浦安市花火大会  わが町・浦安

昨年同様、この夕日を見ながら、自転車で南の海岸へ。

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↓この行事のため。

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浦安市花火大会
もう38回目になります。

会場は、↓ここ。

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打ち上げは海の上から。

最南端は、こんな景色。

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市民が集まって来ます。

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昨年の人出は15万人といいますから、
市の総人口16万6千人に近い。
15万人は会場内だけのカウントなので、
周辺で見る人も入れれば、
総人口を越えるでしょう。

周辺は2時間半前から入場規制
車両も規制されます。

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2年前から有料エリアが設けられました。

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S席が2300円、前売り2000円、
A席が1800円、前売り1500円。
ふるさと浦安・応援席が500円、
とこの3つは昨年と同額。

B席、C席が500円と、昨年の1000円から半額に。
グループ席が5500円、前売り5000円と、
昨年の8500円、前売り8000円から大幅値下げ。

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値下げの甲斐あってか、

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チケットは完売

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B、C席、親子3人で3000円と1500円では大きな違いです。

私は事前にコンビニで買っておいたので、よかった。
ただし、手数料108円を取られました。
プレイガイドとコンビニでしか前売りはないので、
市庁舎や新浦安駅近辺の市の施設で
手数料なしで前売りする等の工夫は必要ではないのか
と思われます。

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ここが2300円のS席。

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S席とA席はパイプ椅子です。

また、今年はS席の方には、
リップルライト(光るリストバンド)」を配布。
花火とリンクしてさまざまな色の光を放つそうです。

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その動画は、↓をクリック。

https://youtu.be/tL5Ep3v-M-8

ただし、リップルライトが光る花火のプログラムは一部で、
どのプログラムで光るかは当日発表するそうです。
また、リップルライトは、
花火終了後、回収するそうです。

私のB席は、ここ。

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パイプ椅子ではなく、地べたに座ります。

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入り口でリストバンド(光りません)と、

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このシートをくれます。

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シートはOLC(オリエンタルランド)が提供。
小さくて、あぐらをかくと、はみ出て、足が汚れます。

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なお、今年も私は一人参加。
娘は出かけており、
カミさんは「あんな遠いところまで行くのは、いや」

クレーンの上から市長などの挨拶。

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「38年前に始まった時は、まだ『町』でした」と。
私が引っ越したのは40年前。
郵便番号も他より多い7桁で、
「千葉県東葛飾郡浦安町〜」
「葛飾」の「葛」の字をいつも書き間違えました。
やがて「千葉県浦安市〜」に。
郵便番号も、他が7桁になりました。

こういう行事では珍しく、
5分前に開始

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市制施行35周年記念 第38回浦安市花火大会
「 咲き誇れ〜うらやすの未来へ〜」
が開始されます。

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プログラムは、
1.祝 市制施行35周年〜希望あふれる街〜
2.アドベンチャー in わんダーランド!
3.悠久の輝き
4.みんなわくわく ミツバチの大運動会
5.ある夏の日の風景
6.Color Your Life
7.心をひとつに

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プログラムの時は音楽がかかり、
プログラムの合間は
単発花火でつなぎます。

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打ち上げ数は約6500発で、そこそこの規模。

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昔、田舎の花火大会は、
土手に座り、
ポツンポツンと打ち上げられる花火の間に
仕掛け花火で文字が描かれたりするのが楽しみでした。

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あの頃の素朴な花火大会がなつかしい。

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約1時間で終了。
みんな家路に着きます。

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年に1度の花火大会。
来年もきっと来るのでしょう。
来年は娘が行きたい、と言っています。



小説『半席』  書籍関係

〔書籍紹介〕

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「つまをめとらば」で154回(2015年下半期)の直木賞を獲得した
青山文平の短編集6篇。
一つは単行本に収録されたものだが、
他の5つは「小説新潮」誌に不定期連載したもの。
徒目付(かちめつけ)の片岡直人を主人公とした連作短編の形を取っている。

「半席」とは、旗本になりきれていない家柄のこと。
御家人から旗本になるには、
御目見(おめみえ)以上の役目につかなければならない。
ただし、一度だけでは、当人は旗本になっても、
代々、旗本を送り出す家にはなれない。
当人のみならず、
その子も旗本と認められる永々御目見(えいえいおめみえ)以上の家になるには、
少なくとも二つの役目に就く必要がある。
これを果たせなければ、
その家は一代御目見の「半席」となる。
二度の御目見以上という条件は、
父子二代にわたって達成してもいいことになっている。
父は一度の御目見となっているので、
直人が目指す勘定所の勘定になったその時、
片岡の家は半席を脱して
れっきとした永々御目見以上となり、
直人の子は生まれついての旗本となれるのだ。
そこで、直人は、旗本になるために、
勘定方を目指して徒目付の仕事に精進している。

徒目付という役は、
「しない仕事をみつける方が難しい」というほどの何でも屋で、
ほとんどの人がこの役目を出世のための踏み台と考えているか、
裏の仕事で私腹を肥やそうと考えているかのどちらかだ。

その直人に上司の内藤雅之がいろいろ頼まれ事を持ち込んでくる。
事件の真相を探れ、というのだ。
それも事件の咎人は犯行を認めており、
あとは処分を待つだけの身で、
関わりの者たちが
その事件がなぜ起ったかを知りたがっているというのだ。
当人はその真実を語ろうとはしないが、
しかし、一方で、真実を語りたいという願望もあり、
その細い隙間を縫って、
直人が彼らに真実を語らせる。
その過程が6本の作品として描いている。
陰の仕事だから出世の役には立たないが、
直人はその仕事の人間臭さに次第に惹かれていく。

