車の燃費が世間一般で話題になったのは、ホンダシビックのCVCC(複合渦流調整燃焼方式)が最初だと思う。
70年当時は、車の燃費などあまり気にせずに、車の走行性能やスタイリングを重視する傾向にあった。
当時の若者のあこがれは、トヨタ・セリカLB、日産・スカイライン2000GT、三菱・ギャランGTO、マツダ・サバンナ・ロータリーなどの高性能エンジンを搭載したスタイリング重視の車でした。
もちろんそのスタイリングは、十分に今の時代でも通用するし、ぜひハイブリッド車や電気自動車になって復活して欲しいものである。
1970年に米国で発行されたマスキー法(排ガス規制法)をクリアするため、ホンダのシビックには、混合機を希薄にしても確実に燃焼できる様に副燃焼室を持ったエンジンが搭載されました。
この頃から大衆車の燃費性能向上が叫ばれ、各カーメーカーでも排ガス規制対策と燃費性能向上を進めていく事となった。
当時のユーザーは車のメンテナンスが燃費向上対策でもあったようだ。プラグやエアフィルターの清掃、エンジンオイルの交換、タイヤの空気圧を適正に、燃費向上タイヤを装着、エンジオイルへの添加剤混入などを積極敵に行っていた。
だが一方、4速・5速マニュアルシフトの全盛期だったので、運転スタイルは燃費向上などとはほど遠く、低速で加速し・エンジンブレーキを多用しての市街地走行、高速での追い越しにダブルクラッチを使った走行を練習するなどしていた。また、それが運転の楽しみでもあった。
オートマッチク車が主流になってくるとチェーンやベルトを使ったCVT(無段変速機)搭載車が燃費性能向上に大きく貢献してきました。
そしてエンジン駆動方式ではフロントエンジン・フロント駆動のFF車の方が燃費性能が良いと、あえてホンダ車を選んで乗っている方がいたのを記憶している。
確かに北海道ではスバルとホンダのシェアーが高いのは、昔からこの2社がFF車の販売をしてきたからでしょう。
燃費性能の向上アップには、車の電子制御化、車を軽量化するための部品へのFRPやカーボンファイバー材の導入等が積極的に行われてきました。
また、冬季の融雪用塩カリ使用地域、海岸走路走行車や熱帯地域での使用車に対して十分な防錆対策を取る事が必要となってきた。
防錆性能を上げるために車体構造がモノコックボディとなり、亜鉛メッキのドブ漬けと十分な防錆剤の塗布、防錆鋼板や高強度鋼板をドアに使用することで、昔のビートルやジープの様に鉄の塊で車の強度を上げることから、鋼板が薄く軽量でも車の構造体で安全を確保する設計へと進化してきました。
また、薄く軽量化したドアには、テンションビームや補強袋構造体が付けられ、エンジン室内が衝突時には緩衝材となるような、人の安全を第一とした優しい構造へと進化しました。
しかし、団塊の世代の子育て期間とシンクロするワゴン車全盛ブームには、燃費よりも積載人数や室内の快適さを追求するアウトドアにあこがれたファミリー層が多く、燃費を犠牲にした大きなボディの導入で燃費性能は一時影を潜めた感があるように思う。
その後のバブル崩壊、長びく不況下にあって、車の買い控えなど起こり、各車メーカー共に再び省燃費・エコノミーのキーワードを重視し始めた。
そして、更なる燃費性能向上を極めてきた結果、電気自動車・ハイブリッド車・アイドリングストップ車が時代の最先端となっている。
三菱自動車のアイミーブや日産のリーフに代表される電気自動車(EV)は、販売台数は限られるものの、働く車として街中で多く見られるようになってきました。
またトヨタのハイブリッド車プリウスは、2011年1年間に国内で販売された新車のうち最も販売台数が多く25万台余りとなり、3年連続で国内で最も売れた車となりました。
そして、ホンダからもインサイトやフィットのハイブリッド車が発売されました。
更に東京モーターショーで三菱自動車から、前輪・後輪独立のツインモーター4WDのハイブリッド車で燃費がリッター50kmを越えるコンセプトSUVが登場し、最近のTVニュースで放映されました。
このSUVは目標航続距離が800kmとされ、東京から青森や広島までの約800kmを無給油で走行できる日もそう遠くはないようです。
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