トニー賞授賞式  ミュージカル関係

今日は、朝9時から
第72回トニー賞授賞式
アカデミー賞授賞式のある2月から
トニー賞授賞式のある6月までが
WOWOWの契約期間となります。

いつに変わらぬ素晴らしいパフォーマンスの数々を観ながら、
どの部分をブログで紹介しようか、
と考えていて、
はっと思い当たりました。

デジカメを修理に出してしまった!

先週火曜日、有楽町に出た時、
ビックカメラに修理を依頼して預けてしまったのです。
ちょっと先が読めなかった。

従って、
今日は放送関係なしのレポートになります。


トニー賞の対象作品は、
ニューヨーク・ブロードウェイの劇場で、
昨年5月から今年4月までの間に初演を迎えた作品。

特に、膨大な資金が必要なミュージカルは
新作が少なく、
今年はわずか7作品。
(前年は12作品)
その中でも優秀な作品は限られますので、
少数の作品に候補が集中してしまいます。

今年の新作ミュージカル作品賞候補は、
次の4作品。

アナと雪の女王
ミーン・ガールズ
スポンジボブ
迷子の警察音楽隊

うち、「アナと雪の女王」は3部門
「ミーン・ガールズ」「スポンジボブ」は各12部門
「迷子の警察音楽隊」は11部門にノミネート。
いかに寡占状態かが分かるでしょう。

「アナと雪の女王」は、
大ヒットディズニーアニメ映画のミュージカル化。
「リメンバー・ミー」でアカデミー歌曲賞を獲得した
ロペス夫妻の作曲です。

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「ミーン・ガールズ」も、
2004年公開の映画のミュージカル化。

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「スポンジ・ボブ」は人気アニメのミュージカル化。

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「迷子の警察音楽隊」は、
2007年公開のイスラエル映画のミュージカル化。
オフ・ブロードウェイでの評価が高く、
ブロードウェイに進出した作品。

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つまり、4作品全てが映像から舞台へという経過をたどったもの。
この傾向はますます広がりそうです。

それぞれの作品の動画は、↓をクリック。

アナと雪の女王

ミーン・ガールズ

スポンジボブ

迷子の警察音楽隊


一方、リバイバル・ミュージカル作品賞の候補は、

マイ・フェア・レディ
回転木馬
アイランド

の3作品。

「マイ・フェア・レディ」は、
アラン・J・ラーナーとフレデリック・ロウのコンビの作品で、
1956年の初演以来、
4度目のリバイバル。
視点が今の「Me Too」運動を反映してか、
自立性の高いイライザとなっているそうです。

「回転木馬」は、
リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインU世のミュージカル。
1945年の初演以来、
今回が3度目のリバイバル。
ダンス重視の演出がされ、
回転木馬はダンサーのダンスで表現されています。

「アイランド」は、
「アナスタシア」のソングライターコンビである
リン・アーヘンスとステファン・フラハティの手がけたミュージカル。
1990年の初演以来、初のリバイバル。

それぞれの動画は、↓をクリック。

マイ・フェア・レディ

回転木馬

アイランド


演劇(ストレートプレイ)の作品賞候補は、

チルドレン
ファリネッリ・アンド・ザ・キング
ハリー・ポッターと呪いの子
ジャンク
ラテン・ヒストリー・フォー・モロンズ

演劇リバイバル作品賞候補は、次の5作品。

エンジェルス・イン・アメリカ
幸せの背くらべ
氷人来たる
ロビー・ヒーロー
トラヴェスティーズ



授賞結果は、

ミュージカル部門では、
「迷子の警察音楽隊(The Band’s Visit)」が、
次の10部門で受賞。

作品賞
主演男優賞(トニー・シャルーブ)
主演女優賞(カトリーナ・レンク)
助演男優賞(アリエル・スタッチェル)
演出賞(デヴィッド・クローマー)
脚本賞
照明デザイン賞
音響デザイン賞
オリジナル楽曲賞
(デヴィッド・ヤズベック)
編曲賞

