スクープ!?  

スクープ、というほどではありませんが、
最新のニュースをお届けします。
それは、
芝浦の
東京食肉市場で全頭検査の体制が整ったこと。
9月5日(月)と畜分から全頭検査を開始

と畜後に枝肉から試料の肉を取り、
検査会社が取りに来て、
翌朝5時までに検査結果が出て、
セリに間に合わせる。
「測定結果報告書」は、
枝肉に添付され、
コピーして部分肉にも添付される。

前に検査に時間がかかる、
と書きましたが、
これは簡易検査で、
肉にある放射線量を調べるだけなので、
迅速に対応できます。
一定の数値以上の放射線量が出たものは、
精密検査に回すやり方。

この検査を通過したものは安全。
つまり、
「芝浦から出荷される牛肉は、
全て検査済で安全だ」

と消費者に言明することが出来ます。

BSEの時に「全頭検査」が
「安全宣言」につながったことから、
このたびのセシウム問題では、
業界からも消費者からも「全頭検査」の要請が高く、
検査機器の価格や大きさから
設置は事実上困難でしたが、
簡易検査という方法で切り抜けたわけです。
実際的には、
放射性セシウムの含有量など数値で出なくても、
放射線量だけ分かればいいわけで、
この方法を手配した市場会社に、「あっぱれ」をあげたい。

このことは昨30日に関係会社に通知されたのに、
まだ新聞報道はされていません。
それは、プレス発表をしてないからで、
せっかく消費者に安心感を与えるチャンスなのに、
もったいない。
そこで、許可を得た上で、
事務局長独自にマスコミへのアプローチを開始。
市場会社もその後やったようですから、
明日は新聞、
少なくとも業界紙には掲載されるはずです。


ついでにもう一つ。
開催が危ぶまれていた
「東京食肉市場まつり」は、開催
することになりました。
今年の主役銘柄は「岩手牛」
まさにストライクゾーン真ん中で、
来場した消費者に安全性を訴えるいいチャンスになります。
そこで、
全頭検査をしていることを伝えるチラシを当日配りましょう、
という話が進行中です。

国による出荷規制も解除され、
全頭検査の体制も整い、
こうして一つ一つ終息に向かいつつあることが実感されています。

もちろん、
どこよりも早く、支部と役員には伝達。
業界の方にとっても、消費者の方にとっても、いいニュースでした。


新総理と10周年のデジャブ  

野田新総理については
人柄的に好意的な意見が多く、
今回の選択肢の中では、最良の選択をしたという声が圧倒的です。
ただ、人柄だけでは政治はできません。

鳩山さんは「学者」
菅さんは「運動家」
小沢さんは「政局屋」ですが、
野田さんには、そういう意味で、
真の「政治家」になってもらいたいものです。

と思っていたら、
輿石さんを幹事長に起用するという結果に。
小沢グループを取り込むためにそうしたのは理解できますが、
それはあくまで「政局」どころか
「党内融和」でしかなく、
国民の感覚とは、明らかにずれています。

このまま行って、
小沢さんの党員資格の復活にでもなれば、
一挙に国民の信頼を失うことは必至です。

小泉さんの後を継いだ安倍さんが失速したきっかけは、
青木参院会長の強圧によって
郵政民営化反対議員の復権を許したことでした。
あの時点で世論からずれ始め、
安倍政権の崩壊=自民党の崩壊は始まりました。

その二の舞を野田さんにはしてほしくない。
輿石さんも幹事長という立場を自覚して、
強引なことはしないでほしい。
既に司法の手に委ねられているのですから、
裁判の結果が出るまでは放置すべきです。

このように、新政権は小沢問題という火種
場合によっては時限爆弾を抱えており、
新首相の姿勢としてふさわしいのは、
毅然とした態度でぶれないでいることでしょう。
小沢さんは数を頼みにしていますが、
次の総選挙で「小沢チルドレン」は大半が落選するはずで、
小沢問題は時間が解決する問題です。

菅さんは市民運動家という尻尾をずっと持ち続けたままでしたが、
野田さんは、同じ生え抜きでも、
松下政経塾という
良き薫陶を得て登場したのですから、
「運動家」ではない「政治家」としての成熟を期待したいものです。


という中で、
9月10日というBSE10周年に向けて、
新聞の特集をまとめる作業を今日始めましたが、
愕然としたのは、
組合の理事と支部長に送ったアンケートの戻りが悪いこと。
この手のアンケートの中では、
最低水準。
生食問題の時は、
あれだけにぎやかに回答があったのに。
もはやBSEは風化してしまったのでしょうか。
再度お願いする文書を今日、流しましたが、
もう一度、当時のことを思い出してほしいものです。

