時点では接戦で、票の数えなおしになるかもしれないということだったので、さっさと寝てしまいました。翌朝起きた時には大統領選挙のことなどすっかり忘れていて、いつものようにパソコンを立ち上げて微々たる持ち株の動向をチェックしたら、暴落しているではないですか!「げっ、トランプの当選だ!」とニュースを見る前に知りました。

ヒラリーにも問題点がないとは言えませんが、どちらの公約が現実的かと考えたらヒラリーの公約です。トランプの公約には中身がありません。あれをする、これをする、というだけで、Howの部分がまったくありません。大統領に当選してすでに、インフラ構築事業をふやして、仕事を作るとかなんとか言っているそうですが、そのお金はいったいどこから出すんですか?トランプの計画をすべて実行したら、アメリカは現在の負債の上に2兆ドルをプラスすることになるだろうと言われているそうです。国民の無知を利用して、国民感情を煽り、悪い意味でのナショナリズムを人心に植え付ける危ない人物だと私は理解しています。アメリカ人の多くは世界情勢などほとんど知らず、自分の周りのことにしか興味がありません。アメリカの敵はISISやアルカイダだけだと思っているから、トランプが「日本を守るために大金を費やして米軍を派遣している」というようなことを言うと、「なんでそんなことをする必要があるんだ」とすぐにその言葉を信じ込んでしまいます。米軍が日本に駐留しているのは日本のためだけじゃなく、中国やロシアをけん制するために駐留しなければならない理由があるということは、普通のアメリカ人は知らない人のほうが多いでしょう。トランプの言葉で、まるで日本人のために自分たちの税金が使われているように思いこんでいます。TPPや環境議定書にも同意しないとすでに公言していて、移民排斥を煽るような言動を見ても、アメリカはどんどん世界から孤立して、ナショナリズムを募らせていきそうな気配があります。そして、それに危機感を覚えない国民が半数以上いるということ自体がすでに恐ろしいことが始まっている証拠のような気がします。

富の分散が広がっている今、アメリカや日本の一般の国民がかつてのような裕福な生活をおくるのは難しくなっています。中国やインドやブラジルなどの中流階級家庭が増えれば、富がそちらに流れていくのは当然のこと。ただ、豊かな生活を知ってしまったアメリカ人が今まで以下の生活で我慢できるはずもなく、不満ばかりが募っていきます。だからと言って、変化を求めてトランプのようなアジテーターの意のままになるのは、大きな賭けです。今の世界的な状況では誰が大統領を務めても劇的な好変化は望めないでしょう。だから、賢いまともな政治家は誰も立候補しません。

ヒラリーの敗因の一部にオバマケアを引き継ぐことに対する国民の不満があったのは確かかもしれません。オバマケアは確かにうまく機能しているとは言えませんが、トランプにいったい何ができるでしょうか。オバマケアを廃止する以外に何か具体的な案はありましたっけ?医療制度の改革はまず国民が払えないような破格な医療費をどうにかすることから始める必要がありますが、莫大な学生ローンの支払いを抱えた医師の給料を減らすわけにもいかず、ここまで膨らんだ医療費を明日からいきなり日本のレベルに下げることもできないでしょう。国が負担するとなると、税金を上げない限り負債が増えるだけです。自分の持つ巨額の富で賄ってくれるというのなら話は別ですが…。

まだまだ言いたいことはありますが、決まってしまったことに何を言っても始まりません。

トランプ新大統領が、周りを自分のお気に入りで固めて暴走するようなことがないように祈っています。
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2016/11/6

朝型人間  Daily Life

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アメリカでは昨日で夏時間が終わり、今日から標準時間が始まりました。

今朝目が覚めたら時計の時刻は5:34になっていて、「あれ?5時過ぎなのに、スマホのアラームが鳴らなかったぞ…」と思ってスマホを手に取ると、まだ4:34でした。電子機器は勝手に時間が変わるんですね。もうひと眠りできるかな、と目を閉じてみたけれど、やはり体はいつもの起床時間を過ぎていることがわかっているようで、眠れませんでした。

