2009/7/17

山紫水明の由良川河畔風景  綾部の文化財

「山紫水明」とはここのことを云うのだと、小学生のころ世間知らずの私は信じていた。対岸に「紫水閣」という旅館があったり、「紫水ガ丘」と呼ばれる高台がある。水鏡が見事に山を映すところである。
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綾部大橋上流の「現長旅館」の前から撮影。二つ並んだ「伊根山」と「大師山」が仲睦まじい。「水無月祭」の花火大会では、ここで「万灯流し:精霊送り」が行われる
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今は冬だが夏には、カヌ−やボ−トが見られる。この写真は数年前に写したものであるが、良く見ると川岸に枝が垂れ下がるのは「クロマツ」ではないだろうか?
並松の「クロマツ」:綾部の古木名木100選を取材中の四方續夫事務局長に問い合わせてみる。
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川幅が広いので、水の流れは綾部井堰に堰き止められて緩く流れる。山家からの由良川下りも此処まで来ると手で漕がないと進まない。
 真夏日に蛇が対岸の笠原神社の森をめがけてクネクネと水を切って蛇行しながら、水上を泳ぐ有様を見かけたこともある。
 太陽の照りつける水面を一匹の大きな青大将が、鎌首を持ち上げ、体をくねらせてシュッシュッと水を切りながら、尾っぽを支点にするように蛇行して、かなりの速さで広い川面を渡っていった。
 「蛇が泳いでいる!」と妙に感心し、こんな何も無い無防備なだだっ広い水面で、鳶にでも襲われたらどうなるのだろうと思いながら、対岸に見えなくなるまでじっと眺めていたものだ。

歌人が、この並松周辺で詠まれたものを記してみる

綾部市並松町上番取8 由良川畔 第一浄水場前  
 岸本水府  仲のよい二人のような山と水

綾部市並松町上番取8 由良川畔           
 荻原井泉水 水や日日銀鱗年々新たなり

綾部市味方町 紫水ケ丘公園内 紫水閣庭内  
 吉井 勇  綾部川の水のひゞきの中に聴く人の心の高きしらべを

綾部市味方町 紫水ケ丘公園内         
 吉井 勇  うつくしき綾部の空を見つゝ思ふいまも飛へるや金色の鳩 

綾部市味方町 紫水ケ丘公園内        
 荻原井泉水 夏雲白し山中広し市をなす

綾部市味方町井上寺48 宝住寺境内 句碑羅漢
 丸山海道  山蟻の 親の教へに 迂回かな
注)丸山海道氏は、京都の俳句結社「京鹿子」の元・主宰
   宝住禅寺住職の河野義方禅師より教えていただきました(感謝)

綾部市 久田山(由良川を見下ろす丘)     
 加藤克巳  山もとのかすむあたりの遠じろの由良川うねる神の代のごと



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