2008/9/26

元天台宗の「下庄講中」の綾部市の指定文化財である平安時代の5つの木造像  綾部の文化財

京都府綾部市「元何鹿郡(いかるがぐん)」上林地区の睦寄町には元天台宗の寺の仏像を守っている「下庄講中」がある。堂内には阿弥陀三尊が祀られ、その前に二天が配されている。阿弥陀如来坐像は桧の一木造りで、これに両足部を矧寄せ、上品中生印を結び、通肩(つうけん、両肩を覆う衣のまとい方)であるのが特徴です。頭部は肉髻(にくけい、仏の頭にある椀を伏せたような形のふくらみ)が高く盛り上がり、裸髪は大粒で、肩をいからせ胸腹部は肉取り厚く、大きく張った両足部には充実感があって、平安時代初期の特徴を良く備えている。納衣(のうい)の衣文は太く、両足部では深く組んだ足首引き込まれている。像全体のいたみが甚だしく、後世の泥地彩色によって、像表面が厚く覆われているが、10世紀ごろの作と考えられている。脇侍の観音菩薩と勢至菩薩も平安時代後期の作と考えられるが、後世の補修と彩色が稚拙なため、像がいたんでいるのがおしい。二天像は四天王の内の二天のみが造られたと思われる。像容に力感が溢れており、刀法も優れている。彩色は剥落しているが後補がないためかえってよさを残している。平安時代後期の作であろう。5像とも綾部市市定文化財である。綾部資料館発行「あやべの歴史のみち」より抜粋。

1.中央の阿弥陀如来坐像(市市定文化財・58.1センチメートル)
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2.右の脇侍(市指定文化財・勢至菩薩立像・152・2センチメートル)
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3.左の脇侍(市指定文化財・観音菩薩立像・150.3センチメートル)
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4.二天像(市指定文化財・右・140.5センチメートル)
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5.二天像(市指定文化財・左・140・7センチメートル)
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