執筆のために、
当時からの新聞記事を精査する中、
自分の書いた文章も再読。
その中に、業界誌に執筆した

「BSE問題をめぐる5つのポイント
〜行政は何をし、何をしなかったか〜」

「BSE問題と報道のあり方
〜マスコミは何を伝え、何を伝えなかったか〜」


という二つを読みましたが、すさまじい。
それぞれBSE発生の2月半後と半年後に書いたものですが、
凄まじい舌鋒で農水省とマスコミを批判しています。
分量も多く、どちらも原稿用紙換算で40枚を越える大作。

考えてみれば、10年前はまだ50代前半で、
体力も気力もあったんですな。
シンポジウムのたぐいには積極的にでかけて発言していたし、
最後はNHKの社内シンポジウムにまで出かけてマスコミ批判をしている。
敵陣に乗り込み、逆に賞賛されたので、
まあ、勇気もあったようです。

そういえば、夏休みの旅行中で気付きませんでしたが、
先週金曜日(26日)の朝日新聞に、
事務局長が登場していたようです。
取材記者から送ってきた「掲載紙」で始めて知りました。

このようにして当時を振り返ると、
農水省の対応、マスコミの影響、業界の反応など、
このたびのセシウム問題と重なり、
デジャブ(既視感)の連続。
この10年間に行政もマスコミも業界も
何一つ学習してこなかったという思いさえします。

全国団体では、
枝肉・部分肉が対象の補助金事業だけでなく、
ミンチやスライスまで拡大しての
独自の東電に対する損害賠償の事業もやるようで、
こんなに時間もお金も手間もかかることを
本気でやるのか心配です。

先日、組合に来た卸関係の方が、
「処分事業や保管事業にエネルギーを使うのではなく、
肉の販路を拡大する努力をするとか、
もっと前向きに取り組んだ方がいいのではないか」

と言っていましたが、
そのような正論はまだまだ支持を得ていないようです。
人間、目の前にお金をぶらさげられると、
やはり欲しくなるのが人情というものです。

、「いろはにほへと」というドラマがあり、
芸術祭賞を取り、
映画化もされていますが、

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この中で
金融団体を追及していた刑事が、
その相手から目の前に金を積まれて、
捜査の手を緩めるように依頼されるシーンがあります。
刑事には、お金を欲しい理由があり、
激しく苦悩するのですが、
最後には、
「あんたがたが、こんなことをするのは、
やはり裏に何かがあるからだ」
と言って、それをしりぞけます。
その後、相手の幹部の逮捕にまで行き着くのですが、
捜査には勝ったものの、
刑事は色々なものを失う結果となり、
一人、酒をのみながら戯れ歌を歌う苦いシーンがラスト。
名脇役・伊藤雄之助の、おそらく唯一の主演映画ですが、
「くれる」というお金を拒むのは相当勇気がいるものです。

「いろはにほへと」については、
既に1度書いており、
↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20070603/archive

10年前、BSEの時に組合は「災害見舞金」として10万円を
全組合員に贈りましたが、
今回「あの時のように10万円を出せ」
という声は、3件。
1件でもあったことを悲しむべきか。
たったの3件と少なかったことを喜ぶべきか。



代表選の結果  政治関係

民主党の新代表=新総理には、
野田佳彦さんが選ばれました。

日本の行方や大震災の復興や円高対策よりも
「党内融和」を優先した結果の選択がこれ。

事務局長はこの人が財務省の影響を強く受けていること、
その結果、増税論者であることが気に入りませんが、
総理になって、一段高い広い視野を得た時、
財務省的発想から抜け出ることを期待するしかありません。

姿形のことを行っては申し訳ありませんが、
この人からは「鋭さ」が感じられない。
むしろ「鈍」の感じが強い。
その点で、どれだけ国民に希望を与える言葉を出せるかが問題。

姿形は一番良かった前原さんは、
意外や伸びなかったですが、
これは、外国人献金問題が尾を引いていて、
野党の格好の攻撃材料を与えることもさることながら、
この人だと、
解散・総選挙をやりそうだ、というのが、
民主党議員の回避を生んだらしい。
相変わらずの議員心理です。

