映画『ビニー/信じる男』  映画関係

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

交通事故から奇跡の復活を遂げた
実在のプロボクサー、
ビニー・パジェンサ↓を描く人間ドラマ。

クリックすると元のサイズで表示します

かつて世界ライト級チャンピオン王者だったビニーは、
ここのところ負けが続き、
プロモーターから引退を勧告される。
それをきっかけにビニーは、
トレーナーのケビン・ルーニーの元、
世界ジュニアミドル級チャンピオンシップで
ジルベール・デュレを下し、
念願の2階級制覇を果たした。

クリックすると元のサイズで表示します

その試合の直後の1991年11月12日、
友人の運転する車に乗っていて正面衝突の交通事故を起こし、
首を骨折する瀕死の重傷を負う。
医師たちからは、
二度と歩くことができなくなるかもしれないと告知され、
脊椎を固定する手術を勧められるが、
その手術を受ければ体を動かすことはできるようになるが、
ボクサーとしての再起は不可能になってしまう。

ビニーは、遥かにリスクの高い
ハローという脊椎固定手術を受け、
半年間も頭の回りに金属の装具を付けて過ごす。
王座も剥奪され、
離れていくプロモーターやガールフレンドたち。
ビニーはベッドにただ横たわるだけの命の使い方に疑問を抱き、
密かにトレーニングを始めるが、
ビニーの身体を気遣い、スパーリングの相手さえみつからず、
愛する家族の反対にあいながらも、トレーニングを続ける。

そして1994年6月25日、
ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにおける 
スーパーミドル級チャンピオンで、
世界4階級制覇王者のロベルト・デュランとの
対戦の日がやって来た──。

クリックすると元のサイズで表示します

ボクシング映画は再起をかける人間を描くのが得意で、
だからこそドラマチックなのだが、
「ロッキー」や「サウスポー」とこの作品が違うのは、
主人公が首の骨折という、
再起不能の損傷を受けている点だ。

ハローという手術は、
肩に取り付けた器具から出る4本の支柱から
ネジを頭にねじこんで、首を固定するもの。
首を曲げることもひねることもできない。
この状態から再びボクシングが出来る身体に回復するなど、
常識的には無理だが、
しかし、実話の重みがそれを証拠立てる。
その器具をつけたままで一人寂しく
カジノで一人ブラックジャックに興ずるビニーの姿があわれだ。
そして、器具を外す時には、
頭にねじこんだネジを回して外す、
激痛を伴う施術が待っている。

↓がその写真。(下が映画、上が実際の写真)

クリックすると元のサイズで表示します

それというのも、闘えない人生は
生きているに値いしない
というビニーの人生観によるものだ。

周囲が選手生命は断たれたと見放す中、
ただ一人、本人だけが再起の可能性を信じる。
それが題名の「信じる男」だが、
障害の中、気力を奮い立たせてトレーニングに励む気持ちは想像できない。

クリックすると元のサイズで表示します

その努力も、勝たなければ、報われない。
本人が語る。
「ボクシングでよく言われる嘘がある。
『そんなに単純じゃない』。
それは嘘で、実は単純。
勝つのが全て、だ」
という言葉が重い。

「ボクシング映画にハズレなし」
とはよく言われる言葉だが、
本作も熱い闘う人生を描いて
胸が熱くなる。

「セッション」のマイルズ・テラー
ビニーを熱く演ずる。

クリックすると元のサイズで表示します

ケビン・ルーニー役はアーロン・エッカート

クリックすると元のサイズで表示します

監督はベン・ヤンガー

クリックすると元のサイズで表示します

なお、復活後のビニーだが、
2004年3月27日、
2年振りの復帰戦をトッカー・プドウィルと対戦し
10回3対0の判定勝ちで再起を果たしたのを最後に、
現役を引退した。

エンドクレジットで
本人の映像や試合の様子が出るので、
お見逃しなく。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

TOHOシネマズシャンテで上映中。

https://youtu.be/ZhuX-ZDGBmY


タグ: 映画



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ

2017/8/14  17:00

 

死ぬ覚悟で生きるのか、死んだように生きるのか。男の生き様、なんて生易しい言葉では括れない。ともかくも誰にも真似できない壮絶な生き様。死ぬ覚悟で生きるのか、死んだように生きるのか。これは時として深く自分の心に突き刺さる問いでもある。そしてこの作品では、誰も 




AutoPage最新お知らせ