コーヒーを淹れて、メールをチェックしたり、ニュースを読んだり、ソーシャルメディアをチェックしたりしていたら、6時過ぎに外が明るくなってきました。やった!これを待っていたのです。昨日までは7時過ぎまで外は真っ暗で、それからランニングに出かけて帰ってくると、すでに8時をまわっていて、午前中がとても短かかったのです。今日は6時半には外に出られたので、うれしくてついつい新しいルートを開拓したりしちゃいました。家に戻ってきてもまだ7時です。昨日まではこの時間はまだ真っ暗だったのに、今朝は朝日が燦々と降り注いでいました。

アメリカに来て何が嫌かというと、朝起きたときに外が明るくないこと…。一年中でいちばん日の出が早い6月20日頃でも朝5時はまだ真っ暗です。標準時間に戻った今はすでに11月なので、朝5時に外が明るいはずはありません。朝型人間の私には夏時間は必要ありません。夜9時就寝なのに、真夏に8時半ごろまで陽が沈まないのは迷惑だったりもします。ベッドに入っても、外はまだ明るいんですから。

これから冬至までは徐々に日の出の時間が遅くなり、きっとまた7時過ぎまで外が暗い日々が訪れるのでしょうけれど、つかの間の「少し長い朝」を堪能しようと思います。

話は変わって、畑の近況を…。

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水菜です。これは先週撮った写真ですが、今週はもっと丈が伸びて30pぐらいに伸びた葉もあります。これは一気に刈るのではなく、外側から摘んでお味噌汁の具にしています。ルッコラやケールが青虫に食べ尽くされているのに、水菜には全く虫が付かず、「アメリカの青虫はまだ水菜の味を知らないと見た。しめしめ」と思っていたら、とうとう発見されてしまいました。青虫は葉の色と同化していてなかなか見つからないのだけれど、割り箸を手に日々格闘しています。つまんだ青虫はフェンスの外に捨てます。虫といえども、殺すのはやはり嫌です。

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こちらは青梗菜とカブ。カブはそろそろ間引かないといけないのだけれど、私は根(カブ)よりも葉っぱが食べたいのです。

手前にちょこちょこと生えているのは、コラードグリーンです。コラードグリーンはゴワゴワしたお菜で、南部料理には欠かせない食材です。これからのホリデーシーズンには、コラードグリーンの葉をクタクタになるまで煮込んだお料理を作る家庭もあります。うちの苗は間に合わないかもしれません。

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こちらの箱には、葉がぼうぼうに茂って収拾がつかないニンジン、もうすぐ収穫できそうな青梗菜、虫食いの中国菜(これがなかなか美味しい)、ビーツ(赤紫の葉)などが育っています。写真では見えないけれど、ブロッコリー二(茎ブロッコリー)やルッコラ、ケールもこの箱で育っています。先日、ニンジンの葉を胡麻和えにして食べてみたら、春菊とセリを足したような味で、なかなかのお味でした。こんなにたくさんあるし、捨ててしまうのはもったいないから、工夫して食べようと思います。ビーツの葉も炒め物にしてみましたが、こちらは微妙。美味しくもないし、不味くもないといった感じ。彩にはいいかもしれません。

葉物野菜はしばらく買わずに済みます。
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2016/11/4

Stripped   Music

相変わらず退屈な仕事をしていまして、この仕事をしている時はパソコンの時刻表示にやたらと目が行ってしまいます。「は〜、まだ2分しか経ってない!」といった調子で…。私は流れ作業のように頭を使わない単調な仕事をするのは一向に苦になりませんが、中途半端に集中力が必要で単調な作業というのが苦手です。ただクリックを繰り返せばいいだけの仕事なら、楽しいことを妄想しながら適当にクリックしていればいいけれど、AとBの正しいほうを選んでクリックするとなると、妄想しているわけにもいかず、つまらないのでついつい時計ばかり見てしまいます。作業中にできることといったら、音楽を聴くことぐらいです。