直人が求められているのは、
事件の「なぜ」を解き明かすことだ。
番所や評定所での調べでは、
「なぜ」ははいっていない。
罪を認めれば、後は刑罰が待つのみだ。
事件は一件落着している。
しかし、命を奪われた肉親たちが知りたいのは、
「なぜ」命を奪われたたかで、
そこに直人の頼まれ事が発生する。
しかも、「なぜ」を墓場まで持って行こうと決意した者も、
実はその「なぜ」を告白したい願望があるというのだ。

たとえば、
「半席」は、
89歳という高齢でありながら役目から引退していない老人が
木場町の木置き場で水死した事件。
その場で一緒に釣りをしていた息子が席を外した一瞬の出来事で、
目撃者の話では、
筏の上を走って、水に落ちたという。
訪ねて言った息子の口から出た、事件の真実とは・・・

「真桑瓜」は、
高齢の現職役人の会合で起った刃傷事件。
87歳同士の幼なじみの間に何があったのか。
その時、食事の最後に出された真桑瓜に秘密が隠されていた・・・

「六代目中村庄蔵」は、
一季奉公の家侍の茂平が
病気で辞した主家に戻った時、
あるきっかけから主人を突き倒して死に至らしめた事件。
牢まで訪ねて言った直人が
ある名を口にした時、
初めて茂平が真実の口を開く・・・

「蓼を喰う」は、
辻番所組合の仲間同士という以外接点のない二人の刃傷沙汰。
その真実の糸口は、深川に伝わる、ある民衆の労役だった・・

「見抜く者」は、
直人と内藤が通う道場の道場主の芳賀源一郎が襲われた。
相手は大番組の74歳の番士。
隠れた一刀流の凄腕だったという。
襲撃の最中に心臓病で倒れた老人を訪れた直人は、
一言で真実を言い当て、その口を開く・・・

いずれも高齢者の起した事件で、
これについて、内藤は、こう言う。

「近頃は年寄りが危ないねえ」
「齢喰ったら、人は丸くなるってのは、ありゃあ外してるぜ」
「若けえうちはまだ先があるし、
世の中見えてもいねえから、
ま、ひとまず堪えておくかってんで、我慢も利く。
けどな、年寄りはそうじゃねえ。
我慢を重ねて、いい目を見たやつは
その先も我慢できるかもしれねえが、
そんなのは、ま、ほんのひと握りだろう」
「あらかたの年寄りは、
我慢のしがいを感じてなんぞいるめえ。
たっぷりと世間を見てきて、
なるぬ堪忍をしたところで、
結果はどうってこともねえのが骨身に滲みている。
おまけに、先は短けえってことで、
なんで我慢をしなきゃなんねえのか、
逆に分からなくなっちまうんだ。
齢を喰うほどに、
堪忍する歯止めが消えてゆく。
で、若えうちは軽く我慢できたことでも、
簡単に弾ける」

その老人たちに、その動機をききにいくような仕事を
「なぜ私が」と直人は拒む。
内藤は言う。
「年寄りってのは、
青くて、硬くて、不器用な若えのが大好きなんだよ。
おめえのことさ」

上司の内藤が魅力的で、
直人に仕事を頼む時は、
いきつけの居酒屋七五屋(しちごや)と決まっている。
その店はが、亭主が自分が釣って来た魚を食べさせる店で、
魚料理が絶品。
その描写がすこぶる食欲をそそる。
〈武家が喰い物をうんぬんするのはいかがなものか〉と直人は思うが、
「旨いもんを喰やあ、人間知らずに笑顔になる」と内藤は言う。

もう一つの魅力的名人物が、沢田源内と称する謎の人物。
ある時は、いんちき系図作り屋として、
ある時は、比丘尼のヒモの青物売りとして、
ある時は、屋台の店主として。
その屋台も店を閉め、比丘尼と共に消える。
内藤と通じる人柄に直人は心がなごむが、
源内によって、事件の謎を解く鍵を与えられることが多い。

徒目付の重要さは、
次の文で得心した。

戦国の世が終わって二百年が経った文化の御代でも、
幕府の編成はいまなお軍団のままである。
武家の政権ゆえ、
戦時体制の組織を解(ほど)くことがない。
とはいえ、いま、果たさねばならぬのは、
軍事ではなく行政である。
軍団が行政を司る危うさは、
そのまま幕府の危うさとなる。
その危うさを封じ込めているのが、
役方の財政と監察だ。
この両翼に力がある限り、
危うさの露呈は先送りできる。
おのずと勘定所と目付筋の陣容を厚くして、
編成の欠陥を補うことになる。

内藤の言葉。
                                          「だいそれたことをしでかす理由が、
だいそれているとは限らねえ。
ほんの砂粒が砂粒を呼んで、
いつの間にか石になるってこともあんだろう」

源内の系図についての言葉。

「ただの空(くう)だ。
実、はなにもない。
使う者が実をこしらえる。
それで、過不足なかろう」

最後の「役替え」で、
直人は昔の因縁ある人の落ちぶれた姿に触れ、
逆恨みを受ける。
その過程で、
旗本になりたいという思いも変化を遂げる。
そして、内藤が下した判断は・・・

