複合汚染 (新潮文庫)
有吉佐和子
やっと読み終えたぁ〜
この作品は、とてもとてもさら〜と読める本ではないのでかなり時間かけて読みました。
戦後の日本で始まった農薬散布、工場の廃液の垂れ流しなどの実情を読んでいると、今の中国もこんな感じなんだろうと思う。
本作が書かれた頃、農薬べっちょり、合成着色料使いまくり、工場の煙突からでてる光化学スモック注意報が出てたし、車の排ガスもそうとうなものを吸って過ごした子供時代だったんだとぞっとする。
なんで、40歳死亡説なんてまんざら嘘じゃないよなぁと思うときがある。
子供の時、こんなもん食べてきたんだよぉ。ガン発生率が高そうな気がするので怖いよ。
長生きしたいと思わないけど、死ぬまで健康でいたいなぁと思うのであります。
最初、小説としての形をとってますが、有吉さんが選挙運動のお手伝いをしてるうちに、選挙演説で公害による被害を知る。その後、小説の形の枠をはずれ、複合汚染について自身の細かい取材の数々が書かれてます。
有害物質などの難しい専門用語が出てきて、挫折しそうになるのですが、取材されたことをご近所のご隠居さんにお話するという形にしてるので、読んでる私はご隠居さんの立場で、ふむふむとその章のおさらいができるので、読み進むのにずいぶんと助かりました。
今も耳が痛いのは、洗濯や、洗い物にあわあわの洗剤使ってる私。
河を汚染してるのはわかってるのですが、毎日の洗濯に追われる日々に流されてます。。。