映画『世界の果てまでヒャッハー!』  映画関係

[映画紹介]

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題名は、もちろん日本で付けたもの。
原題は「BABYSITTING 2 / ALL GONE SOUTH」という。
「2」というくらいだから、「1」があるのだろうが、
どんな映画かは知らない。

邦題が示す通り、おバカ映画である。

このブログで映画を紹介する時、
こんな映画を紹介してどうする、
ブログの信用が落ちるのではないか、
と心配することがあるが、
この映画は、そういうたぐいの映画。
まあ、たまにはご容赦ください。
なにしろフランスで昨年公開されたところ、
興行収入2週連続No.1

その上、8週連続トップ10入りを果たしたというから、
フランスでは受けたということ。
日本とフランスの笑いのツボの違いを知る上でも観て損はない。
(別に知らなくてもいい、という方は観ない方がいいでしょう)

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恋人ソニアの父親が経営するブラジルの高級リゾート地のホテルに
友人たちと訪れたフランク。
この旅をきっかけに父親に認められ、
ソニアにプロポースしようともくろんでいた。
ところがソニアの祖母の世話を押し付けられ、
仕方なく祖母を連れて
ジャングルの秘境ツアーに出かけるが、
それきり行方不明に。
彼らが残したビデオカメラを発見した父親は、
ホテルの客や従業員の見守る中、
手がかりを得るためにカメラの映像を見ることに。

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というわけで、映画は
秘境ツァーに出かけたメンバーの一人が撮った映像と
それを見守る人々の反応を描く。
POVショット」と言われる手法で、
「Point of View Shot」の略。
「視点ショット」「主観ショット」などと訳される。
登場人物の撮った映像ということだから、
基本的に長回しで、
画面がブレたり迷走したりする。
リアリティのある映像となるため、
仮想ドキュメンタリー映画でこの方式が取られることが多い。
代表作は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999)や 
「クローバーフィールド -HAKAISHA- 」(2008)など。
ホラー映画に適した方式だが、
コメディで用いられるのは、多分初めて。
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で、その旅の途中での一行のおバカな行状が
描かれるわけだが、
これが本当にバカ
ところどころクスリと笑うばかりでなく、
毒グモがカメラに映り込むところ、
絶滅危惧種の鳥と卵を発見して
喜ぶホテル視聴メンバーの反応に反して、
その卵で目玉焼きを作って食べてしまうところ、
先住民(原住民と言ってはいけないらしい。
まして「土人」などと言おうものなら・・・)
が現れたところでは、
声をあげて笑ってしまった。

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先住民に追われて乗った飛行機から
パラシュートで降下する場面では、
ナマケモノが滑空するだけでなく、
あるモノが風にあおられてヒラヒラする。

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本当にバカで、下ネタと人種ネタ満載。
おそらくフランスでは観客が爆笑していたんだろうな、
と思いつつ、
日本では笑い声をあげるのがはばかれるくらい
観客はまばら。
この違いは何か。

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エンドクレジットになって、
出演者が楽しそうに踊り狂うのを見つつ、
あまりの数々のばかばかしいことをしてくれたのを思い出して
ニヤニヤしてしまうほど。
でも、すぐ忘れてしまった。

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バカなことをバカバカしいと思いつつ笑える人にはおススメですが、
バカバカしいことを見て怒る人は観なくていいです。
まさに時間の無駄になるでしょうから。

なお、ホテルのオーナー役は
どこかで見た顔、と思ったら、
クリスチャン・グラヴィエ

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「最高の花婿」で父親役をやった大ベテラン。
こんな映画に出るとは、懐が深い。
というか、こういう人が出るほど、
フランスではこの手の映画が評価されているということか。

