今日は仕込み初日でした。キャストの男たちは俺とゴンちゃんをリーダーに、客席作りを任されました。
知識も技術もないヒヨっ子な僕ら

時には励ましあい、時には憎しみあい、やがて男たちは共同作業のなかに美しい友情の光を見出したのです

「お前、なかなかいいゾイドだな」
「え、お前も?俺もゾイド!魚の」
「ゾイド、ゾイド!」
そのあと俺は、残された体力と生命力のすべてをかけて、衣裳にアイロンをかけました

「うむ、我ながらいいデキだ。友香様もさぞお喜びになるだろう」
二時間後。
「これ、アイロンかけてないやん!誰かかけといて!」

←俺
僕の心は張り詰めた弓の震える弦のように、細く哀しい悲鳴をあげたのです。
…明日もがんばります!