「回転木馬」が次の2部門で受賞。

助演女優賞(リンジー・メンデス)
振付賞

次の作品が各1部門で受賞。

「アイランド」:リバイバル作品賞
「スポンジボブ」:装置デザイン賞
「マイ・フェア・レディ」:衣装デザイン賞

演劇部門では、

「ハリー・ポッターと呪いの子」が次の6部門で受賞。

作品賞
演出賞(ジョン・ティファニー)
装置デザイン賞
衣装デザイン賞
照明デザイン賞
音響デザイン賞

「エンジェルス・イン・アメリカ」が次の3部門で受賞。

リバイバル作品賞
主演男優賞(アンドリュー・ガーフィールド)
助演男優賞(ネイサン・レイン)

「幸せの背くらべ」が次の2部門で受賞。

主演女優賞(グレンダ・ジャクソン)
助演女優賞(ローリー・メトカーフ)


ところで、
「エンジェルス・イン・アメリカ」は2部構成で、
1部、2部共に4時間を越す大作。
「ハリー・ポッターと呪いの子」も2部構成で、
1部2時間40分、2部2時間35分と、
5時間を越える大作。
実は、物語が2部を観て初めて判然とすることがあり、
そこで、第1部を観た観客に対して出口で
「秘密を守ります」という缶バッヂを配り、
第2部を観た時も同様の缶バッヂをいただく。
ただし、第1部の缶バッヂを持参した人にしか、
第2部の缶バッヂは配らないということになっているそうです。
どんな話なんでしょうね。

しかし、トニー賞授賞式が終わると、
何だか空気が抜けたみたいになってしまいます。



4Stars 2017  ミュージカル関係

今日は昼過ぎから
国際フォーラムへ。

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通路にあったツリー。

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下では、即売会が行われています。

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今日の目的地は、ここ、

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ホールCです。

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ホールAの5012席ほどバカでかくはないですが、

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座席数1502席の大劇場。
音響設備が評判です。

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行事は、これ。

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「4Stars 2017」
世界のミュージカルの4大スターを集めてのコンサート。
4人は誰かというと、
↓の4人。

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まず、ラミン・カリムルー

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イラン生まれのカナダ人。39歳。
「レ・ミゼラブル」ではマリウス、アンジョルラス、ジャン・バルジャンを、
「オペラ座の怪人」ではラウル、ファントム役を演じています。
2012年の「オペラ座の怪人25周年記念公演」でも
ファントム役を演じているから、実力は確か。

次は、シエラ・ボーゲス  Sierra Boggess

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アメリカ生まれ。35歳。
ディズニーの「リトル・マーメイド」のオリジナルのアリエル、
「スクール・オブ・ロック」のロザリー、
「ラブ・ネヴァー・ダイズ」のクリスチーヌを経て、
「オペラ座の怪人25周年記念公演」でクリスチーヌを演じました。
演出家のハロルド・プリンスが、
「世界最高のクリスチーヌ」と絶賛。
確かに、今までで観たどのクリスチーヌよりも
容姿、歌唱が適役でした。
「オペラ座の怪人25周年記念公演」での
ファントムとクリスチーヌが揃うとは、すごいことです。

日本から 城田優 Yu Shirota。32歳。

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「エリザベート」のトート、
「ロミオとジュリエット」のロミオ役を演じています。
前回の2013年版の時は、
「この世界的な3人に混じって、大丈夫か」
と心配しましたが、
さしたる見劣りもせず、
堂々と渡り合っていたのに感心しました。
その実績で、今回も起用されました。

以上の3人は2013年版と同じメンバーで、
そして、4人目。
前回はレア・サロンガ
「ミス・サイゴン」の初代キムでしたが、
今回は不参加。
代わりにパティーナ・ミラーという方が参加するはずでしたが、
都合によりキャンセルし、
急遽、シンシア・エリヴォの出演が決定。

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初期発券のチケットには、
パティーナの名前が載っており、
その後のチケットではシンシアの名前が掲載されています。

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このシンシアという方がすごい方で、
「カラーパープル」でトニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞。
ブロードウェイデビューでの快挙です。
特に、「I'm Here」を歌った時には、
客席が全員スタンディングオベーションをして、
舞台の進行がストップしたという伝説があります。
その生歌が今回のコンサートでは聞くことが出来ます。

舞台は、左右の階段に囲まれてオーケストラが陣取り、
階段の先の横の空間がほどこされた立体感覚。
そのあちこちから登場する歌手たちが、
次の41曲を歌います。

第1幕

01.Corner of the Sky(ピピン)全員
02.パート・オブ・ユア・ワールド(リトルマーメイド)シエラ
03.ネバーランド(ファインディング・ネバーランド)ラミン
04.マリア(ウエスト・サイド・ストーリー)優[スペイン語]
05.カラー・パープル(カラー・パープル)全員

