The Fifth Force   第5の力  ニュートリノ  

荒井浩一

                    The Fifth Force

                     Koichi ARAI

                      Abstract
When we think the fifth force,the concept of the synchronization in the 0-dimensional must not be forgotten..I think that the nature of the neutron which makes the three dimensions through the one dimension and the two dimensions using its peculiarity.The energy which is produced by the turns of the neutron which makes the three dimensions from the 0-dimensional involving its angular velocity and its angular acceleration participates in the fifth force.The origin of the fifth force is in the energy which is generated by the synchronization which generates the 0-dimensional.
1.緒論
 アインシュタインは空間はがらんどうの空虚な入れ物ではなく、なんらかの物理的属性を持っているある種の場であるということを述べている。これがエーテルともいえるもので実体は何か分からないが、何かあるというように現在では考えられていると文献2)において早坂秀雄は記している。また素粒子論への特殊相対論の応用の難点を指摘する。                                 
 またアインシュタインが作った一般相対性理論は対称場の理論であり回転体が作る重力は右回り回転でも、左回り回転でも同じ大きさの引力で対称性があり、地球の鉛直方向に対してジャイロが右回りと左回りでは引力の大きさが違い、右回りの方が軽くなるという実験結果に矛盾するというのである。
 そこで、このジャイロの実験結果に対して、0次元での同期という概念を使い、それを基にその矛盾に取り組むことにする。
 なお、文献2)においては「アインシュタインの相対論では、光速度cはいかなる座標系でも一定としているので、距離すなわち空間は光速度×時間で定義され、光速度が一定であるため変わるのは距離または時間の方となる。これが相対論の時空であり、あらゆる座標系で時空は異なることになる。なぜ光速度を使って、時空の方を変化させなければならないのかの根拠は全くない。」という記述が、また「一般相対性理論によれば、重力の伝わり方には重力波があると考えられているが、もちろん現在までにそういった重力波というものは発見されていない。アインシュタインの考えでは『重力は空間の歪みによって生じる』としているが、重力という考えの中には時間論と同様、眉唾な点が多い。たとえば、重力と加速は同じだという等価原理もその一つであろう。」という論述が石井均によりなされている。
2.0次元での同期
 0次元での同期という概念を導入する。それは0次元でのある対象を合成したときに、3次元における概念が自然に生成されるものであるとする。なお、0次元は時間の同期により(時間の同期とともに)生成されたという仮定、大前提を導入する。そして0次元の中で0次元空間と0次元空間の同期が起る。これもこのことが可能であるという仮定の基である。すると0次元における1つの質量が生成される。この0次元の最初の質量をニュートリノと考える。時間が同期して生成された段階で0次元の最初の質量の基が形成されたと考えられる。3次元ではニュートリノは質量の変化が起ることが知られている(この操作の直観的な意味づけは3次元における物質の密度は質量を体積で割ったものであるが、0次元の密度をこの同期により導入するようなものである。すなわち同期中、同期そのものに注意することが大切である。)。これまでの操作は直観的には時間を延ばして(0次元)空間を縮め(そもそも0次元とは何かという本質的な問題を論理的に深く考えることにする。模式的な表現を使えば、理想の0次元と任意の0次元との間での同期を考える。模式的に考えれば負電荷状のものと正電荷状のものを0次元上に並べるようなこととする。)、さらにこれにより生じたエネルギーを質量という実体に変換するために同様な理論により同期により(0次元)空間を曲げたと比喩的にいえる。すなわち同期という概念で前後が区切られている。ここまでの現象はいわば連続的に行われたと考えられる。この0次元は数学における0次元の定義に本質的には適合できるものにはなるのであるが、1次元の端という概念をここでは考えている。
 ニュートリノはあらゆる物質をほとんど素通りしてしまうということであり、これがニュートリノの特徴を位置づけていると考えられる。第5の力を考察するに当り重要な役割を果たすのではないかと予想される。
 文献29)には次のような記述がある。「宇宙創生期につくられたニュートリノなどは、現在でもほとんどつくられた当時の状態を保持しつつ飛び続けることを意味し、そのニュートリノ発生に至った当時の状態を保持しつつ宇宙空間を飛び交っているため、これらを観測できれば宇宙初期の情報を知ることができる。他の粒子と相互作用せず物質を貫通するということは、発生した当初の状態(エネルギー、運動方向、発生数等、)のまま飛び続けることができることを意味し、そのニュートリノ発生に至った当時の状況を情報として保持しつつ飛び続けることを意味する。」
 ニュートリノを考えるとき電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノを考えるとその質量の固有状態(ある決まった質量をもつ状態)は3つで3つの質量値が存在する。したがって3つのニュートリノの質量の2乗の差(ニュートリノ振動で測られるのは2乗の差である。)の合計は0であるとされている[文献7)]。このことを参考にしてステライルニュートリノというものの存在を考慮して、あらためて質量の2乗差の総計をほとんど0と考えることとする。文献10)によるとステライルニュートリノは重力には作用するがそれ以外の3つの相互作用はしないとされている。さらに振動を確認したのは反ニュートリノだけでニュートリノ振動は確認されていないということである。