デスクトップで仕事をしている時にはiTunes のプレイリストの曲を聴いていますが、ノートパソコンのほうには1曲も入っていないので音楽ストリーミングアプリのSpotifyでプレイリストを作って聴いています。いつだったか、トップページに日本の楽曲のプレイリストがあったので、興味本位で聞いてみました。アーティストの名前を見ても誰も知りませんでしたが、まぁ、とにかく聴いてみました。感想はというと、ふうむ、これが今どきの音楽なんでしょうけれど、ふうむ…。こうして私は時代遅れな人になっていくのでしょうね。(笑) だいたい、日本にいたって日本の音楽を聴くわけじゃない人がアメリカで日本の音楽を聴いても、「あ、日本語だ」と思うくらいです。それにこのプレイリストはアメリカ人に聴かせるために特にマニアックな曲を選んだような感じで、「もう、いいや」と思って自分のプレイリストの中の曲を聴いたら、なんだかすごくまともに聞こえました。

今日は久しぶりに私の大好きなDishwallaというバンドの曲を聴こうと思って検索してみたら、彼らの代表曲「Counting Blue Cars」の20周年記念シングルが出ているというではありませんか。あれからもう20年になるとは…。あの頃、私はここに住んでいました。当時通っていた大学への行き返りの車の中で毎日Dishwallaを聴いていました(カセットテープで!!!)。そこで、そのアニバーサリーバージョンを聴いてみると、むむむ、なんじゃこりゃ!ボーカルが違う人。そうだよね、JR (オリジナルのボーカル)がDishwallaに戻ったという話は聞かないもんね。現在活動しているDishwallaには申し訳ないけれど、私はやっぱりJRの声じゃないとダメです。JRは世界中で最高に好きな3人のボーカリストのうちの一人ですから。

それで気になってJ.R.Richardsで検索してみたら、なんとJRも新しいソロアルバムを出していて、全曲Dishwallaのアコースティック・セルフカバーです。このアルバムが素晴らしい。欲を言えば、あの曲もこの曲も入れてほしかったというのはありますが、十分に贅沢なアルバムです。タイトルの「Stripped」は全てを取り除いたアコースティックという意味でつけたのでしょうが、JRのDepeche Mode好きに関連した部分も多分にあるのではないかと思います。私のDepeche Modeの一番好きな曲が「Stripped」です。きっとJRもです。初めてDishwallaの曲を聴いたときに、曲調は全然違うのに、この人たちはDepeche Modeのファンに違いないと感じました。そうしたら、本当にそうでした。少なくともJRは。

久しぶりに素晴らしい音楽を聴いて興奮してしまいました。日本の変な音楽を聴いた後だから余計に…(^^;)

こちらのYouTubeページから全曲試聴できますが、1曲貼っておきます。どれにしようかな。「Counting Blue Cars」がいいのはもちろんだけれど、オリジナルとの違いがとっても面白い「Charlie Brown’s Parents」も私の大好きな「Mad Life」も「Until I Wake Up」も「Angels or Devils」も最高です。


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2016/10/23

週末の労働  Daily Life

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今朝は急に気温が下がり、すっかり秋らしくなりました。つい先日は気温が30度近くまで上がって、真夏のような暑さだったというのに…。でも、もう10月下旬ということは、寒くなって当然なんですよね。来週はもうハロウィンです。子供がいない我が家はハロウィンもただの月曜日ですが…。

さてさて、しばらく前に種まきをした野菜が大きくなってきました。上の写真は三つ葉です。春にカリフォルニアから種を取り寄せて、あちこちに三つ葉の種をまいてみたのだけれど、どれも発芽せずに、もしや不良品の種なのでは…と思っていたら、蒔く時期が違っただけでした。三つ葉は暑さに弱いのだそうです。これがもう少し大きくなったら、親子丼が作れます♪