5段階評価の「3」

ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで上映中。

林家パー子の奇声が笑える予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/l6rK23kmn_c

タグ: 映画

モンスター・グリル  耳より情報

今日は昼頃有楽町に出掛け、映画を1本。

その後、五反田まで足をのばしました。

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娘が先日行って、おススメのステーキ屋があるため。

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目黒川を渡って、

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少し行き、右側に入ったところにあります。

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モンスターズ・インク、ではなく、
モンスター・グリル

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こんな面白いオブジェが。

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1階はカウンター席6席とテーブル席が4席。

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2階はテーブル席が20席。

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午後4時まではランチメニュー。

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重量はオンス表記です。

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オンス→グラムの換算表があります。

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娘が「ハンバーグもおススメ」というので、
コンボにしました。

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ランチ時は、ライス大盛りが無料サービス。

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ソースは5種の中から

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2種類選べます。

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飲み物はビンのまま。ストローで飲みます。

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こんな掲示もあって、

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熱々の鉄板に乗って、ジュージューいいながら、

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ステーキが登場。

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牛肉はメキシコ産だとか。
確かに、ハンバーグがおいしい。

毎月29日は午後6時から
リブロースが半額サービス。
(数に限りあり)

ちなみに、リブロース32オンス(900グラム)の写真が、↓これ。

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肉好きの方は、一度行ってみて下さい。


その後、次の映画までに時間が空いたので、新橋へ。

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駅前広場にある

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ニュー新橋ビル

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勤めの帰路、よく寄りました。

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というのは、チケット屋で
映画の鑑賞券を安く手に入れるため。

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60歳になってシニア料金で入れるようになり、
チケット屋巡りも終わりました。

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缶コーヒーが激安!

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地階は食堂街

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サラリーマンの天国です。

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渋谷と違って、コギャルの姿はありません。

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その後、日比谷に出て、映画を1本。

日比谷界隈のイルミネーション

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これはザ・ペニンシュラ東京の

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クリスマス・イルミネーション。

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もう街はクリスマス気分です。


菓子卸小売の『よしや』  耳より情報

三たび、「カンブリア宮殿」(テレビ東京、木曜夜10時)から。

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大阪の心斎橋商店街にある人気店の「よしや」

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「お菓子のデパート」とも呼ばれ、

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安いのと

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品揃えが豊富なのとで評判の店。

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スーパーやコンビニに売っていないお菓子も発見できます。

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菓子専門店として売り上げ日本一。
1店舗で年間3億8千万円を売ります。

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その「よしや」の
ここが本社。

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1階の配送センターには、商品が山積みされています。

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よしやは、スーパーなどにお菓子を卸す菓子問屋でもあります。
小売と卸の総売り上げは年商121億円
52年間赤字を1度も出したことがありません。

↓が創業者の神吉武司さん。

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その弟で、会長の神吉秀次さん。

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神吉兄弟には、
創業以来実践し続けている
商売繁盛の秘訣があるといいます。

早朝3時に秀次さんが出社。

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倉庫に入ると、
まず、お菓子に挨拶。

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「お菓子のみなさま、おはようございます。
今日も一日よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ありがとうございます」

一日はお菓子への感謝から始まります。

そして、段ボールからお菓子を出して、
所定の位置に並べていきます。

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5時になると、武司さんが出社。

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同じようにお菓子に挨拶します。
そして、同じように、段ボールから菓子を出して積みます。

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誰よりも朝早く来るのが
商売繁盛の秘訣なのです。

同じことを社員にも適用すると、
際限なく早くなるので、
社員は6時前の出社は禁止しているといいます。

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菓子を段ボールから出して積んだのは、
パートさんの配送作業をやりやすくするため。

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箱開け作業がない分、作業が早く進みます。

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武司さんは中学を卒業すると、
1956年、15歳で菓子メーカーに就職。
23歳の時、取引先の菓子問屋から
店を継いでくれないかと頼まれ、
1964年、よしやを創業。
社員わずか5人の船出でした。

資金も経験もなかった武司さんが決めたのは、
誰よりも働くこと。
人様より早く店を開ける、
年中無休にする。

創業から22年目の1986年には、小売に参入。

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ここが小売の1号店。
今では関西に101店舗を構える一大チェーンに。

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様々な工夫があり、
まず商品は棚に置かず、平台に。
小さな子供でもとりやすいように、低くしました。