 そこでそのほとんど0というものに対して陽電子と電子の対を考える。この陽電子、電子のペアは0次元で考えて消滅しないと考える。 
3.0次元から3次元
 ここからは0次元と3次元の境界領域に関する一つのモデルである。0次元の中で0次元空間と0次元空間を同期させた空間が3次元の構成に向けて質量を増加させたものを0次元上の中性子と考える[このあたりの操作は文献21)におけるクォーク凝縮というものと類似の理論を考えることができるものと推測する。]。クォークは先に比喩的に表現した密度のようなものが関与して構成されたものとする。3次元を構成するに当り原点に中性子と陽電子、そして電子を配置する。ここで磁場の起源が原点に形成されたと考える。また、3次元を構成する3つの軸に対して1つの軸につき2つの中性子が、3次元が完成されていないという特殊な状況の下で、何らかの方法で構成されると仮定する。すなわち0次元から3次元を生成するに当り、3次元での質量を定義させるべく角速度、角加速度を有しながら中性子、陽電子、電子のペアが0次元から3次元を生成するときに0次元から延びる3つの軸にそれぞれ中性子2つを構成できるとする。
 そして文献26)を参考にして、中性子が4つ集まったときに1つのある安定な瞬間が得られ3次元が完成されたという仮説を提供したい。それからまた種々の反応が起ったと考える。
 それはリチウム(陽子3個、中性子4個、電子3個)という元素が宇宙生成の初期に作られた[文献5)]とされているということからも何かしらの関連を覚える。
4.第5の力
 したがって、第5の力とはこの0次元から3次元を生成するときの中性子、陽電子、電子のペアの角速度、角加速度、及びその挙動に依存、深く関与したものであると考えられる。
 文献1)、文献2)における早坂秀雄の実験において、右回転のジャイロが左回転のジャイロより軽くなるということは、0次元から3次元を生成するときの中性子の回転が原点から見て左回転であるとすると、0次元の空間から3次元の空間を生成しようとする力を、上方から見て右回転のジャイロが引き起こしたと考えることができる。0次元から3次元を作るときのような状態に近づけたことにより、0次元を作り上げたときの時間の同期という概念が生かされ、0次元から3次元を作り上げようとする力だけが生み出されたと考えることが自然であると思われる。そしてそのエネルギーの源は0次元の構成の仕方によるものであると考えられる。
 早坂秀雄は弱い相互作用というカテゴリーに注目している。その中でも原子核から電子が自然に放出されるベータ崩壊というものに注目している。ベータ崩壊の電子は原子核のスピンと逆向きの方向に放出されるということである。外部磁場を作るためのコイルに流している電子流と、核から放出されるベータ線(電子)との関係について言えば、コイルの中の電子流が上から見て右回転する磁場は上向きであり、核から放出されるベータ線が放出される方向は上向きであるとされている。
 そして、ベータ崩壊における非対称性と重力の非対称性が似ているとしている。さらに自然界で最も強い力は核力であり対称性が保存されていて、次に強い電磁力も対称性が保存されているのであるが、ベータ崩壊は対称性が破れている。したがって最も弱い重力も対称性がないと考えることは至当であろうとしている。
 文献2)において早坂秀雄は自身の実験の結果を予測してそれを著わしている。その一部をここに記載する。 
 「直径約30センチ、高さ約2メートルの中空円筒内を真空(低圧)にして、上部からジャイロを落下させ、左、右回転と非回転の落下時間を測るものである。
 ジャイロ(直径5.2センチ)はカプセルに入れ、電磁石で吊るす。毎分16000回転に達したあと、電磁石を切って落下させる。カプセルの先端には細い棒の突起があり、これをレーザー光線で検出して、その落下時間を計測する。レーザー計測装置は全部で上・中・下三箇所取り付けており、いちばん下方部で約1.7メートルの距離である。これで、ジャイロが左回りよりも、右回りの方が10のマイナス5乗秒ないしマイナス6乗秒程度、落下時間が長くなるはずである。つまり右回転ではゆっくり落ちることになる。
 右回転で落下時間が長くなる、ということは上向きの重力が働いていることになるのであろうから、反重力という言葉を使うとすればこの実験で反重力はジャイロの半径rと右回りの角速度ωの積、rωに比例することが示される。」
 また、重力が物質の組成に依存するという、データが存在する[文献8)]ということもこの第5の力の起り方の機序を後押しする。
 重力は、この0次元空間から生成された物質間の引力がその源にあると考えられる。
5.同期の概念
 普通使われている同期という概念は文献4)によれば、「2つの調和したシステムが異なる周波数で振動すると、『同期化』という別のエネルギー伝達機能が両者を調節し、同じ周波数で振動させようと働きかけること。」である。
 文献30)を参考にすると、脳科学ではニューロンは普段1〜5ヘルツで振動している。ところが、ニューロンが何らかの刺激によって興奮すると振動の回数が増えて、振動数が35〜100ヘルツ位へと上がっていく。脳科学では結び付け問題といわれるものがある。青いボールが弾みながら転がっているとする。すると脳内では「青」に係るニューロン、「球体」に係るニューロン、「弾む」に係るニューロンなど、さまざまな感覚に係るニューロンが活性化するのであるが、それぞれのニューロンが40ヘルツ程の振動数で同期することで1つ1つの神経活動が結び付けられて意識が生まれるというものである。すなわち、振動が同期するということで意識が生まれるということである。
 当然のことながら、0次元から3次元を生成する過程においても、同期という概念は成立することになる。そこでの同期は比喩的な表現を使うのであれば、時間を延ばし空間を縮めるということになると思われる。そして、そのエネルギーは中性子の挙動、運動の基として使われているのではと考えられる。
 同期という概念においては時間という概念が現われる。そして大雑把な表現をするのであれば、時間を超えた作用を呼び起すということになる。これはすなわち第5の力を考える場合は空間を超えた作用を呼び起すということになる。よってまた、それは時間空間を超えた作用を呼び起すということである。そして、そこにはニュートリノの性質が係っていると推測される。