海江田さんは、
もし選ばれると「泣きべそ総理」の汚名がつきまとうことになってしまいます。
今のあの人の顔を見ると、
苦渋に満ちており、
すっきりしない。
自分の魂を人に譲り渡した、という顔。
そんな精神状態の人を総理にはできません。
それに「3党合意の見直し」という、
公党間の約束を反故にしかねない発言で
多くのマイナスを付けたのでしょう。

鹿野さんが上着を着ていたら1位の人に投票、
上着を脱いだら2位の人に投票、
という約束が鹿野グループにあったそうですが、
どうして自分で判断しないのか。
「グループの結束」とかいいますが、
相変わらずの、群れる発想ですね。

ところで、今回の代表選び、
地方組織の意志は反映されず、
議員だけの投票
議員よりも国民目線に近い地方代議員の票が加算されたら、
前原さんが相当有利だったはず。
そうしなかったのは、
時間がなかったからで、
時間がなくなったのは、
菅さんの辞任がいつのことか分からなかったから。
そういう意味で、
菅さんは最後の最後まで迷惑をかけどおしだった。
おまけに、
昨日、
朝鮮学校無償化を指示したというから、
これは本当に最後っ屁。
やめていく人が、
次の人の手足を縛るようなことをしてはいけないという
美学も何もないらしい。
まさに「発つ鳥跡を濁した」わけで、
指示された人は、
とぼけて聞かなかったことにすればいいのに。
私ならそうする。

同じくやめていく与謝野経済財政担当相も、
昨日、「円高対策の検討課題」というのを発表しました。
何を今さら。
与謝野さんという人は、
掟破りで大臣に迎えられながら、在任中、何をしたのだろう。

「晩節を汚す」人ばかりで、
政界の汚濁はますます深まります。

今回の結果で良かったのは、
「小沢傀儡政権」にはならなかったことで、
数の論理を言っていた人が
数に破れる、という皮肉。
そろそろ小沢神話も終わらせた方がいいし、
小沢・菅・鳩山という
「創業者」の束縛から
早く民主党は脱却すべきでしょう。

とりあえず「人心一新」
新総理には国民の期待は集まるので、
野田さんはここで
目の覚めるような震災復興対策に動き、
円高・デフレ是正を打ち出せればいいのですが
こういうことはスピードが身上
早くしないと国民の期待はまたしぼんでしまいますぞ。



代表選と「海外」旅行  

やっと菅さんが辞めてくれて、
民主党は代表選に入りましたが、
菅さんが記者会見で何を言おうと、
「史上最低の総理」という称号は変わりません。
以前、宇野ソウスケという人がいましたが、
この方はさっさと辞めたので、
被害は少なくて済んだ。
ところが、
この最低の総理の時に、
史上最大の震災と原発事故が起きたのですから、
巡り合わせが悪いとしか言いようがありません。

「与えられた厳しい環境の中で
やるべきこときはやった。
一定の達成感を感じている」
と菅さんは言いましたが、
被災者たちの現状、
原発事故のその後のことを考えたら、
よくまあ言えるものだと思います。
産経新聞の記者が
「結局、語ってきたのは、
いつも自分のことばかり
と書いていましたが、
この人は究極の自己中心

このことについては、
政治アナリストの伊藤惇夫さんの言っていることが本質をついています。

「小さな組織のリーダーとしては有能だったが、
人を信じ、仕事を任せ、
最終的な責任を負わなくてはならない
大組織のトップを務められる器ではない」


そういう総理の資質を欠いた人を
トップに選んだ民主党議員たちは反省すべきでしょう。
また、そういう政党に
政権を譲り渡さずを得なかった
時の政権党・自民党も同様。
そして更に、
「政権交代」の夢を追って
民主党に政権を与えた全国民も
反省すべきでしょう。

ただ、「政権交代」については、
国民はだまされたと言ってもいいかもしれません。
そうした夢を与え続けた小沢さんが、
今度の代表選でも大きな力を持っているという、この不思議。

今5人の方が立候補しており、
明日には新代表が決まっているでしょうが、
新代表は新総理になる人です。
総理大臣と言えば、
日本国民の生命財産に責任を持ち、
国民が生きがいをもって生きていけるように導かなければならない立場。
いざその立場に立てば、
責任の重さにつぶれてしまいそうですが、
この5人の方はその重さが分かっているのでしょうか。
分かっていたら、
よく立候補する勇気があるものだと思います。
それとも、
よく分かっていないのか。
本当に自分の資質が総理大臣の器だと思っているのか。
だとしたら、
自分自身というものがよく分かっていないに違いありません。