06.Muddy Water(ビッグ・リバー)ラミン、優
07.Another Day of Sun(ラ・ラ・ランド)シエラ、優
08.Where You Are(蜘蛛女のキス)シンシア
09.ロクサーヌのタンゴ(ムーラン・ルージュ)優
10.ククルクク・パロマ(トーク・トゥ・ハー)ラミン

11.アルゼンチンよ泣かないで(エビータ)シンシア
12.闇が広がる(エリザベート)ラミン、優[日本語]
13.Something There(美女と野獣)シエラ、優
14.私のお気に入り(サウンド・オブ・ミュージック)シエラ、優
15.Worlds Apart(ビッグ・リバー)ラミン

16.カフェ・ソング(レ・ミゼラブル)ラミン
17.私だけに(エリザベート)シエラ[日本語]
18.僕こそ音楽(モーツァルト!)優[日本語]
19.Hello Young Lovers/We Kissed in a Shadow(王様と私)シエラ、ラミン
20.僕は怖い(ロミオ&ジュリエット)優[日本語]

21.Aimer(ロミオ&ジュリエット)シエラ、ラミン
22.君住む街で(マイ・フェア・レデイ)ラミン
23.踊り明かそう(マイ・フェア・レデイ)全員

第2幕

24.Everyday Princess(The Princess and the Frog)シンシア
25.カラー・オブ・ザ・ウィンド(ポカホンタス)シエラ

26.美女と野獣(美女と野獣)シンシア、優
27.輝く未来(塔の上のラプンツェル)シエラ、カリム、優
28.Only with You(Nine)カリム
29.Unusual Way(Nine)カリム
30.人生の苦しみ(アイーダ)シンシア

31.蜘蛛女のキス(蜘蛛女のキス)優
32.墓場にて(オペラ座の怪人)シエラ
33.ミュージック・オブ・ザ・ナイト(オペラ座の怪人)ラミン
34.Losing My Mind/Not A Day Goes By(ソンドハイム・オン・ソンドハイム)シンシア、シエラ
35.The Journey Home(ボンベイ・ドリーム)ラミン

36.Home(ファントム)シエラ
37.彼を帰して(レ・ミゼラブル)ラミン
38.I’m Here(カラー・パープル)シンシア
39.Anthem(チェス)全員

アンコール

40.Where Did the Rock Go(スクール・オブ・ロック)シエラ
41.Take Me to Heaven(シスター・アクト)シンシア

冒頭で城田優の簡単なコメントと歌手の紹介があった以外、
トークは全くなし
41曲が途絶えることなく続きます。
それがブロードウェイあり、ウエストエンドあり、
ウィーンあり、フランスあり、インドあり、
そしてディズニーありと、
素晴らしい選曲

歌が四人揃って、うまいこと,うまいこと
会場がビリビリ震えるほど、声量がある。
歌で人を感動させるとは、
こういうことかと、思わされます。

そして、四人がみんな違う声質なのに、
調和が保たれています。
演出はサラナ・ラパイン
センスがいい。
オーケストラも極上の出来。
指揮者がピアノもシンセサイザーも弾きながら指揮するという多彩ぶり。
ダンサーも要所要所で登場。

ブロードウェイでもウエストエンドでも観られない
この顔合わせの
素晴らしいコンサート。
どの曲も素晴らしく輝く、
こんなことは奇跡でしょう。

休憩を含めて2時間半。
年末に極上の時間をすごさせていただきました。

実は、このコンサート、
2013年は観たし、
今回はレア・サロンガが出ないし、
でスルーするつもりでしたが、
娘が先週の土曜日、観に行って、
「素晴らしいから、行くべき」
とメールが入り、
急遽リピーター割引のチケットを
会場で取ってもらったのです。
いい娘を持ったものです。

つくづく感じるのは、
音楽に対する感性を親から与えてもらった幸運。
親に感謝してもし尽くすことはありません。

このコンサートは、明日(28日)まで。
2時の回は若干残っているかも。

公式動画は↓をクリック。

https://youtu.be/cFB1IAM2V4E

「カラーパープル」の動画は、↓をクリック。

https://youtu.be/HbL73Nml7LU

前回2013年版を観ての感想ブログは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20130620/archive



ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』  ミュージカル関係

昨日のこと。
昼前に渋谷に出て、
前から気になっていた、この店↓で、

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お昼を。

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トンテキ定食。

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200グラム以上あると思われる豚肉のステーキ。

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これで1050円は安い。
お店は大繁盛。

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その後、すぐ近くのヒカリエへ。

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シアター・オーブ

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この作品↓を鑑賞。

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ジョニー・デップ主演の「ネバーランド」(2004)
と同じ題材。

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19世紀後半のイギリス。
新作の上演がうまくいかず
落ち込んでいた劇作家バリは、
ケンジントン公園で
未亡人シルヴィアと4人の子ども達と出逢う。
父親を亡くした三男ピーターは
悲しみを乗り越えるため、
自らの純粋な心を閉ざし、
大人になろうとしていた。
しかし劇作家バリと交流を深めていくうちに、
「物語(小説)」という「想像」が生み出す
輝かしい世界に希望を見いだし始め、
同時に、自分の夢や希望を捨てることが
大人になることではないと悟る。

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そんな風に成長するピーターや、兄弟たちの無邪気さをみて、
バリも劇作家としての自分の原点を思い出す。
「劇(play)とは遊び(play)だ、
自分の純粋な気持ちに正直になっていいんだ」と。
そして自分が空想した世界を基に「ピーターパン」の物語を作る。

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そして、舞台は初日を迎えるが、
それは、別な悲しみの始まりだった・・・

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イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリー
「ピーター・パンあるいは大人になりたがらない少年」
が初演されたのは、1904年。
高尚な芝居が求められた当時のロンドンで
ファンタジーは無謀ともいえるチャレンジだった。
その作品が出来るに当たって、
実際に、作者バリーと未亡人一家との間に交流があり、
その交わりの一つ一つが、劇の要素を作っていく。
バリは一家との交流を通じて、
「ネバーランド」を「発見」したのだ。

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「ピーター・パン」といえば、
空想力、想像力によって作られた、
それまで誰も観たことのない世界を現出してみせた。
その背後にあった
作者と少年一家の交わりが胸を打つ。

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特に後半、
バリーの想像力が結実して現実の舞台と化し、
「劇(play)と遊び(play)は同じ」
の歌をはじめ、
瀕死のシルヴィアの前での上演、と連なる展開に
感動の風船が次々とはじけて、
涙がこぼれた。
人間というものが想像力を持っていることへの讃歌だと言える。

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現実と想像が混同する仕掛けがうまく機能し、
歌とダンスがほどよくブレンドする。
そして、歌が感情を盛り上げる。
この感動はミュージカルを観る喜びというものだ。

作曲は、イギリスの人気ポップ・グループ「テイク・ザット」の
ゲイリー・バーロウ
美しい、佳曲が続く。
演出は、ダイアン・パウルス(「ピピン」、「ヘア」)。

歌手たちの素晴らしい歌唱力。
まさに来日公演の良さが出た、
高い質の舞台が展開する。

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ハイライト・シーンは↓をクリック。

https://youtu.be/L1dC-w-rciw

ビリー・タイの歌を聴きたい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/vcWw1NgivLs

紹介ビデオは、↓をクリック。

https://youtu.be/_TiXjEKTVxw

「Neverland」を聴きたい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/NuRU8EbPi3w

「Believe」を聴きたい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/sv8fCTYQebQ

「All That Matters」を聴きたい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/unCxcMIpodg

「When your feet don’t touch the ground」を聴きたい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/HPAZ5sVnsnk

カーテンコールになったら、
周囲の観客がカメラを出して、
堂々と撮りだしたので、
どうしたのかと思ったら、
字幕スクリーンに
「只今から撮影可能です」
の文字が。

そこで、カメラでパチリ。

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常日頃、「カーテンコール」は撮影してもいいのではないか、
と思っていたので、

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これは、嬉しいサービス。

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幕の写真。

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↓はプログラム

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買うための列に並んでいると、
隣に「特典引換所」というのがあり、
チケットを手にした人がプログラムをもらっている。
ふとチケットを見ると、
「公演プログラム1冊付き」
と書いてあるではないか。↓