なかなか味のある短編集である。

ただ、不定期連載のため、
直人の置かれた「半席」の境遇などについて
重複する部分が多く、
一冊にまとめる時、
簡潔に省略できなかったかと惜しまれる。


ステージライブ『ザ・カーマン』  映画関係

〔映画紹介〕

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イギリスのコンテンポラリー・ダンス演出・振付家のマシュー・ボーン↓による

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舞台作品を映像化。
ボーンのダンスカンパニー、
ニュー・アドヴェンチャーが踊る。

マシュー・ボーンといえば、
バレエの「白鳥の湖」↓を男性だけで演じた意欲作で有名。

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今回は、音楽にジョルジュ・ビゼーのオペラ「カルメン」の曲を使用。
題名の「カーマン」(Car Man )は、「カルメン」(Carmen)のもじり。
舞台設定は、19世紀スペインのタバコ工場から
1960年代のアメリカにあるガレージ・ダイナーに変更されており、
ストーリーも「カルメン」とは関係ない。

1960年代のアメリカ中西部の
さびれた町にあるガレージダイナーを、
ルカという旅人が訪れる。
ルカはダイナーに併設された自動車整備工場で働き始めるが、
彼の圧倒的でセクシーな存在感は、
周囲の誰もを魅了し、
一方では反発させずにはおかない。
ダイナーのオーナーの妻ラナと、
ラナの妹リタと淡い思いを寄せ合っている純情なアンジェロも、
いつしかルカの虜となってしまう。
そして寝苦しい暑い夜に、悲劇は起こる。

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謎めいた流れ者の存在が、
地元の人々が抱えていた
嫉妬や怨嗟や裏切りや復讐といった闇を引きずり出す。
人間の奥底に渦巻く欲望をサスペンス仕立てで展開し、
まるで、テネシー・ウィリアムズの戯曲を見ているかのよう。

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1946年と1981年に映画化された
ジェームズ・M・ケインの小説
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」が元になっているという。
ダイナーのオーナーの妻の名ラナは、
1946年版の映画の主役ラナ・ターナーにちなんでいる。

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「カルメン」の曲をそのまま使っているわけではなく、
ボーンの「シザーハンズ」などの音楽を手掛けた
テリー・デイヴィスが新たにアレンジ。
オケピットの生演奏で聞かせる。
音楽と踊りが少しの違和感もなく調和しており、
ストーリーも分かりやすい。
ソロも群舞も申し分ない。
耳に馴れた「カルメン」の曲を
マシュー・ボーンの天才的な振り付けによって
ダンサーたちが情熱・官能に満ち溢れて踊り、
舞台にエネルギーがほとばしる。
美形、美人揃いなのに驚嘆。
振り付けはジェローム・ロビンスにバレエ的要素を加えた感じ。

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2000年5月にプリマスのシアター・ロイヤルにてプレミア上演され、
その後、ロンドンのオールド・ヴィック劇場にて
19週間にわたる公演が行われたほか、
世界各地でツアー公演が行われた。
日本でも上演。
今回の映像は、2015年4月から行われた最新ツアーで、
同年8月にイギリスのサドラーズ・ウェルズ劇場で行われた公演を
収録したもの。

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見逃した舞台を
このように映像で見られて幸福
堪能させてもらった。

7月29日までユナイテッドシネマ豊洲で、
7月30日から8月5日まで恵比寿ガーデンシネマで再上映。

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/jRdfun7qKEQ

タグ: 映画

インド旅行記Iデリー・その2  旅行関係

インド6日目は、
朝4時半起きで、
外に出ると、
ホテルの前で警備員が寝ています。

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止まっている車の上では犬が寝ています。

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地下鉄に乗るはずが、動いておらず、
値段交渉した上で、オートリキシャに乗りました。

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三輪車に座席が付いた乗り物。
「デライトシネマまで100ルピー」で交渉成立のはずが、
目的地前のニューデリー駅で止まり、
「150ルピー」と言います。
目的地まで行け、と言うと、
動き出して、違う映画館の前で止まり、
また「150ルピー」と言います。
ここではない、と言うと、
また動き出して、
今度はデライトシネマに止まりました。
ちゃんと目的地は分かっていたのに、間違えたふりをしたのです。
そして、「150ルピー」と言うので、
「ノー」と言って、100ルピー札を置いて降りました。

目的地は、昨夜来た映画館。

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昨夜来たのは、
ここが翌日の行事の集合場所なので、
ホテルから地下鉄乗り継ぎでどれほど時間がかかるか下見したのです。
オートリキシャで来たので、
集合時間の6時半より早く、5時到着。
早く着きすぎました。

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道端で寝ている人がいます。

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なにも、こんな所で寝なくても。

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映画館の前を入った、ここが集合場所。

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なんかすごい下町っぽい。

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陽が昇ると、

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準備が始まります。

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フリータイムの今日は、
ネットで見つけた↓このサイトに
日本で申し込んでいました。

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デリーの町を自転車で駆け抜ける
というツアー。

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一人で自転車を乗るのは躊躇しますが、
ガイドと一緒なら、と申し込みました。
一人36ドル

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KLMオランダ航空と提携しているらしい。

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書類にサイン。

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よく読んでいませんが、
「ツアー中の事故は主催者は責任を取りません」
などと書いてあるのでしょう。多分。

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それにしても、この会社の人たちは、
インド人とは思えないほど働き者です。

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1本ずつミネラルウォーターが配られます。

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コースは5つあり、
私たちが選んだのは、
オールドデリー、ニューデリーを走る、このコース。