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アイテム数は少なくなりますが、
売り上げは3割上がりました。

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そして、一つ一つの商品に値札を貼らず、
均一価格のコーナーを設置。

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値札を貼る作業が減った分、
経費削減になり、
それだけ安く売れるのだといいます。
新しく参入したのだから、
新しいことをしなければ、と。

弟の秀次さんは「目利きの秀次」と呼ばれています。

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メーカーの持ち込むお菓子を置く、
置かないの判断をします。

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売れる、売れないの判断を委ねられているのです。

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その目利きはメーカーも一目置きます。

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価格交渉も秀次さんの仕事。
1円、2円の攻防ですが、
菓子卸業界の経常利益率は0.66%と薄利多売
そのために、段ボールの複数回利用、
不要になった段ボールの売却など、努力も重ねています。

早起きが商売繁盛の秘訣なら、
経営者として守り続けた信条もあります。
それが、「従業者の幸福」

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そのための報奨制度があり、
たとえば、この店の店長は、
開店時間を2時間繰り上げて、
出勤前のサラリーマンの取り込みに成功、
売り上げを3割り伸ばしました。

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その結果が報奨金500万円

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社員の功績には、↓のように報います。

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特別な功績をあげなくても、
あみだクジでとんでもないものも贈呈。

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「一番強運の持ち主」へのプレゼントは
金の延べ棒1キログラム。
500万円相当。
これが毎年あみだクジで当たります。

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それ以外にも月1度のジャンケン大会で

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パートにも様々な電器製品を贈呈。

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だからパートさんはみんな長期勤めます

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子供の教育費の補助もあり、

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ユニクロで1万円上限の買い物補助も。

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「家庭が支えてくれると、事故もない」と。

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よしやは、これらの社員への報奨に
年間7千万円も使います。

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利益のうち半分を納税、
残りの半分を3等分して、
利益全体の6分の1を社員に。

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もともと会社の利益は社員が稼いだのだから、という考え方。

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従って、リストラもなければ、給与の削減もありません。

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「利益が出たら社員に分けるのが当然」と言います。

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報奨は社員だけに限らず、
時々、運送業者にも飲み物を贈呈。

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それというのも、
出入り業者への感謝の気持ちがあるからです。

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社員への報奨も見返りを一切求めません

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「これだけやるから、今後も頑張れ」などとは言わず、
「これは今までの実績への評価」と。
「それまでのお礼で、
それからは一切求めない」。

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社員はそれで「気が楽になった」といいます。

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朝3時の出社も、
経営者だから当然と。
それが社員には自然に伝わります。

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社員が楽しい職場を作る、
それが経営者の役割だと。

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神吉兄弟の嫌いな言葉は「初心に帰る」。

「初心を忘れているから、帰らないといけない。
初心は忘れてはダメ。
貫かないといけない。
忘れなければ、帰る必要はない」

そして、

「お菓子が私たちに来るということは、
お菓子が嫁入りに来ると思っています。
倉庫の中に長い間置いておくと、傷んでしまう。
そういうことは避けて、嫁を大事にする。
するとお菓子がものすごく喜んでくれているような気がする」

と言います。

よしやはある時期から
返品をしない、買い取り制を導入しました。

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賞味期限が近いもの、
製造から一定期間が過ぎたものは
メーカーに返品して、
メーカーは廃棄処分。
その商慣行への挑戦です。
売れ残ったものは半額にして売ります。

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それというのも、
お菓子として生まれた以上、
お菓子としての生涯をまっとうさせてあげたい
、との思い。

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あの朝のお菓子への挨拶が思い出されます。

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ドキュメント『破婚』  書籍関係

[書籍紹介]

