アカデミー賞受賞式  映画関係

早くも2月が終わり
明日と金曜の2回、
為替に神経を使う週になりました。


今日はアカデミー賞受賞式
冒頭の「インセプション」を題材にして、
その年の話題作で綴るお遊びの部分。
こういうことをやらせると、
アカデミー賞は抜群の面白さを発揮します。

年初強かった「ソーシャル・ネットワーク」の勢いを、
いつの間か「英国王のスピーチ」が逆転していて、
作品賞、監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞の
主要部門を取りました。
「ソーシャル・ネットワーク」は脚色賞、編集賞、オリジナル音楽賞のみ。
作品賞は「英国王のスピーチ」、
監督賞は「ソーシャル・ネットワーク」の痛み分け、
というのが事務局長の予想でしたが、
見事に外れました。

映画鑑賞サークルCCSの予想大会の成績は、
昨年より悪くなりました。
主要部門や技術部門の予想は若干程度悪かっただけですが、
短編賞2部門、ドキュメンタリー映画2部門、
外国語映画賞等の、
全く知らない映画が並ぶ5部門が
一つも取れなかったのが痛かった。
まあ、こういうこともあります。

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食肉ギフト券の会議と『息もできない』  

今日は「食肉ギフト券」の会議で、
全国各地から、主に事務局職員が集まりました。
全国各地と言っても、
22都府県ですが。
各県組合は女子職員でもっており、
中には30年選手という方もおられます。

開始時間前に全員が集合して、
早く始まったというのは珍しい。

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このような各県の皆さんが集まる会議で説明するのは
9年ぶり位でしょうか。
随分全国からは離れた立場に来てしまいましたね。

作った資料に基づき、説明し、
各県の状況も報告してもらい、
「食肉ギフト券」の廃止については合意をいただきました。
特に、新聞広告やポスターの作成費用は東京組合が負担、
という部分は、意気に感じていただけたようです。

終わってみれば、丁度3時。
回収の終了は7月31日
未使用券の払い戻しは8月1日から10月31日と決まりましたが、
なんだかんだ後処理をしているうちに、
今年一杯はかかってしまうかもしれません。
各県の報告書が出た段階で、
「食肉ギフト券統一協定」の終了を宣言。
事務局長の定年前最後の大仕事、ということになりそうです。


〔映画紹介〕

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実は、この韓国映画のことは、
全く知りませんでした。
キネマ旬報の2010年外国映画のベスト・ワンと聞いてびっくり。
何百本と公開される映画の中で、
評論家をはじめとする映画人が多数投票して、第1位。
その年のベスト・ワンとなる、
歴史に刻まれるたった一本の映画。
その映画が自分のネットワークにひっかからなかったのは情けない。

ベストワン記念のアンコール上映というので、
銀座の映画館へ。

ソウルのドヤ街をうろつくサンフンは取り立て屋。
凶暴な性格で汚い言葉を吐き、
すぐ暴力に走る。
その男が道端で知り合った女子高校生ヨニと奇妙な交流を始める。
サンスンは昔暴力的で刑務所から出て来た父親に憎悪を抱いており、
年取った父に殴る蹴るの暴行を働く。
その一方でバツイチの姉と甥にはやさしい一面を見せる。

ヨニの方は家賃も払えない状態の家で
母親の死を認識できない父親と
ヤクザの道を歩き始めた兄と生活をしている。
母親の死には、父の家庭内暴力が一因にあるらしい。

心に傷をかかえた者同士の魂の交わり。
特に目新しい題材ではない。
始まって3分の1あたりまでは、
これが、どうしてベスト・ワン?
と疑問だった。
ストーリーも映画技法もとりたてて優れているわけではない。

だが、後半に入り、サンフンの心に変化が起こり始めるあたりから
すっかく画面に引きつけられた。
父親をおぶって病院に駆けつけるところ、
息子だから自分の血を輸血しろと叫ぶところ、
その後、漢江の河原にヨニを呼び出して、
初めて弱さをさらけ出すあたりから涙が止まらなくなった。

前にも書いたが、
映画はストーリーも大事だが、
一番大切なのは、人間が描けているかどうかだ。
その点で主人公サンフンの人生が見事に描かれている。
その孤独も辛さも、暴力でしか自己表現できない性も伝わって切ない。

ヨニと心が通じたことでサンフンが生活を変えようと思い始めた時、
ある事件が起こる。
その部分、
甥の学芸会から、仲間が始めた焼肉屋に話が飛び、
楽しそうに笑う彼らの姿に、
あの事件はどうなったかと疑問に思う時、
さっと入り込んで来る事件の結末。
こうすることで人生の悲哀が増す、
見事な展開だ。

サンフンを演ずるのは、監督もつとめるヤン・イクチュン
本物のチンピラではないかと思うほど
見事に役になりきっている。
その視線や動作が哀しい。
同じ韓流だが、美女も美男も出てこない。
あるのは、底辺で生きる人間の切実な姿。