文献 
   1)宇宙第5の力 反重力はやはり存在した,早坂秀雄 杉山敏樹,徳間書店,1998.
   2)相対論はやはり間違っていた,早坂秀雄 後藤学 窪田登司 他,徳間書店,1994.
   3)第5の力は存在するか?,日本物理学会誌,黒田和明,Vol44,No1,1989.
   4)http://genryokup.com/mainhp/category9/entry8.html,振動と同期:健康生活応援団.
   5)http://iii-estate.blogspot.com/2009/09/blog-post.html,リチウムの起源(ビッグバンの初期に作られる).
   6)http://members3.jcom.home.ne.jp/nososnd/qed/ep.html,電子−陽電子について.
   7)http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/parity-back/parity2007/2007_12/712_key.html,[parity]2007.12
     keyword.
   8)http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2305,第5の力|Okumura'sBlog.
   9)http://www.enjoy-1.com/K/KK/00399.html,ニュートリノ振動とは?
   10)http://osakatlas.blog71.fc2.com/blog-entry-747.html,ATLAS at Osaka ステライル・ニュートリノ.
   11)http://po4.ueda.ne.jp/~guoningqiu/dojutaihome/index136.htm,陽子―中性子のミステリー1.
   12)http://ja.wikipedia.org/wiki/第5の力,第5の力-Wikipedia.
   13)http://blog.goo.ne.jp/handoroya/e/66c428b9b037fc7d.b55b2aa782a0c6a1,ニュートリノ振動―はんどろ
      やノート.
   14)http://homepage2.nifty.com/eman/elementary/beta.html,EMANの物理学・素粒子論・ベータ崩壊.
   15)http://www.epochtimes.jp/jp/2010/10/html/d42959.html ,重力は存在しない=オランダ物理学者-(大紀元).
   16)http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/yowai2.html,弱い力(2)-哲学的な何か、あと科学とか.
   17)http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/tuyoi.html,強い力.-哲学的な何か、あと科学とか.
   18)http://www.sgepss.org/sgepss/kyoiku/I-01/Geomag/geomag3.html,地球磁場.
   19)http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/bun/tutorial/FAQ/Whats_spin.html,What is Spin(NMR FAQ).
   20)http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3512/supin.html,スピン.
   21)http://www.riken.go.jp/r-word/research/results/2004/040309/index.html,質量の起源を解明する手掛
      かり.
   22)http://www2.quark.kj.yamagata-u.ac.jp/lab/group-j.html,クォーク核物理学研究グループ.
   23)http://ja.wikipedia.org/wiki/クォーク,クォーク-Wikipedia.
   24)http://www.phys.se.tmu.ac.jp/event/openclass/pdf/yasuda.pdf,素粒子物理学とニュートリノ.
   25)http://musasi.phy.se.tmu.ac.jp/~yasuda/openclassb.pdf,素粒子物理学とニュートリノ.
   26)http://ja.wikipedia.org/wiki/中性子,中性子-wikipedia.
   27)http://ci.nii.ac.jp/naid/110008107102,CiNii論文-電磁気学の新しい構成法(1):電荷の質量ゼロのとき.
   28)http://www.c-player.com/ac55492/thread/1100043415695,創造目的学会-光(光子)の粒子・反粒子の
      対への転化.
   29)http://kasuka.hep.sc.niigata-u.ac.jp/kasukaweb/kasuka/kasukaweb/neutorino.html,ニュートリノ.
   30)目からウロコの脳科学,富永裕久,PHP研究所,2006.



   論文執筆者

   JAPAN 950-0073 新潟県新潟市中央区日の出3−4−20    荒井浩一
 



*0次元の構成を考えついたのは、同期という概念が常に考察の対象と成りえたことからです。


*0次元を考えることにより調和のとれた理論が導かれています。


*対称性の破れの概念が自然に導かれています。
 
 
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