2年生になって柳は、体調とも相談しながら少しずつ学校に通うようになった。
正確には、通うというより通わせるといった感じ。
前日に時間割を見て出たい授業を選び、それに間に合うように起こして学校まで連れて行き、終る頃に迎えに行く。
なかなか起きない柳を無理やり起こさなければならないのは、それはそれは難しいことだった。
後になって考えてみれば、朝起きられないのも症状の一つだったのだから、かなり無茶なことをしていたものだ。
一日に1時限だけのときもあれば、2時限出るときもあり、2,3日続くと次の日は丸一日寝続けるといったような日々が続いた。
食欲は相変わらず戻らず、彼の好きなものばかりを日替わりで作ったりもしたが、たいした効果も見られないうちにいつもの食事に戻った。(そもそもレパートリーが少ないので、あっという間にメニューが一周してしまうのだ)
心療内科には、薬がなくなったらもらいに行きながら先生に話を聞いてもらうくらいで、これといった変化はなかった。
そんなことを続けているうち、柳の中には気づかないうちに以前にも増して大きなストレス溜まっていった。
そして、1学期の中間テストの日がやってきた。