観終えた後、しばらくの間、
人と口をききたくなくなるような重いものが心に落ちる。
あまたの映画観巧者が高い点をつけた気持ちがよく分かる。

映画技法に難があるので、事務局長の評価は、
5段階評価の「4」。
しかし、胸打たれる映画で、おすすめ。



会議準備とカニ食べ放題  

今日は一日、
明日の食肉ギフト券の会議のための資料のまとめ。
それまでバラバラに進めて来たものが
形を整えて来る、この醍醐味。
ポスターの見本も新聞広告の原稿案も出来上がり、
出席者は、これで全体像が掴めるはずです。
最後には、申請のための様式集を
記入見本ともども納めたCDまで作成。
「親切」のお手本みたいなものです。
それもこれも、
貴重な時間とお金をかけて日本全国から参集した方に、
来ただけのものを持って帰っていただこう、という思いから。
お金はともかく、時間の貴重さをつくづく感じる昨今ですので。

一段落した安堵感から、今日は外食を。

地元舞浜でモノレールに乗り換えます。

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吊り革も窓も形はミッキー。

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ここがホテル群の駅。

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クリスマスでもないのにイルミネーショは、

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ディズニーリゾートのホテルだからです。

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このホテル、今はオークラ系列ですが、
建った時は第一ホテル系でした。

なんでこんなファミリーホテルに
一人で来たかというと、
ブログの読者は既にご存知のとおり、
事務局長はカニに目がない。
前世がネコなので、
魚介類はみんなよく食べますが、
エビとカニは異常に引き寄せられます。
                      
で、舞浜のホテルが毎年この時期にやる
三大蟹のバイキング
などという宣伝を見ると、止まらなくなるわけです。

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前には家族と行きましたが、今回は一人。
カミさんと娘には「パパ一人で行ってきて」と拒否されました。
なんでも、前回、あまりパパが沢山食べるので、
恥ずかしかったのだそうです。
何が恥ずかしいんだ。

ごらんのような、タラバ、ズワイ、毛蟹を皿に盛って食します。

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値段がこれですから、
タラバはやや水っぽいのが難。

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話相手がいないので、
口はひたすら食べる専門。
居酒屋で一人酒を飲む初老の男なら哀愁ですが、
黙々とカニと格闘する小太りなオッサンでは
絵になりません。

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ハサミで切る、
身を取り出す、
食べる、
をひたすら繰り返して、
1時間もたつとさすがにスピードが鈍り、
皿に取ったものを残さずに済ますことに神経が行ってしまいます。
若干「後悔」の二文字が頭の隅に沸いて出て、
明朝の体重計が目にちらつきます。

まあ、年に1回くらいは
こんなことがあってもいいか、という夕食でした。

28日まで。
ネットのクーポン持参で、平日は1000円引き。
シニアと申告したのに、
若く見られたのか、
大人料金を取られそうになりました。



企画部会と『椿姫』  

一昨日から為替が動き始め、
特に豪ドルは、↓のように2円近くも下落。

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84円がキープされて、
来週あたり黒字宣言をしようかと思っていた矢先でした。
次の利率確定日は3月1日。
次が3月4日。
しばらくひやひやする日が続きそうです。


今日は一連の部会の最後を飾っての広報部会
企画指導部会と違ってスムーズだったのは、
やはり進行役(部長)の違いです。
ポスターの写真の公募は継続、
次回は支部単位で募集することになりました。


夕方から初台へ。
新国立劇場の「椿姫」です。

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昨年ロイヤル・オペラの新演出を観たのですから、
何もまた観ることはないのですが、
年間会員でチケットが送って来るので。

今日の席は前から4列目の真ん中。
字幕は見づらいですが、
今更字幕を見る必要はありません。

しかし、その4列目が地獄の底になろうとは。
というのは、そのあたりは座席のスロープが大変ゆるやか。
それでも、普通は前の人の頭が邪魔になることはないのですが、
事務局長の前に、とんでもなく座高の高い男性が座ったのです。
そういう人は、自分が前の人の頭で苦しんだ経験がないので、
後ろの席の人への思いやりがなく、
普通に座って見えるはずなのに、
背筋を延ばして座る。
隣の人と30センチも違う。
その上、頭が大きく、髪もふくらんでいる。
自分の頭が後ろの人の邪魔になっていることなど、
気づこうともしません。
外国のオペラハウスなら座席が互い違いになっているのですが、
ここは、きれいに重なります。
従って、舞台の中央がすっぽりと見えません。