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破婚=婚約・結婚関係を解消すること

私は乱読なので、
時々、本書のような本にも遭遇する。

著者の及川眠子(ねこ)さん↓は有名作詞家。

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氏名はもちろんペンネーム。

その眠子さんが最近マスコミに登場するのは、
本書を書いたから。

出演した番組の一つは、↓をクリック。

https://youtu.be/KUw4dKezWHw

2000年夏、
眠子さんが40歳の時、
イスタンブールで出会った18歳年下のトルコ人(正しくはクルド人)と出会い、
5年後に遠距離結婚、
そのトルコ人(“E”と匿名)にあれこれ理由をつけて
お金を搾り取られた顛末、
と聞けば、よくある話、という感じだが、
その金額が半端ではない。
総額3億円
更に別れた時には7千万円の借金まで背負わされていた。

そのEのおねだりの仕方。
「○○に必要だから1千万出して下さい」。
拒絶すると、
「私を愛していないのか」と迫り、
わめき、毒づき、哀願し、泣き、
最後には、壁に頭を打ちつける。
仕方ないからお金を出すと、
けろりと変わって愛情を示し、
それはそれはやさしい姿に変身する。

典型的な「ヒモ」の手口だが、
それが外国人で、
辞書を引きながらの会話だというから驚く。

必要なお金というのが、
一番最初は日本への渡航を巡る金銭。
飛行機代を眠子さんが出す、
というのは男として情けないが、まあ、いいとして、
「パスポートを取るのに60万円かかる」という。
そんなにかかるはずがない、と言うと、
「あなたはトルコのシステムを知らない」

どんなシステムなのか調べたらいいと思うが、
眠子さんはやすやすと出してしまう。

それ以来、
「店の家賃が払えなくて兄が訴えられた。裁判費用が必要だ」
「姪が殴られて鼻が折れた。手術代が必要だ」
「姪が高校に入学したが、制服や教科書を買う金がない」
「義父がガンになってしまったけれど、その治療費がない」
「義父が亡くなったが、葬式代がない」
と様々なことで金の無心が続く。
やがて、
「ワタシは今のままじゃイヤだ。
何か事業を始めたい。
まずはトラベル・エージェンシーがいい。
それとレストランもやりたい」
「ワタシにはお金がない。
決まった仕事もない。
あなたを幸せにするためには、
ワタシはまず仕事を成功させなきゃいけないんだ」
と言い、旅行会社を設立。
その後も、ホテルを買いたい、車を買いたい、
優秀なスタッフをスカウトしてきた、事務所を新しくする、と
その都度眠子さんにお金を無心。
無限の金が出ていった。

出せる金がなければ、そこで終りだが、
眠子さんには出せるだけの財力があった。
作詞の印税が年間4千万円超。
ある時は1億を超えた。

一番有名なのが、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のテーマ曲、
「残酷な天使のテーゼ」
ご存じない方は、↓をクリック。

https://youtu.be/sEFM_JftIyk

昭和のアイドルWinkの曲も担当し、
代表曲は日本レコード大賞を受賞した「淋しい熱帯魚」

「淋しい熱帯魚」を聞きたい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/F88DEpvS_Dc

とにかくしつこい。
金を出すまで電話をし続けてくる。
甘言を繰り返し、泣きを入れ、脅迫する。
ある時は自殺をほのめかしたこともあった。
電話に出ないと留守電を残す。
「ワタシはもう死にます。あなたが殺したみたいなものです」
「電話に出て。最後にあなたに、ワタシの悲しい声を聞かせたい」
「これからオフィスを出ます。遠くで死にます。
「さよなら。今まで本当にありがとうございました」
もちろん、本気で自殺などするはずがない。
人間のクズである。                   

日本人から借りて、返済するべき金をなかなか送ってこない。
問い合わせると、
「ユーロ建てで送ったから、
多分ヨーロッパ経由で日本に送金される。
きっとヨーロッパのどこかでお金が止まっているんでしょ」
と嘘をつく。
そのうち「間違えてジャマイカに送ってしまった。
頭文字が日本と同じJなので、銀行が間違えた。
トルコの銀行はバカだよ」
という。
「ワタシが税金を払ってないんで、
送金が止められた」
などともいう。
そして、いつもの
「あなたはトルコのシステムを知らない!」
とうそぶく。
詐欺師の手口である。