畑のほうには葉物野菜がいっぱいです。青梗菜、水菜、ルッコラ、紫ケール、ブロッコリー二、中国のお菜、コラード・グリーンが所狭しと生えています。その他に、カブやビーツ、大根、二十日大根、コールラビ(まだ発芽していませんが)といった根菜類も育っています。ほうれん草は酸性土壌に弱いらしく、春に蒔いたものはほとんど育たなかったので、今回は重曹(本当は石灰を使うのでしょうが、家になかったので)を混ぜた土を入れたプランターで育てています。今のところ順調に育っています。春に植えたニラは夏の間中ずっと針のように細くて5センチぐらいしか丈がなかったのに、ここにきて急に伸び始めて、もうすぐ収穫できそうです。これはチヂミがいいかな。

そんなわけで、最近は週末になると畑仕事ばかりしています。

それに加えて、この間の嵐で倒れた木の解体と枝を短く切る作業が難航して、ここ2週間ばかりはそれにかかりっきりでした。

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というのも、…。まぁ、倒れた木から枝を切り離す(↑の状態)のは、お隣さんの協力もあって意外とすぐに片付いたのです。

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ところが、幹や枝を前庭に運んでから、切株と山盛りの残骸を処分してもらうために業者さんの見積もりを頼んだら、650ドルもかかるというではありませんか!去年は倒れた木をそっくりそのまま処分してもらって、たったの300ドルだったのにですよ!650ドルといったら最安値で買える日本行き航空券です。腑に落ちません。

業者さんが来たときは私しか家にいなくて、私が全部説明して見積もりをしてもらったのですが、絶対にボラれたと思っています。アメリカではよくあることです。女性が車のオイル交換に行くと、あれも直したほうがいい、これも直したほうがいいと勧められて、とんでもない料金になってしまうというのは有名です。今回の見積もりもそれと同じようなことなのだろうと思います。あの嵐で倒れた木は相当な数だったはずだから、他にも不当な料金を吹っかけられた人がいたでしょうね、きっと。

で、どうしたかというと、丁重にお断りしました。

その代わり、枝の一本一本を120p以下に切り、道路わきに120x120x120のサイズに並べて置いて、市に無料で回収してもらいました。この作業に2週間ぐらいかかりましたが、いい労働でした。為せば成る!

切株も春までには何とかします。

ちなみに、この木はモミの木の一種で、枝を切ると、クリスマスツリーのようないい香りがしました。もう少し遅い時期だったら、クリスマスツリーとして売れたかも(^^;)

あの嵐の後、外のレンガ壁(暖炉の外側)の小さな穴から何かの芽が出てきました。これ、軒下です。こんな高いところにどうやって種が入り込んだのか、不思議です。

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2016/10/9

Matthew  Daily Life

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ハイチに大きな被害をもたらしたハリケーン「マシュー」がこちらにもやってきました。

数日前の予報では、マシューはフロリダから北上して大西洋に抜けるということだったので、昨日は呑気にディナーに出かける予定などを入れていたら、夕方から大雨が降り始めて、一緒に出掛ける予定だった友人から「道が川になっていて外に出られない」という連絡が入りました。そこで、予定は急遽キャンセルに…。我が家は洪水ゾーンではありませんが、この地域は夕立ち程度で洪水になってしまう場所も多いのです。

昨夜は風雨もさらに激しくなり、今朝起きたら、裏庭の木がこんなこと(↑)になっていました。我が家の木が倒壊したのは去年に続き2回目です。地盤が弱いのでしょうか。幸い、家にもお隣にも被害はなく、フェンスがもしかしたら倒れているかもしれない程度で済みました。これが家のほうに倒れていたら…と思うと、恐ろしい〜。実は去年倒れた木も、私たちがちょうど車で出かけている時にいつも車を停めている場所に倒れてきたのでした。あの時、出かけていなかったら、車はきっと完全に下敷きになっていました。

我が家はこの程度で済みましたが、ハイチでは死者数が800人以上に上り、さらにコレラが蔓延し始めていて、それによる死者も出ていると今朝のネット上の報道で読みました。ハイチは数年前の地震やハリケーンの被害からの復興が進まないままに、また今回のハリケーンで被災したのだそうです。

ハイチの一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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