アメリカの大統領は日本の総理と比較できないほど
大きな権力と責任を持っていますが、
その資質を確認するために、
2大政党には、「予備選挙」という制度があります。
1年以上かけて大統領候補者を選ぶ過程で、
その時点で起こった様々な難題に対して、
候補者が何を語り、どんな方策を提示するかを見守る。
認識の足りない候補者や
失言をした候補者は次々と脱落していき、
最後に残った人が大統領候補となる。
候補者は気の遠くなるような長期間、
緊張を強いられながら
選挙戦を闘いますが、
それを気力体力共に貫き通さないと大統領にはなれない。

こうしてアメリカは
時間と労力をかけて大統領の資質を問うわけですが、
日本の場合は、
相変わらずの数合わせとリップサービスで決まってしまう。

前記のような予備選の過程を適用すると、
海江田さんは
東日本大震災の時の強圧的な発言、
議場で泣いてしまった姿、
辞める辞めるといいながら、タイミングを外した
情勢分析のまずさ、
で落第。
この人を総理にしてしまうと、
国民はあの泣きべそ顔の再放送を何度も見るはめになります。
その上、「3党合意白紙」では、
政治家としての信を問われます。

前原さんは、
外国人から政治献金を受けていた、
という問題が尾を引いています。

野田さんは、
財務相時代に円高対策に明確な対応策を提示できず
いつも「慎重に見守って」ばかりいたので、落第。

こうしていくと、資格のある人はいなくなります。

先日の共同記者会見での発言を見ると、
経済政策では、
海江田さんは
「金融政策についてああしろこうしろということはできないが、
(政府が)案を出すことで日銀もできる範囲で動く」
ですと。何も言っていないのと同じ。
馬淵さんは
「日本は量的緩和をしっかりやっていない。
円高に振れるのは当然だ」
として、一層の金融緩和の必要性を強調し、ポイントをゲット。
前原さんの
「円高で外貨に換え、
海外の優良資産を買うのが有効な手立てだ」
と、国家戦略ファンドの創設を訴えたが、
ちょっと遠大すぎるか。

復興増税に反対意見を示したのは海江田・鹿野・馬淵さんらで、
海江田さんは
「復旧復興(の財源)は国債でかまわない。
無利子国債も一つの考え方だ」と主張、
鹿野さんは
「建設国債でやる。
復興債を日銀が引き受ける選択もある」。
野田さんは
「歳出削減や特別会計の見直しで足りない部分は
時限的な税制措置で対応せざるをえない」
相変わらずの増税論。
前原さんは
「景気の動向をみながら復興債を発行する。
景気が回復したときには当然ながら増税を考えていかないといけない」
とバランス重視。

消費税増税には5候補とも、基本的には賛成だが、
年度内に法制化する政府方針には海江田・前原・馬淵さんらは慎重姿勢。

TPPへの参加では、
前原さんが
「時間をかけずに結論を出すことが大事」
と積極的な構え。
海江田さんは
「TPPも選択肢だが、
いろんな方と慎重に議論した方がいい」
と、結局は逃げ腰。

マニフェストの見直し問題では、
海江田さんは
「達成できないものを守るか、諦めるかはっきりさせる必要がある」
「国民との約束を守る政治姿勢は守らなければいけない」
野田さんは
「財政事情が今までと違い、
政策の優先順位を変えざるを得ない」
前原氏さんは
「現実にあったものに進化させるのが大事だ」
馬淵さんは
「優先順位をつけて実行していくことが問われている。
一言一句縛られるものではない」
鹿野さんは
「できないものがあることを説明し、
次の選挙は新たな基本理念のマニフェストを打ち出すべきだ」

衆院解散・総選挙については、
野田さんは
東日本大震災の復旧・復興や、円高を受けた景気対策を理由に
「解散をしてはいけない。こんな時に政治空白は作れない」
野党時代に自民党に解散を迫った
過去の言動との整合性を問われると、
野田さんは
「常に解散・総選挙を求めるのが野党の役割だ」
と反論。卑怯。
鹿野さんは
「(衆院議員の任期)4年間は民主党が政権を担うことに正当性がある」
となると、
今後、解散・総選挙は求めることができなくなる。


