さて、やってまいりましたダッチの「知らない奴はとりあえず死んどけ」第二回は、僕が本気で文学を志すきっかけの一つになった、一冊の詩集です。ズバリ題名は「女に」
谷川俊太郎さん中期?後期?の名作です!谷川さんといえば、とかくデビュー作である「二十億光年の孤独」や「うつむく青年」等がフューチャーされがちですが、僕に言わせれば最高傑作はこの「女に」です。
一組の男女が生まれてから、成長し、出会い、愛し合い、共に生き、死んで骸になるまで。という事象を淡々と描いてみせたかと思うと、その一編一編に広がる世界!溢れでる愛!文学の中で、詩だけはテクニックではどうにもならない。ということを思い知らされます。詩とは生み出すものでも、紡ぐものでもなく、ただそこにあるもの。詩人たちは目には見えないそれに触れ、僕らが解りやすいところまで分解してくれます。そう、詩をよむと言う事は世界に触れる事なんじゃないかな。そして、佐野さんが視覚化する詩の世界もとっても素敵ですよ。
というわけで谷川俊太郎「女に」
読まない奴は死んでしまえばいい