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ガイドのラジさん。

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犬が脇で監督しています。

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いざ、出発。

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参加者は8人
オランダの家族3人組、インド人父子2人、
インド人女性1人、それに私たち日本人父子2人。

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インドは長い間イギリスの植民地でしたので、
車は左側通行。
日本と同じで安心です。

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私が片手ハンドルでカメラを取り出すと、
後ろから娘の
「パパ、危ないから、やめて!」
という声がかかります。

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こうした道も行きます。

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インドの下町(オールド・デリー)の景色を

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しっかり目に焼き付けます。

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ところどころでガイドさんが、
みんなが付いて来ているか確認。
最後尾を助手の方が走ります。

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このお店で休憩。

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チャイが出ました。

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完全に地元の人向けのお店。

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ナンは、こうして焼きます。

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再び出発。
先頭を行くラジさんはかなりのスピード。
オレンジのシャツが目印になります。

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このあたりは、ニューデリー

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どれかが国会議事堂です。

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ニューデリーは、
デリー連邦直轄地内にある行政区で、
事実上ここに首都機能が置かれています。

イギリス領時代の1911年、
コルカタからデリーにインドの行政府所在地が移された時、
デリー市街(現オールドデリー)の南方約5km程の場所に
行政都市として建設されることとなったのが
ニューデリーの始まり。

都市計画はイギリス人エドウィン・ラッチェンスによって行われ、
道路は整然と配置され、
沿道は大きく育った街路樹と庭園の緑に包まれています。
建物もイギリス植民地様式が多くなっています。
街の東西の軸がラージパト(「王の道」の意)と呼ばれる大通りで、
インド門から大統領官邸まで続いており、
両者を焦点として放射状に街路が延びています。

↓デリーとニューデリーの位置的関係。

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ニューデリーはインド独立後はインドの首都となり、
国会議事堂や中央官庁、大使館街もニューデリーに集中しています。

現在ではデリー大都市圏は大きく拡大し、
行政機構改革によってオールドデリーもニューデリーも
その中心部を構成する一地区となっています。
そのため、日本で2002年に発行された
『世界の国一覧表』(編集発行・世界の動き社、編集協力・外務省)では、
インドの首都が「ニューデリー」から「デリー」に修正され、
この変更が文部科学省の学習指導要領にも反映されているため、
教育現場ではインドの首都は「デリー」と指導されるようになりました。
(私の中学高校の地理では、
インドの首都はニューデリーと教えられました)

ただし日本の外務省のサイト、
インド政府の公式サイト、
国連の地名標準記法一覧表においては、
首都は「ニューデリー」と表記されています。

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大統領官邸への道は、交通規制。

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自転車は入れないので、
一カ所にまとめて、徒歩で。

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かなりの距離を歩きます。

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左右には、宮殿のような建物がずらり。

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ここから先は進めません。

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あの建物が大統領官邸

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柵の向こうで軍楽隊が演奏しています。

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振り返ると、こんなに来ました。

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正面に見えるのは、インド門。

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この道路がラージパト(王の道)。

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そのインド門に向かってGO!

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これがインド門

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パリのエトワール凱旋門を基に設計された門型のモニュメントで、
第一次世界大戦で戦死した
イギリス領インド帝国の兵士(約8万5千人)を追悼するために
建てられた慰霊碑。

高さ42mのアーチには、
戦死したインド人兵士の名が刻まれており、
「永遠の火」が灯されています。

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その後、住宅街で、こんなところに。

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ウグラセン・キ・バオリ

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こういう建物の

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脇にあるのが、これ。

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15世紀に作られた階段井戸。
アゴラからジャイプールに向かう途中で見たチャンド・バオリよりは小振りです。

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チャンド・バオリを見たい方は↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20160708/archive

ビルとのコントラストがすごい。
デリー市内の真っ只中にある遺跡です。

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階段は103段

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下に下りてみると、

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水はありません。

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筒状のものが上に伸びています。

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下からの景色。

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猫と遺跡。

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この井戸は、平井堅「ソレデモシタイ」のMVで使われました。

https://youtu.be/1krJijKL384

2分30秒あたり。
2分30秒まで待てない方は、
その部分から始まる↓をクリック。

https://youtu.be/1krJijKL384?t=149

インド人顔の平井堅がインド人に扮して踊り、歌う、このMV。
大阪府生まれ、三重県育ちで
日本人の両親から生まれた生粋の日本人なのに、
なぜインド人顔なのか、謎です。

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さて、ツアーも終盤。

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ここで、

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朝食です。

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また、カレー。

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10時に解散。
3時間半の行程。
朝早いのは、
暑くなる前に終わらせる、という配慮のようです。

インドの町を自転車で疾走する。
楽しい経験でした。


寓話『カエルの楽園』  書籍関係

〔書籍紹介〕

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凶悪なダルマガエルに国を荒らされた60匹のアマガエルが
安住の地を求めて旅に出る。
しかし、途中、
ヘビやイワナやイタチなどの天敵に襲われ、
ソクラテスロベルトの2匹だけしか残らなかった。                
最後に2匹がたどり着いたツチガエルの国「ナパージュ」は、
豊かで平和で争いもなく、
まさしく「カエルの楽園」のように思えた。

