2007/7/23

近江国・湖南三山その一・善水寺  文化財研修記

滋賀県の「湖東三山」の百済寺、金剛輪寺、西明寺は昔から有名であるが、最近「湖南三山(こなんさんざん)」として、めきめき売り出してきたのが、合併し、湖南市となった所にある全て国宝の本堂を持つ、善水寺、常楽寺、長寿寺である。平成20年度の研修旅行実施の為、調査に行ってきたので、本HP読者にはここで順次紹介していきます。先ずは湖南市岩根3518にある西国薬師霊場第47番札所でもある岩根山・善水寺(ぜんすいじ)を紹介します。このの寺は奈良時代和銅年間(708〜715)元明(女帝)天皇勅命により鎮護国家の道場として創建され和銅寺称した。平安時代に入って比叡山延暦寺を開創された伝教大師が、この甲賀の地に入り、比叡山・延暦寺建立の為の用材をこの地に求め、居住していた所、この寺のある岩根山(標高405・5メートル)の中腹より一筋の光が目に射し込み、その光に誘われままに当地に登られた。山中に堂、その東に百伝池あり、地中より一尺八分、閻浮檀金の薬師仏を勧請され、その薬師仏を本尊として請雨の祈祷を修すること七日間、満願の日に当たって大雨が一昼夜降り続き、流れの勢いで、そのまま用材は川を下り琵琶湖の対岸比叡の麓に着岸したと云う。後に、京の都で桓武天皇御病の祭、伝教大師、霊仏出現の池水を以ってこの薬師堂の宝前で病気平癒の祈祷を修すること七日、この霊水を天皇に献上されたところ御病気忽ち平癒されたと云う。この縁によって「善水寺」の寺号を賜ったと云う。本堂内部には厨子(国宝)が有り、国重文の薬師如来像(座高103CM)や多くの国重文の梵天・帝釈天・や昭和28年の大水害で流出した、仁王門の一対の仁王像(高さ2・5M)も見学できる。春秋の特別拝観期間以外は予約が必要で拝観料500円です。

善水寺山門
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国宝・善水寺の全景(七間に五間・入母屋造・桧皮葺で前面に向拝がない。)
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善水寺本堂正面「南北朝時代,貞治五年(1366)再建}
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元三大師堂「江戸時代、正徳三年(1713)再建で本尊・元三大師良源大僧正の等身大像を安置している。」
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元三大師堂内部(等身大の大師像が少し見える。)
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百伝池(百伝の池、ももつての池に訓ず。岩根池とも云う。)
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善水寺の謂れの「霊水場」
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