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私の席は、S席の良い席が残っていなかったので、
中央の2000円高いプレミアム席。
プログラム付きとは知らなかった。
これで差額分は回収。
プログラムを買った後に気付かなくてよかった。

当日配付されていたチラシの中から気になる公演を。

来年7月の「エビータ」来日公演。

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「メリー・ポピンズ」は日本人キャスト版。
ロンドンとニューヨークで観たが、
あまり感心しなかった。

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大竹しのぶのブランチか。どんなだろう。

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あの原作をどうな風に舞台化するのだろう。

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9月30日までとなっていますが、
12月10日までやっています。
娘は既に観ました。

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トニー賞授賞式  ミュージカル関係

今日は、トニー賞の授賞式
(ニューヨーク時間は6月11日)

WOWOWの生放送で拝見しました。

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会場は、いつものラジオ・シティ・ミュージックホール

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今年の司会はケヴィン・スペイシーです。

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オープニングは候補作を上手に織りこんだパフォーマンス。

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トニー賞授賞式のお楽しみは、
ミュージカル作品賞候補のパフォーマンス
一つのパフォーマンスに費用が1千万円かかるそうですが、
宣伝費と考えれば安いもの。
なにしろワンステージの入場料でペイしてしまいますから。

まず、「カム・フロム・アウェイ」↓。

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9・11の際、
カナダの田舎町に着陸した飛行機の
乗客と地元民との交流を描く作品で、
12人の役者が100人にも及ぶ人物を演じ分けます。
制作費の関係で、
雇える役者の数が足りず、苦肉の策が、
逆に功を奏したようです。

ディア・エヴァン・ハンセン」↓。

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高校生が主人公となり
SNS依存など現代の問題を描く物語です。

映画をミュージカル化した「恋はデジャ・ブ」↓。

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主人公は、タイムスリップの狭間に迷い込み、
同じ日を何度も何度も繰り返すはめに。
そのうち予測して対応するようになり・・・

ウォー・ペイント」↓。

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化粧品ブランドを立ち上げた
実在の二人の人物の葛藤を描きます。
ダブル主演のクリスティン・エバーソール
パティ・ルポン
どちらもトニー賞2度受賞のベテラン。
そして、二人ともミュージカル主演女優賞にノミネート。
結果は二人とも受賞を逃して、めでたしめでたし。

ナターシャ、ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」↓。

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トルストイの「戦争と平和」を元に、
資産家の伯爵と社交界の美女との複雑な関係の物語。
劇場を改造し、客席と舞台が渾然一体となったユニークな作品。

次の3作品はミュージカル・リバイバル作品賞候補。

ミス・サイゴン」↓。

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エヴァ・ノブルザダ
ロンドン公演に引き続き
主役のキムを演じて、
ミュージカル主演女優賞にノミネートされましたが、
惜しくも受賞を逃しました。

ファルセットズ」↓。

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1970年代のアメリカを舞台に
同性愛や離婚など
様々な愛のかたちを描く作品。

もう一つのミュージカル・リバイバル作品賞候補の
ハロー・ドリー!」は、
挿入歌を一人が幕前で歌うという質素さ。

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ベット・ミドラーのバフォーマンスを期待した人には肩すかし。

なにしろ、この作品、
公開されているのは、
↓の写真1枚。

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あとは劇場で観てね、という徹底ぶりです。

作品賞候補ではないものの、
振り付け賞受賞の「バンドスタンド」↓のパフォーマンス。

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第二次世界大戦から帰還した元米兵たちがバンドを結成する話。
役者が楽器を演奏するのがミソ。

ラジオ・シティ・ミュージックホールの
ロケットガールのダンス↓も素晴らしい。

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プレゼンターには、
スカーレット・ヨハンソン、ウーピー・ゴールドバーグ、
アナ・ケンドリック、ユマ・サーマン、
グレン・クローズ、オーランド・ブルーム、
ジョン・レジェンド、マーク・ハミル
などの
豪華メンバーが登場。

楽曲賞は、「ラ・ラ・ランド」を手がけた
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール
「ディア・エヴァン・ハンセン」で受賞。

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ミュージカル主演男優賞を
「ディア・エヴァン・ハンセン」のベン・プラット

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ミュージカル主演女優賞を
「ハロー・ドーリー!」のベット・ミドラーが獲得。