「ワタシを信じて。お金は必ず返すから」
「これが最後のお願いです」
最後でもないし、返しもしない。
それが続いて13年
途中で気づけよ、と言いたいところだ。
普通、1年もたてば、相手の本性を見抜くだろう。
送金したお金の使い道も調べない、
投下資本の効果も回収見込みも精査しない、
要するに、作詞で入って来る金があるからだし、
それを相手も見抜いている。

それについては、眠子さんもちゃんと書いている。

私は金に執着がない。
Eのために大金をつぎ込んだのも、
その執着のなさに加えて、
たまたまヒットに恵まれ、
それに乗っかって得たものだという気持ちがあったからだ。
汗水垂らして得た金、
爪に火をともすように暮らしながらコツコツと貯めた金、
であるならまた違っていたかもしれない。
どこかあぶく銭だという意識。
だから、遣うことにもさしてためらいがなかった。

更に言う。

自分よりもうんと若く、
働く気力もあり夢も持っている男の望みを
一つ一つ実現していくことに、
一種の自己満足に似た快感があった。
言い換えれば、自分の手で男を育てているというような感覚。
経済的にも自立した女の、
不遜で贅沢な遊びみたいなものである。

自分で「不遜な」と言っているのだから、
もはやなにをかいわんやだが、
「男の望みの実現」はいいが、
女の金をあてにして興した事業に何の意味があるのか。
事業とは、
こつこつと地道な努力をして築き上げるものだという観点が
ここでは欠如している。

まあ、自分が稼いだお金をどう遣おうと、自由だが、
先日書いた「ふくや」の創業者の理念と比べて恥ずかしくはないか。

明太子のふくやについてのブログは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20161121/archive

会社の目的は、儲けて税金を納め、
出した利益を地域に還元すること

一人のダメ男につぎ込んだ3億円を
社会に還元すれば、
それが本当の生きた金だろうに。

ちなみに、眠子さんの収入源である印税
CD1枚の中の1曲につき10円、
カラオケで1回歌われると約1円。
塵も積もれば山になるで年収4千万円。
それもファンがCDを買い、
カラオケで歌った結果である。

もちろん、男女の問題は様々で、
脇で見ている者があれこれ言うべきではない。
しかし、顛末をこのように本として出版するということは、
その内容についてはどんな批判も受け入れる、ということだろう。

だから、眠子さんのトルコ人夫とのことは、
世間から批判される覚悟が必要だ。

しかし、それは、
本の中にも周囲の人間の言葉として書かれているから、
それを挙げるにとどめよう。

「モテないブスな中年女が、
ちょっと見た目のいい若いガイジンに引っかかって、
彼をつなぎ止めるために金を与え続ける。
それでも開き直って、
金でセックスを買っているのよと言うならまだしも、
愛だとか夢だとかを理由にするところが非常に浅ましい。
みっともないと思わないのか。
日本人女の恥さらし」

つまり、本人も自覚しているということだ。

眠子さんは、「自分は母親の気分だった」とか、
「人とは違った経験が出来るという自己満足」とか
自己分析しているが、
それも全て後づけの理屈でしかない。
しかし、次の記述こそ本音を表していると思われる。

この男と別れたら、
もういい年をした自分は
誰にも愛されることはなく、
寂しく渇いた人生をおくるだろうという予感に苛まれていた。
自分から離婚を切り出さなかったのは、
そんな「女として役立たず」の恐怖があったのかもしれない。

結局、Eは現地に恋人を作って浮気、そして離婚。
双子が生まれたという写真を関係者に送ってきた。
しかし、それも無関係のない人のブログから拝借した写真だった。
クズのすることは、最後までクズである。