なぜこんなにもナパージュは平和なのか、
不思議に思った二匹のアマガエルは
その秘訣を母国に伝えようと
ナパージュについて調べ始める。
するとナパージュには
「@カエルを信じろ Aカエルと争うな B争うための力を持つな」
という
国民が共有する「三戒」の教えがあることを知る。
ナパージュのツチガエルは口々に
「三戒があるから争いは起きようがない。
だからナパージュは平和なんだ」
と説明する。

ロベルトは素直にこの「三戒」の素晴らしさに感銘を受け、
それを説く進歩的なもの知りカエル“デイブレイク”に心酔してしまう。
デイブレイクは日夜集会を開き、
その集会では『謝まりソング』が合唱されていた。

我々は、生まれながらに罪深きカエル
すべての罪は、我らにあり
さあ、今こそみんなで謝ろう

しかし、聞いてみると、
誰に謝っているのかも、何に謝っているのかも、
良く分からないのだという。

「よく覚えていないけど、
わたしたちの遠い祖先が
過去に犯した過ちじゃなかった?」

デイブレイクはこう言う。

「過去に自分たちの祖先が
いかにひどいことをしてきたかということを、
繰り返し教えています」

そして、こうも言う。

「近頃、若いカエルたちが謝りの心を失いつつあります。
一部では、もう謝る必要はないんだと言い出す
カエルさえ出てきていると聞きます。
そのせいで、最近、
ナパージュという国の美しさが揺らいできています」
「わたしたちが贖罪の心を失いつつあることによって、
ナパージュを取り巻く近隣の国のカエルたちは怒っています」

その風景にどうにも納得がいかないソクラテスは
「三戒の教え」ができあがった背景を調べていく。
するとそこには複雑な事情が絡んでいることを知り、
ナパージュ周辺を警備する老いた鷲“スチームボード”や、
周辺のウシガエルも恐れる強力なツチガエル“ハンニバル”の存在を知る。
昔、スチームボードとカエルが争ったことがあり、
スチームボードがカエルを鎮圧。
ここを居所とする代わりに、カエルの国を守ってやることにしたのだという。
他のカエルたちがツチガエルの国を攻めてこないのは、
スチームボードが守っているからであって、
三戒によってではないことをソクラテスは知る。
そもそも、三戒はスチームボードが作って、
ツチガエルに与えたものだというのだ。
そして、謝りソングについても、スチームボードは、こう言う

「わしがカエルたちに三戒を作らせたとき、
『お前たちはとても悪いことをしたんだぞ』ということを教え込んだら、
カエルは自分たちで、そのことを反省する歌を作り、
わしに捧げたというわけだ。
そして今もああやって歌って謝っている」

そして、スチームボードはこうも言う。

「わしももう年老いた。
そろそろツチガエルたちも、
自分たちのことは自分たちで守ってほしいと思っている」

三戒の矛盾点に疑問がつのってきたソクラテスだが、
その疑問をデイブレイクぶつけると
「三戒によってナパージュは守られてるんだ。
それを疑ってはいけない。」
と半ば脅しも含め諭される。

他の問題もナパージュは抱えていた。
若いメスカエルが卵を産まなくなり、
年配のカエルが多くなり、
国全体がゆっくりと、静かに、老いていっているのだ。

一方、南の崖にウシガエルが侵入してきた。
屈強なハンニバル兄弟が阻止しようとするが、闘えない
それは三戒に背くことになるからだ。
ハンニバルたちは、以前は『カエル殺し』とか
『暴力の道具』と呼ばれたこともあるという。
南の崖に侵入したウシガエルに対したハンニバルは
ウシガエルにこう言われたという。
「南の崖はもともとウシガエルのものだから、
必ず取り返す」と。

デイブレイクは、こう煽動する。

「ハンニバルたちの力は、
争いのための力です。
これは三戒に違反するものです。」
「そこで、わたくしは提案したいと思います。
ハンニバルたちの力を奪ってしまおう、と」
                        
南の崖のウシガエルの侵入は頻繁になった。

プロメテウスは崖の上に石を並べ、
ウシガエルが登ってきたら、
その石を落とす、という案を提案するが、
「それは三戒に反する行為だ」と反対を受ける。
これは、ウシガエルが登ってこられないようにするための方策の一つに過ぎない、
従って三戒には抵触しないと主張しても受け入れられない。
その上、誰が石を落とすのかという議論になり、
力の強いハンニバル兄弟だというと、
「彼らがいったん三戒を破ったら、
歯止めが利かなくなる」
と反対を受ける。
結局、元老院は何も決められない。

デイブレイクの集会では、
若いカエルが
「プロメテウスさんはナパージュを守ろうと真剣に考えているのではないか」
「プロメテウスさんは、むしろ争いにならないようにしているのではないかと思う」
と主張するが、
「お前みたいな若いカエルが
天下のデイブレイク様に意見をして、
ただですむと思っているのか。
お前など葬り去るのは簡単なんだぞ!」
と一括される。

ソクラテスはハンドレッドに質問する。

「昔、ナパージュのカエルが
ウシガエルを大量に殺したという話は本当か」
「ああ、その話か。
ウシガエルたちが方々で言いまくっていることだ。
今では世界中に広まっている」
「ということは事実なんですね」
「事実のはずがないじゃないか。
ウシガエルの奴らは根っからの嘘つきだ。
それにだ──その嘘を広めたのはデイブレイクだ。
昔、ウシガエルとナパージュが争ったことはたしかだ。
そのとき、ウシガエルがそんな嘘を言い出したが、
信じるカエルはどこにもいなかった。
全部でたらめだったからだ。
ところが、争いが終わって何年も経ってから、
デイブレイクが大々的に言い始めたんだ。
我々はウシガエルを大量に殺して食べた、と。
デイブレイクは毎日毎日、集会で言い続けた。
その結果、ナパージュのカエルたちもそれが本当だと思いこんだ」
「デイブレイクはナパージュの悪口が大好きなカエルなんだ。
ナパージュのカエルを貶めるためなら、
どんな嘘だってつく。
それをナパージュだけでなく、
外の世界に向けても言いふらしている。
昔ナパージュのカエルが
エンエンのメスガエルたちを大量に奴隷にして、
いたぶったという嘘もあちこちに広めた」

