□A棟■完成;昭和40(1965)年 6月30日
□B棟■完成;昭和40(1965)年 6月30日
□C棟■完成;昭和41(1966)年 2月28日
□D棟■完成;昭和41(1966)年 4月 4日
□E棟■完成;昭和41(1966)年 4月 4日
□F棟■完成;昭和42(1967)年10月12日
□G棟■完成;昭和43(1968)年 1月11日
□H(旧F)棟■完成;昭和41(1966)年 4月 1日
■構造;RC地上2階(A棟のみ地下あり)
■面積;17,747m2
■施工;戸田建設
研究実験館群は東西に細長い長方形平面の建物本体と片側に山田建築として特徴的な外部スロープを配したRCラーメン構造2階建てのほぼ同様な形の建物が4行2列で8棟(A〜H)、平行に配置されている。A、B棟が昭和40(1965)年6月に竣工し、その後各棟が順を追って建てられ、昭和43(1968)年1月に現在の形となった。外観は正方形の開口部が2層揃えて同間隔で繰り返されており、モルタル櫛引の仕上げはローコストながら建築としての拘りを感じさせる。スロープは折り返し1往復で1層分上る形で1階から2階、屋上までを連絡している。内部は中央に廊下、その両側に研究室群が配され、一部は大きく区切られ実験室として利用されている。

▲配置図(棟名加筆)
端部の外部スロープと棟の平行配置は
東京逓信病院(1937)の病棟配置を思わせるが、幻に終わったそれら接続する中央実験館をコアにして増殖可能とした平面形はメタボリズムを感じさせるものである。
→1965年のキャンパス構想
▲1965年のキャンパス構想図(部分)→中央実験館が縦に建てられていた。
スロープの平面には
東京中央電信局(1925)などで使われたパラボラ曲線(正確には楕円と放物線の合成に近い)が使用されていて興味深い。

▲平面図のスロープ部分
なお内部の間仕切りを除き、全く同じ平面形状のA〜G棟であるが、建築学科のH棟に関しては1階の開口部形状が違ったものになっている。

▲H棟