ネットで顔を確認したが、
たいしていい男でもない。
大甘の甘ちゃんの顔。
一目で信用できない男と思う面構えだ。

眠子さんは、結論として、
沢山の信頼できる人を得た、
いい経験をした、と言っている。
そうしか総括できないのだろう。

しかし、私は言いたい。
あなたのしたことは、
日本人を貶めたし、トルコ人を貶めた、と。

私たち一人一人は外国人と接する時、
日本を代表して存在している。
外国人も同様だ。
その国の歴史と文化を背景に背負っている。

だから、一人の中国人のしたことで
「中国人って奴は」と思うし、
外国で日本人のした行為を通して
「日本人って、こんな人たちだよ」
と思われる。
たった一人のしたことで日本人全体を判断しないでくれ、
というのは正しいが、
全ての人と接触できることが不可能な限り、
接触したわずかな人からその国のことを判断するのも人情だ。

私は家族でトルコを訪れた時、
ケナンさんというガイドと出会った。
国連に勤めたこともあるというケナンさんは素晴らしいガイドだった。
今でも外国旅行のガイドで史上ナンバー・ワンである。
通り一遍の説明でなく、
自分で調べた内容と知識を惜しげもなく披露してくれた。
私はケナンさんから日本の食べ物のおいしさを逆に教えられた。
だから、私はケナンさんを通じて、トルコに対して好感を持った。

この本のEの行為を見て、
私はトルコが嫌いになった。
Eのような人間を生み出すトルコの文化的風土に対しても嫌悪感を抱いた。
既に書いたように、
その国の人全てに会えない以上、
接触した人は、その国に対する望遠鏡の役割を果たすのだ。

そして、逆から見れば、
E周辺の人間は
日本人の女なんてチョロイものだ、と思っているだろう。
トルコ人の中でも最低の部に属する男にころりとだまされて、
金を出し続けた愚かな女、
として日本人全体が判断されているのだ。

そういう意味で、
日本人の女の愚かしさを見せられて、
不快な本だった。


映画『ザ・ギフト』  映画関係

[映画紹介]

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シカゴからカリフォルニア州郊外に転居してきたサイモンとロビン。
住宅街の豪勢な邸宅に住み、仕事も順調だった。
そこはサイモンの故郷に近く、
二人は買い物中に、高校時代の同級生ゴードに声をかけられる。

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サイモンはゴードのことを忘れていたが、
旧友との25年ぶりの再会を喜んだゴードは
次々と贈り物を届けてきたり、
サイモンの留守中、ロビンだけの時に訪ねてきたりして
夫婦を困惑させる。

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夕食に招待されて二人はゴード宅におもむくが、
そこは普段のゴードの服装に似合わない大邸宅だった・・・

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というわけで、ちょっと迷惑な旧友の執拗な接触が
波紋を呼び、不安を生じ、
衝撃と化していく経過を描くサスペンス。
これがすこぶる面白い

監督・脚本はゴードを演ずるジョエル・エドガートン

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この人、オーストラリア出身の俳優で最近出演作が増えている。
「キンキーブーツ」(2005)のチャーリー役といえば分かってもらえるだろうか。
「エクソダス:神と王」(2014)では、モーセの仇敵ファラオを演じた。
「スター・ウォーズ エピソード3」(2005)では
ルーク・スカイウォーカーの伯父、
若き日のオーウェン・ラーズ役で出演。

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で、本作が初監督作品
初めてとは思えぬ手練を見せる。
よく映画の演出を心得ている。
脚本も兼ね、それも熟達。
後半の展開は読めなかった。
才能ある人なので、
今後が楽しみである。

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二人の住む邸宅はガラス張りで外から丸見え。
それが一層の恐さを呼ぶし、重要な伏線にもなっている。
じわじわと恐怖がせり上がる、なかなかのスリラーだった。
特に、高校時代の友人の証言によって、
世界がぐるりと反転し、
それが今の境遇と重なって
観客を納得させるお手並みはあざやか。

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サイモンを演ずるのはジェイソン・ベイトマン
ロビンはレベッカ・ホール

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このレベッカ・ホールがちょっといい。
知性と色っぽさの適度なブレンド感が映画に華を添える。

題名の「ザ・ギフト」の意味は、
最後に明らかになるが、
ちょっと無理がある。

アメリカ公開は昨年の8月。
日本は世界で最も遅い公開である。

5段階評価の「4」

渋谷TOEIで上映中。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/5l2M7n3o-XQ


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