プロメテウスは新たな提案をする。
スチームボードに南の崖を見張ってもらおうというのだ。
「我々はスチームボードに東の頂を提供しているのだから、
それくらいのことをしてもらおう」と。
スチームボードはその要請を受け、逆に提案する。
スチームボードがウシガエルを追い払う時、
ツチガエルも一緒に戦ってくれというのだ。
元老たちは「三戒違反だ」と叫ぶ。
プロメテウスは言う。
「でも三戒には、
自分たちの国を守ることを禁じるという文言はありません。
ナパージュを守るためには戦うことも許されているはずです」
「たしかに三戒には、
守ることを禁じるという文言はない。
自らを守るためには戦うこともやむを得ないのかもしれん。
しかしそれは、戦わなければ殺されるという、
本当にぎりぎりの状況においてのみ許される行為である。
しかも、相手よりわずかでも強い力で抵抗すれば、
三戒違反となる。
ウシガエルを追い払うために争うことは、
明らかな三戒違反だ」
「しかしウシガエルを追い払わなければ、
この国は乗っ取られるかもしれないんですよ。
国を奪われたら、
いずれは彼らに食べられてしまう可能性もあります」
「考えすぎだ」
「では、スチームボードがわたしたちを守るために戦っているときに、
わたしたちはスチームボードを助けることができないのですか」
「そういうことだ」

それでもスチームボードとの協定を結ぼうとするプロメテウスに、
ガルディアンは言う。
「プロメテウスは一番大事なことを忘れている。
我々には何より大切な三戒があるのだ。
これを犯すことは許されん。
三戒は何としても守らねばならぬのだ!」
「三戒のために、
ナパージュのカエルたちの命が危うくなってもですか?
三戒のせいで国が危うくなっても、三戒を守るのですか?」
とプロメテウスは言うが、元老たちは耳を貸さない。

「しかし、ウシガエルたちが大量に南の崖を登ってきたら、
わたしたちはどうやってそれを防ぐのですか?」
「簡単なことだ。話し合えばいい」

若いカエルたちのリーダー、フラワーズが叫ぶ。
「ぼくたちはウシガエルと戦いたくはない!」
若いカエルも言う。
「ぼくにはウシガエルと仲良くできる自信があります。
もしウシガエルが攻めてきたら、
彼らと一緒に歌をうたい、
友だちになります。
戦いなんて最低のカエルのやることです」

皆が揃って「『戦いをするための協定』反対!」と叫ぶ。
プロメテウスは説得する。
「スチームボードとの協定は、
『戦いをするための協定』ではありません。
その逆で、戦いが起らないようにするためのものです。
ナパージュがスチームボードと手を組んだということがわかれば、
ウシガエルも南の崖を簡単には登ってこない。
つまりこの協定は、
ウシガエルとの戦いを未然に防ぐ力になるのです」
元老院は一旦は協定推進に決したが、
暴力的に奪われた元老院の再決議で協定は結ばないことになり、
スチームボードはナパージュを去る。

その途端、ウシガエルたちの侵攻は早まり、
次々と土地を奪うだけでなく、
ツチガエルやオタマジャクシに被害者が出る。
プロメテウスは三戒の破棄を訴え、元老院で採決し、
その結果、ナパージュの全カエルが集まって、投票することになる。

その間、反対派の運動は激しさを増し、こんな意見も飛び交う。

「三戒をなくすなど、
絶対にあってはならない。
ナパージュのカエルは戦ってはいけないんだ。
徹底的に無抵抗を貫くべきなのだ。
もうウシガエルがこの国に攻めてきたら、
無条件で降伏すればいい。
そしてそこから話し合えばいい。
それが平和的解決というものだ。
戦ったりすれば、多くのツチガエルが死ぬことになる。
そんな悲劇を回避するためにも、
絶対に抵抗してはならない」
「わたしたちが遠い先祖の代から大切に大切にしてきた三戒は、
何が何でも守らないといけないものなのです。
これはナパージュの誇りです。
三戒を守って、この国が滅んでもいいじゃありませんか。
昔、ナパージュという素晴らしく美しい国があった──
カエルの歴史にそんなふうに記されることは、
光栄なことではないですか」
メスガエルは叫ぶ。
「わたしたちは戦いなんて嫌です!
わたしたちも、いつかはお母さんになるかもしれません。
わたしたちのこどもが戦いの場に連れていかれるなんて、
想像するだけでふるえてきます」
「わたしは他のカエルを殺すくらいなら、
殺される方を選びます。
三戒を守って、黙って死んでいきます」
 
