■所在地;東京都港区南青山五丁目
■完成;昭和34(1959)年
■構造;RC3階
■面積;333m2
■施主;山田守
■施工;大木建設
■現況;後年増築されたが現存
自邸及び近隣にあった設計事務所としての機能を一部併せ持つ事務所併用住宅である。外観はコンクリート打放、水平窓、ピロティー、屋上庭園など近代建築の要素に溢れる。また階毎に機能を分けるのではなく、3階にアトリエを置き、メインの螺旋階段が土足仕様で、階段が複数あるなど、立体的な機能分化があるのが注目される。都市を内包した住宅とでも言えようか。また2階の和室であるが、和室の約束にこだわらない姿勢が面白い。畳のフチは通常より細く、並ぶ2枚の片方は縁無しとして一本の畳縁がシングルラインとして通るようにするなど、畳の扱いさえ空間デザインの一要素にしてしまう大胆かつ自由さがある。またRC柱のスパンが開くところに鉄骨柱を入れて、和室ではその周りに木を巻いて隠す見事なトリックがある。他にも厨房との間に両側から使える引き出しがあるなど、面白い仕掛けが随所に見られる。いくら自邸とは言え、これだけ自由に、固定観念に捕らわれない姿勢は山田の真骨頂であろう。現在では2階はギャラリー、1階は喫茶店として運営されている。

建設当時の写真
→現在の青山周辺の街並みからは想像出来ない程、低層の屋根並が続く。
★「建築家山田守展」の企画の一環として、2007年1月5日(金)・午後2時〜4時に見学会を開きます。下記まで御予約下さい(先着60名様まで)。
予約申込先:日本建築学会事務局
(FAX: 03-3456-2085、e-mail: tosho@aij.or.jp)
蔦珈琲店
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