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演劇作品賞を「オスロ」、
演劇リバイバル作品賞を「ジトニー」が、
演劇主演男優賞に「プレゼント・ラフター」のケヴィン・クライン
演劇主演女優賞には「人形の家 パート2」のローリー・メトカーフ
それぞれ受賞。
初ノミネートのケイト・ブランシェットは受賞を逃しました。
欠席してましたけどね。

ミュージカル・リバイバル作品賞は
ハロー・ドーリー!」が

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ミュージカル作品賞は「ディア・エヴァン・ハンセン」が受賞。

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「ディア・エヴァン・ハンセン」は6部門の最多受賞でした。

トニー賞も71回。

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一度観てみたいと思いますが、
タキシード着用が義務付けられています。


“ゴーストシンガー”マーニ・ニクソン  ミュージカル関係

マーニ・ニクソンという歌手を知っていますか?

知っているとしたら、
相当なミュージカル・ファンです。

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マーニ・ニクソン
(Marni Nixon, 1930年2月22日〜2016年7月24日)は、
アメリカの歌手。

数々の著名なミュージカル映画において、
「歌唱を本業としない大女優」の
歌唱シーンの吹き替えを担当していた
「最強のゴーストシンガー」として知られています。
ハリウッドがトーキーに移行して以降の
ミュージカル全盛期(1950年代〜60年代)を、
その歌声で支えたことから、
「ハリウッドの声」「ハリウッドを救った陰の立役者」
などとも言われています。

その吹き替えた相手がすごい。

「王様と私」デボラ・カーを、
「ウエスト・サイト物語」ナタリー・ウッドを、
「マイ・フェア・レディ」オードリー・ヘプバーンの歌を
吹き替えています。

「そうか、ヘプバーンがあんなに歌がうまいはずがないと思ったよ」
という声が聞こえてきそうです。

ニクソンは、音楽一家に育ち、
その歌唱力と美声は子供の頃から知る人ぞ知るものでした。
女優志望でしたが、オーディションに全て落ち、
何でもいいから映画にかかわる仕事がしたいと、
MGMで働き始めます。

MGM社内に彼女の歌唱力を知る者があり、
1949年に「秘密の花園」
マーガレット・オブライエンの吹き替えに抜擢。
少女スターであるオブライエンの幼い歌声を真似て歌い、
表に出ない「ゴーストシンガー」としてデビュー。

1956年に「王様と私」でデボラ・カーの歌う曲を
全て吹き替えることなりました。
しかし映画会社の「スターのイメージを保つため」の戦略として、
ニクソンの名はエンドクレジットに載ることはありませんでした。
その上、
「吹き替えたことをバラしたら二度と仕事ができないようにする」
とスタジオに脅されたため、
恐れたニクソンは自身の吹き替えを公表しない
契約書にサインをするしかありませんでした。

1961年の「ウエスト・サイド物語」は、
当初はナタリー・ウッド自身が歌う予定であり
歌の収録も行いましたが、
(音源が残っています。後で参照)
会社の「より完璧な映画にしたい」との判断により、
(ナタリーに秘密で)
ニクソンの歌声に吹き替えられました。
ナタリーは自身の歌に自信を持っていたため、
実際に映画を見て吹き替えられているのを知り、
失望で席を立ったといいます。
驚いただろうし、悔しかったでしょうね。

1964年には、
「マイ・フェア・レディ」
オードリー・ヘプバーンの吹き替えを担当しますが、
こちらも当初は
ヘプバーン自身が歌う予定であり収録も行っていました。
(音源が残っています。後で参照)
ニクソンの歌声のほうがより美しいという判断により
吹き替えが決まりました。
ニクソンの歌を聴いたヘプバーンは納得し、
撮影中は常にニクソンに協力的であったといいます。
(高音のみ吹き替えた、という説もあります。)

3作とも観た方は、
そう聞かされて、初めて驚いた方もいると思います。
どの作品も、吹き替えを感じさせない
違和感のない出来。
それもそのはず、ニクソンは、
その女優の特有の発音や声色まで似せて歌っていたのです。

たとえば、「ウエストサイド物語」の「アイ・フィール・プリティ」の
見事なプエルト・リコ訛り↓。

https://youtu.be/OGy8utD92hQ

こうして、ニクソンは「最強のゴーストシンガー」として
ハリウッドの業界関係者の間では有名でしたが、
吹き替えはトップシークレットであったため、
長年にわたり彼女の存在を世の人が知ることはありませんでした。

しかしデボラ・カーが、
自分の歌の吹き替えをニクソンが行ったと
インタビューで暴露したことから、
彼女の存在が初めて浮かび上がることとなります。
(デボラ・カー、偉い!)