「国民投票」の結果、三戒は継続された。

ウシガエルの侵攻はますますひどくなり、
草むらの争いでは、
デイブレイクは「その地を『友情草むら』と呼べばいい」と言う。
ハンニバル兄弟たちは目をつぶされ、腕は切り落とされた。
ツチガエルのうち3匹がウシガエルに食べられても、
「3匹のウシガエルが間違いを犯したと言って、
ウシガエル全部を敵とみなすべきではない」
「報復は何も生みださない。
それどころか、互いに報復を繰り返せば、
永遠に争いはなくならない。
この負の連鎖を断ち切れるのは、
三戒を持っているナパージュだけなのだ」
という始末。

ウシガエルたちは、南の崖だけでなく、
南の草原から南の池、中央草原に侵攻し、
最後は国の中枢までウシガエルの侵攻を受けたツチガエルたちは、
ウシガエルに迎合する者だけが残り、
反対派はことごとく食べられ、残りは奴隷となった。

そして、三戒は次のように改められる。

ウシガエル様を信じろ
ウシガエル様と争うな
争うための力を持つな

そして、これからも平和でいたかったら三戒を守るように命じる。

最後にソクラテスは言う。
「三戒は宗教みたいなものだったんじゃないかな。
ナパージュのカエルたちは殉教したんだよ」

百田尚樹による寓話。

「ナパージュ」とは日本のことであり、
(JAPANを逆につづると、NAPAJ(ナバージュ)となる。
登場人物たちを当てはめてみると、
次のようになる。

ナパージュ:日本
ツチガエル:日本人
スチームボード:アメリカ
ウシガエル:中国人
ヌマガエル:韓国人
三戒:平和憲法(憲法第9条)
デイブレイク:朝日新聞
南の崖:東シナ海(尖閣諸島)
ハンニバル三兄弟:自衛隊(陸海空)
プロメテウス:自民党(安倍首相)
ガルディアン:民進党、社民党など
ハンドレッド:百田尚樹
フラワーズ:SEALDs


今、日本の脅威となっているのは、
中国と北朝鮮。
中国の脅威は巨大だ。
その中国は淡々と「中国の夢」の拡大を目論んでいる。
南シナ海の争いに対する国連の仲裁裁判所の判決にも従おうとしない。
「紙クズ」だと平気で言う。
国連の常任理事国の特権を享受しながら、
その国連の機関である仲裁裁判所の決定に従わない、
というのだから、話にならない。

それに対しては、
先日の新聞が、「中国は国際法に音痴なのだ
と書いていた。
昭和7年に満州国を巡るリットン調査団の報告書を
日本が「満蒙はわが国の生命線」として拒否したのに似ている。
あの頃の日本も、国際法に音痴だったのだ。

そもそも中国には欧米型の
「法の支配」という発想がないのだという。
法は権力者が作るものだというのが中国の考え方だと。

先日、ある方が
「中国人がマナーを守らないのは、
そもそもマナーという概念がないのだから仕方ない」
と言っていた。

マナーを知らず、国際法も音痴な国を相手にするのだから、
日本も苦労する。

この「カエルの楽園」に描かれたようなことにならないよう、
警告の書として、読むことを勧めたい。

                                        
この本を読んだ宇佐美典也という人が
「憲法9条さえ守っていれば日本は平和である。
 例え滅んでも平和である」
という「朝日新聞論法」を整理して、
次の「30のQ&A」の形にまとめているので、
紹介しよう。

Q1:何で日本は戦後ずっと戦争に巻き込まれず
  平和でいることができたの?
A1:それはね日本が憲法9条で戦争を放棄しているからだよ。

Q2:でも最近中国が日本の領土の近くに迫ってきているけど
  大丈夫なの?
A2:大丈夫。日本が戦争を放棄して
  自分から攻撃はしないんだから、
  争いになりようがないよ。

Q3:でも日本が攻撃しなくても
  中国が攻撃してくることはあるんじゃないの?
A3:何を言っているんだい。
  日本国憲法には
  「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して」
  と書いてあるじゃないか。
  中国人のことをもっと信頼して話し合いをしないと。

Q4:でも中国は内部では少数民族に
  ひどいことをしているって話だよ?
  話し合いで理解してくれるの?
A4:それは日本には関係ない話だよ。
  日本の場合は平和を愛しているから、
  中国も平和を愛してくれるよ。

Q5:じゃ日本さえよければいいの?
A5:そうだよ。日本がよければいいじゃないか。
  余計なことを言って中国を怒らせたら大変でしょ。
  日本が平和だったらそれでいいじゃないか。

Q6:何かの拍子に中国が怒ったらどうすればいいの?
A6:謝ればいいんだよ。怒らせないのが一番。
  とにかく謝ればいいんだよ。
  そうしたら争いにならないじゃないか。
  この際、怒ってなくても謝ることにしようよ。

Q7:一体何に対して謝るの?
A7:第二次大戦以前に日本がしたことについてだよ。

Q8:具体的に何について謝るの?
A8:それは向こうが決めることだよ。
  向こうが怒ったら謝ればいいんだよ。
  そうしたら争いにならないじゃないか。

Q9:でも日本が謝られるべきこともあるんじゃないの?
A9:広島と長崎に原爆落とされて何十万人も虐殺されたけど、
  それも日本が間違ったことしたからだよ。

Q10 :何十万人も虐殺されるほどの間違いって、
   どんな間違いしたの?
A10 :戦争をしたんだよ。とにかく戦争はいけないんだよ。

Q11 :戦争をしたのはアメリカも一緒じゃないの?
A11 :うん。だから、日本はアメリカの分も謝っているんだよ。
  「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」と。