というわけで、
「この人に任せたら、国が良くなるのでは」
と思わせる人がいません
なあ。
次世代の時代が来るのは、
5年後か、10年後か。


金・土とブログを休んだため、
「また海外か」
と思った方がいたかもしれませんが、
セシウム問題が起きた時に、
長期の海外旅行は断念。

このたびは「海外」でも北海道
さらに「海外」の礼文島、利尻島に行ってまいりました。

↓は、日本最北端の宗谷岬。

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他の写真は、今度。


補助金事業と総理選び  

昨日、
セシウム問題にからむ補助金事業(処分事業と保管事業)
についての中核団体会議が行われ、
昼1時から夜7時までかかったらしい。

資料を入手したところ、
どんどん複雑化しており、
その実務処理を考えると、
途方もない作業量を要求されるようだ。

まだ決まっていないことも多く、
明日26日には、
全国団体が各県を集めての会議をするそうだが、
こんな未定項目の多い中で、
どんな説明をするのか気の毒になるくらいだ。

BSEの時は、
一定条件の国産牛肉を保管して、
その代金をもらうだけで、
単純といえば単純だった。
その後、保管事業は処分事業に変更され、
偽装の発覚により
全箱検査が行われるようになり、
その中でまた偽装が発見され・・・
などという形で混迷していくわけだが、
今度のは、
「東京電力への賠償請求
という問題が入るだけに、
未知の領域が多い。
要綱に書いてある価格以上に
はみ出た価格は
補助金で保証されず、
その分を個別に東電に賠償請求するとなれば、
手に余るし、
第一裁判にでもなれば、
時間がかかって何時のことか分からない。

更に、現品確認
不正が出て来た時の
牛肉の一部を採取してのDNA鑑定まで進展したら、
その切除方法や経費の負担を巡って、
更に複雑さを増している。
冷凍にした牛肉から
鑑定用の肉片を切り取る作業は、
予想以上に大変らしい。
その採取作業は個々にやるのか、
まとめてやるのか。

わが組合は
先週の段階で不参加を早々と決めてしまったが、
この事業で巻き込まれる各県組合事務局の
実務作業の煩雑さを思うと、
それだけで気分が重くなる。


という中で、
出荷制限を受けていた4県(岩手・宮城・福島・栃木)が
制限解除となり、
一つの山を越えたとも思えるが、
消費者段階でどう受け止められるかはあまり期待できない。

東京食肉市場の牛の出荷量そのものが細っており、
よくこれでやっていけるものだ、
と感心(心配)する声も聞こえる。
出荷停止解除で
4県の牛の出荷が増えてくれば、
状況は変わって来るだろうが。

いずれにせよ、
放射性セシウムの問題は、
時間が解決する要素があるので、
それに期待していくしかないのだが・・・。


で、こうした問題に対処する政治といえば、
新総理が決まるまでの政治空白でいかんともしようがない。
円高問題も、
わけのわからない対策が発表されたが、
反応は鈍い。

本日午後、民主党有志の開いた会合に
前原さん、野田さん、鹿野さんが出席した記事を読んだ。

前原さんは、
マニフェストで掲げた国家公務員の
人件費2割カットが実現していないことに触れ、
「行革努力が十分できているとは思わない。スピードが鈍い気がする」と述べ、歳出削減努力を加速させる考えを強調した。
また、衆院議員定数の80削減にも取り組む意向を示した。

野田さんは「歳出削減は当然」とした上で、
「財政再建は避けて通れない」とも指摘。
2010年代半ばまでに
消費税を段階的に10%まで引き上げることを盛り込んだ
税と社会保障の一体改革案を
「やり遂げなければならない」と訴えた。

鹿野さんも一体改革について
「党と政府が決めた形で来年3月までに法整備することが大事だ」
と堅持の意向を強調。
マニフェストの見直しでは
「現実を受け止めて判断していかなければならない」
と柔軟に対応する考えを示した。

こうした3人の主張を読めば、
国民目線に最も近いのは前原さんであることは明らか。
国民が何を期待して民主党に政権を委ねたのかを忘れないでもらいたい。

野田さんは財務相時代に
すっかり官僚に汚染されたらしく、
「税と社会保障の一体改革」
などというのは、
大切な課題ではあるにしても、
あさっての議論であり、
今国民が苦しんでいる不景気やデフレという
「今日」の問題とはかけ離れている。

それにしても、
東日本大震災の復興のことは議論したのかしなかったのか、
記事からはうかがい知れない。
記事にならないくらいだから、
その課題は熱い議論にはならなかったのだろう。

国民から遊離したところで展開する
政権の取り合いごっこ。
浮遊する日本列島はどこへ行く。






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