神流アトリエ日記(2)

囲炉裏と火鉢を囲む閑居でエキサイティングな日々。タマリンこと大内正伸の山暮らし日記です。

 

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プロフィール

◆大内正伸(おおうち・まさのぶ)1959年、茨城県水戸市生まれ。日本大学工学部土木工学科卒。イラストレーター・ライターとして自然科学・アウトドア関係、イラストルポ・絵地図等に多くの作品を発表。著作『図解 山を育てる道づくり』(農文協)『図解 これならできる山づくり』(共著、農文協)『鋸谷式 新・間伐マニュアル』(全林協)『むささびタマリン森のおはなし』『神流川なつかし物語』(紙芝居)『この町で』(音楽CD)他。 ◆群馬県藤岡市、神流(かんな)川の谷を見下ろす御荷鉾山のふもと、標高600mにあるかつての養蚕農家を借り、自然に寄り添う創作活動と新たな山暮らしを発信しています。SHIZUKUのユニットで紙芝居・音楽活動も展開中。 ホームページ◆神流アトリエ・SHIZUKU ◆メールはこちら

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my past works


トトロCALENDAR・ベネリック2001

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伊勢音商店・鰹節説明書1988

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プーク人形劇場・劇場案内パンフレット1998

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挿画・山と溪谷社『Outdoor』誌 1997〜98

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東京の木で家を造る会・パンフレッット1998

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挿画・生活クラブ『生活と自治』誌1994〜6
◆GALLERYはこちら

Picture and poetry


河原の野営

北海道の知床忠類川。10代の
終わりの夏。
ドライフライで釣った
 アメマスを
  焚き火で焼いて食べた
   その味が
すごくうまかったのを
 憶えているんだ。
テントの中に入るのは惜しいような星空。
 川の水音だけが聞こえる。
「ええい外で寝てしまえ!」と、河原にひとり
 横になった。
  海が近い。
   どこかの灯台の光が、
 夜空に仄めいた。

* * *


ゼフィルスと雑木林

エメラルドグリーンに輝く
 空飛ぶ宝石たち。
  ゼフィルスと呼ばれる
   シジミ蝶の仲間
 夕暮れに梢の上を飛ぶ
    ちょっと変わった
         仲間たち。
夏休み 僕の標本箱を覗いた
 友人が
「外国の蝶、デパートで買ってきて<インチキ!」と言った。
  君に家のすぐそばの森で、
 1年に1回、6月頃、
    つなぎ竿で採る。
 「ゼフィルス」とは
ギリシア語で「西風」の意。

* * *


山小屋への旅

サラリーマンを辞めたその夏、
 僕は八ヶ岳にいた。
  標高2700mの稜線小屋で
   バイトしてたんだ。
 どんぶり飯を食いながら、
  いきなり30kgの
   ボッカ
   (荷上げのこと)。
いま思えば、デスクワークを
 繰り返していた身体で なぜ
あんなことができてしまったのか 不思議でならない。
  でも小屋番をしたり
   他の小屋に居候したり
 結局、秋まで
  居着いてしまったのだ。
 僕が山を降りて
   街に戻った次の日、
    山は初雪で真っ白に
       なったという。

* * * *
KRAFT PAPER SERISE
pen&gouache
1984〜1985
by
MASANOBU OHUCHI

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