Q12 :言っていることがよくわからないのだけれど。
   何で日本人がアメリカ人の分も謝っているの。
   数十万人も虐殺されたのに。
A12 :とにかく戦争はいけないからだよ。
   それに日本は特に戦争で残虐なことしたんだよ。

Q13 :残虐なことって一体日本は何したの?
A13 :史実はよくわからないけど、南京で30万人くらい虐殺したり、
   韓国で数十万人の女性に強制的に売春させたりしたんだよ。

Q14 :それは本当のことなの?
A14 :本当かどうかは大事じゃないんだよ。
   怒ってることが大事なんだよ。
   怒ってるから謝ればいいじゃないか。
   そうしたら争いにならないじゃないか。

Q15 :日本人はいつまでも謝り続けなければいけないの?
A15 :そうだよ。先祖の罪は自分の罪だよ。
   だから先祖の罪は末代まで語り継ぐよ。
   本当かどうかわからないけど、語り継ぐよ。

Q16 :でも冷静に考えて日本が平和だったのは
   憲法9条のおかげじゃなくて、
   世界最強のアメリカ軍の基地が日本にあるからじゃないの?
A16 :そんなことないよ、
   むしろ在日米軍は日本を戦争に巻き込むガンだよ。
   米軍が出て行ったときが
   日本は本当の意味で平和になるんだよ。
   だから早く米軍には出て行って欲しいよ。

Q17 :自衛隊の役割も大きいんじゃないの?
A17 :そんなことないよ、
   自衛隊があるから中国も日本を警戒するんだよ。
   自衛隊がなければ中国も日本を警戒しなくなって
   平和になるよ。

Q18 :でも最近はしょっちゅう中国の軍艦が
   日本の領海周辺をうろついてて、
   自衛隊が対峙しているって聞くよ?
A18 :日本の領海の近くに中国の軍艦がきたからって、
   別に日本に領土的野心があるとはかぎらないじゃないか。

Q19 :でも自衛隊がいなければ、
   もっと日本の近海まで中国の軍艦は迫ってきたんじゃないの?
A19 :そんなことないよ。
   中国の軍艦は憲法9条を思い出して帰ったんだよ。
   それにもし憲法9条がなかったら、
   野蛮な自衛隊は中国軍に手を出して
   戦争になっちゃったに違いないよ。
   やっぱり憲法9条だね。

Q20 :でもさ、もしもね、中国の軍艦が大挙して
   日本の領海に迫ってきたらどうするの?
A20 :「諸国民の公正と信義」を信じているから大丈夫だよ。
   中国人は日本人と違っていい人ばかりだから
   話し合えばみんなきっと帰っていくよ。

Q21 :それって怖くないかな?
   念のため最強の米軍と安保協定を
   結んでおいたほうがいいんじゃないかな。
A21 :うーん、憲法9条があると言っても
   万が一にも争いが起きてしまうかもしれないから、
   それくらいのことはしてもらってもいいかもね

Q22 :それってなんかおかしくない。
   憲法9条と日米安保協定って矛盾するんじゃないの?
A22 :そんなことはないよ。
   そもそも米軍がいるから中国軍を呼び込んでしまうんだよ。   
   だから米軍がいること自体が悪いんだよ。
   米軍がいなくなれば
   憲法9条だけの平和な世界が訪れるんだよ。

Q23 :ところで米軍が「日本のことを守ってあげるから、
   自衛隊も米軍の活動手伝って」といってきたらどうするの?
A23 :絶対にダメだよ。憲法9条に反するからね。
   「戦いを前提にした協定」なんて
   戦いを呼び込むだけじゃないか。

Q24 :それで米軍が日本から出て行ってしまったら、危険じゃない?
A24 :そんなことはないよ。
   日本がようやく独立したってことで喜ばしいよ。
   そのときはややこしいことは考えずに
   憲法9条一本で日本は守られることになるよ。

Q25 :でも米軍がいなくなったら怖いものがなくなって、
   いよいよ中国が周辺の島々を占領してしまうんじゃないの?
A25 :例えそうなっても、
   こちらから攻撃しなければ戦争にはならないよ。

Q26 :自衛隊はどうするの?
A26 :この際だからなくしてしまえばいいよ。
   自衛隊が下手に攻撃したら、戦争になっちゃうからね。

Q27 :自衛隊までなくなったら、
   中国軍が日本本土を占領しに来ちゃうかも
   しれないじゃないか?
A27 :その時は無条件降伏だよ。
   そうしたら戦争にならず平和的解決になるよ。

Q28 :そんなことになったら、
   日本人は中国の中の少数民族のように
   ひどい扱いされてしまうかもしれないじゃないか?
A28 :戦争になって死ぬよりずっといいじゃないか。
   それに我々は「諸国民の公正と信義」を信じているから
   中国はそんなにひどいことはしないよ。

Q29 :そうしたら日本が中国になっちゃうじゃないか?
A29 :発想の転換だよ。
   そうしたらもっと日本人と中国人が理解しあって
   仲良くなれるよ。
   Let's 売国だよ。

Q30 :結局憲法9条って日本のこと守れないんじゃないの?
A30 :何を言ってるんだい。戦争さえしなければ
   たくさん死人がでないんだから、
   奴隷になろうとなんだろうと構わないじゃないか。


平和憲法が一定の時期、
日本のために貢献したことは認めよう。
しかし、憲法といえども
時代と共に変化するもののはずだ。
「平和憲法守って、国滅ぶ」
ということがないようにしたいものだ。

                                                                                                                        




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