1965年の「サウンド・オブ・ミュージック」では、
ファンの声がスタジオを動かし、
ニクソンは初めて修道女役の一人にキャステイングされて、
晴れて
銀幕でその歌声を本人の姿とともに披露
することになりました。↓

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エンド・クレジットには、

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尼僧ソフィア役で

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ちゃんとクレジットされています。
(下から3番目)

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「サウンド・オブ・ミュージック」の撮影現場で、
ニクソンに初めて会った、
主演のジュリー・アンドリュースは、
ニクソンが彼女に遠慮して
やりにくくなるようなことがないよう気遣い、
自らニクソンのもとに歩み寄り、力強い握手をしながら、
「いつも素晴らしいお仕事をしていらっしゃいますね」
と親しく話しかけたといいます。
(アンドリュース、偉い!)

「マイ・フェア・レディ」でヘプバーンが演じたイライザは、
元々アンドリュースがブロードウェイ初演で演じた役。
しかし、映画化に当たって、
ワーナー・ブラザースは、
当時無名のアンドリュースに替えて、
オードリー・ヘプバーンを主役に起用したのです。
そのヘプバーンが演じたイライザを吹き替えたニクソン。
三者には複雑なからみがあったのです。

実は、ニクソンは、アンドリュースとは
以前にも共演していました。
「メリー・ポピンズ」のナンバーのひとつ「楽しい休日」で、
ガチョウ数羽の歌声を担当したのがニクソン。
しかし、おそらくスタジオで一緒ではなかったでしょう。

その他、「紳士は金髪がお好き」(1953) の中、
マリリン・モンローが歌う「ダイヤが一番」で、
高音域のみを吹き替えています。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=tBuI1-93iRU

また、「めぐり逢い」(1957) で
デボラ・カーが歌う曲を吹き替えています。

https://youtu.be/JdKWqjrHCog

その後、ミュージカル映画の衰退と共に、
ニクソンの活躍の場はなくなっていきます。

↓は、1969年のアカデミー賞授賞式で、
編曲賞プレゼンター
ヘンリー・マンシーニと共につとめた時の映像。

https://youtu.be/Q1kJ17KK-G0

アルバムも出しています。

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↓「ガーシュウィン名曲集」(録音:1985年 3月15日)

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↓「ジェローム・カーン名曲集」(録音:1988年 1月24日、2月6日)

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86歳まで生き、今年7月に亡くなりました。

それでは、
「ウエストサイド物語」で、
ナタリー・ウッドとマーニ・ニクソンの歌を比べてみましょう。

まず、ナタリー・ウッド版の「トゥナイト」

https://youtu.be/wnP2X5eRdco

マーニ・ニクソンの版の「トゥナイト」

https://youtu.be/xd_foOvGvho

二人を比較してつなげたもの。

https://youtu.be/wnP2X5eRdco?t=45

次に、「マイ・フェア・レディ」で、
オードリー・ヘプバーンとマーニ・ニクソンの歌の比較。

まず、オードリー・ヘプバーンの歌う「素敵じゃないこと?」

https://youtu.be/Q671QIDeH-U

次に、マーニ・ニクソンの歌う「素敵じゃないこと?」

https://youtu.be/YEcX9gNVg1U

一目(一耳)瞭然ですね。

参考のため、舞台の「マイ・フェア・レディ」で
ジュリー・アンドリュースの歌う「素敵じゃないこと?」

https://youtu.be/v5ipgrp_xLU

↓のテスト映像は、
「サウンド・オブ・ミュージック」の
外国人声優映画の吹き替えの際に、
曲とリズムを学ぶために作られたもの。
「サウンド・オブ・ミュージック」の歌の数々が
マーニ・ニクソンが歌うと、こうなる、という
貴重な映像。

https://youtu.be/RphAMQa7fDs

マーニ・ニクソンが歌う
「メリー・ポピンズ」の「スプーン一杯の幸福」↓。

https://youtu.be/vzosyaMno3Y?list=RDRphAMQa7fDs

↓インタビュー番組の映像。

https://youtu.be/dIS7xnE4nNA





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