城下町ホール(仮称)に対する疑問の声をよく聞く。建設賛成の声はあまり聞かない。要因は色々とあるのだろうが、私は施設機能の面から考え、再考を促したい。
サラリーマン生活を辞めた後、約7年間の政治活動は茅ヶ崎で送った。その時に「茅ヶ崎市文化団体協議会」の事務局長を長く務めた。茅ヶ崎の文化に関わる市民の意識は強く、特に施設に対する要望は大きかった。茅ヶ崎市文化会館は築20年だが、既に建て替え要望が出ている。一番の理由は、舞台を創る側の「声」の聞き方である。舞台を創る人の絶対数は少ない。観客の方が圧倒的に多いので、箱モノを造るときは、見栄えだとか、交通アクセスだとかを、まず最初に考えてしまう。舞台制作者の意見はわがままとしてとらえられることが多い。舞台は“芸”の発表の場である。最高の舞台を創るためには最高の環境が必要である。その環境に不安を感じる。
実は年に一回、演劇の舞台公演をしている。舞台監督である。名前はカッコイイが、実際は何でも屋である。多い時は出演者・スタッフ含め、50〜60名の人間を管理する。十分な楽屋・控え室・スペースの中でやったことはない。小屋≠造る側になったときは、ああしたい・こうしたい と夢は膨らむ。夢は持ち続けたい。だから反対である。