この状態で、休憩をはさみ、第1幕・第2幕と苦痛が続きます。
以前の事務局長なら、
「もう少し頭を下げてくれませんか」
と言って、口論にもなりかねないところ。
第2幕の後、
ロビーにいた、しかるべき立場と思われる人にそのことを話すと、
「それはお困りでしょう」と
空席を探し、「業務用入場券」というのに
手書きで座席番号を書いてくれました。
少し後ろになりましたが、良い席。
官僚的かと思ったら、
柔軟に対応してくれました。

さて、肝心のオペラの出来は、
スカスカでした。
オケは「これで、ヴェルディ?」と思うような演奏。
特に各幕の終わりの盛り上がりが欠けます。
なんだか情けない。

ヴィオレッタのパトリツィア・チョーフィは、
得意の役で、やけに評判が良く、
期待したのですが、
歌も演技も、それほどではなかった。

アルフレードのウーキュン・キム(韓国の方)は、
歌はなかなかでしたが、
東洋人の要望で、
小太りの外見がアルフレードではない上に、
無表情で、演技力ゼロ

合唱たちもマネキン人形状態で、
全然生きていない。
これで泣けと言われても、無理というもの。
普通はうるっと来るラストのくだりも、
全くの乾燥状態。
「イタリア・オペラは演歌だ」
とパヴァロッティが言ったように、
最後はウェットでないと。

そういうわけで、今度も高い金を払って不平不満。
今年の年間通し券は申し込みませんでした。
やはりMETライブビューイングの後遺症で、
超一流を観てしまえば、
1.5流には満足できません。
やれやれ。





不思議な出来事の続きと『男たちの挽歌』  

昨日の「不思議な出来事」の余波が続いています。

ブログへのアクセス数がいつもより多いのは、
昔の合気道同期の皆さんがのぞきに来てくれたようです。

中には、

そうか、こんなところに、無事だったのか。
無事ではなく、波乱万丈かな?


というコメントをくれた人もいました。

そういえば、当時のクラスの中には、
連合赤軍に走った人もいて、
あさま山荘事件の時には心配したものです。
そのD君には、ある時、
山手線の中で遭遇。
面変わりしていて、はじめ気づかなかったのですが、
向こうから声をかけて来て、
驚いて最初に発した言葉が、
「D、生きていたのか!}でした。
彼は、一度退学届けを出したのですが、
担当教授が良い方で、
休学扱いにしてくれていたので、復学出来、
その後、医学部に移って、
今は医者をやっているそうです。

このように、当時の大学は激動の時でしたから、
「無事だったか」というのも少し分かります。
「波瀾」はありましたが、「万丈」と言えるかどうか。

ただ、実際、一つ間違えば、
今頃アフリカのセネガルで骨を埋めていたかもしれない事態もありました。
もう帰らない決意で、
全てを片づけ、
日本には戻らないつもりで、アメリカに旅立ったこともありました。
(前に書いた、アメリカ横断旅行のことです)

今となれば、全ては夢。
人生で2度の不連続線を経験した事務局長にとって、
今度の合気道同期の皆さんの声は、
2章前のめくられたページから届いて来たような印象です。

家に帰ると、Koさんが、
メンバーの住所とメールアドレス、
それに2年前の同期会の時の写真を送って来てくれました。
9人写っているおじさんたちの・・・
4人しか名前と顔が一致しません。
一体、これは誰なのか。
彼のような気もするが、違うかもしれない・・・。
そういう事務局長も、
当時より15キロ太っていますし、
髪はパンチパーマだし、
眼鏡をかけているし、
きっと別人と言われるでしょう。


さて、組合の方は、
明日の会議と金曜の会議の準備に専心。
特に金曜の会議は、
全国から集まってくれるのですから、
何かを持ち帰っていただくような会議にしたいと思っています。
そうやって資料を固めていて、時を忘れました。

                                           〔映画紹介〕

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これは見事にはまった

ジョン・ウーの大傑作の韓国でのリメイク。
ジョン・ウーが製作総指揮をしているから、
公式リメイク。
そのジョン・ウーが試写を見て涙を流したというが、
事務局長も半分の時間、涙を流した。
男たちの姿が美しすぎて、切なくて。

オリジナルと違うところは沢山あるが、
一番の違いは、主人公の設定を脱北者にし、
その兄弟愛を中心に置いたこと。
まさに韓国独自のオリジナリティだ。

釜山を舞台に、武器密輸組織の大物のヒョクは、
北から脱出して来たチョルと再会するが、
「母と俺を見捨てた」と激しい憎悪を向けられる。
組織を離れる決意をしたヒョクは、
最後の仕事として取り組んだタイでの取引で、
駆け出しのテミンの裏切りにあって、逮捕される。
ヒョクの親友ヨンチュンは、
ヒョクの仇討ちに単独でタイ・マフィアの巣窟に乗り込み、
重傷を負ってしまう。

それから3年、チョルは刑事になっており、
出獄して釜山に帰って来たヒョクは、
足を洗い、まともになろうとする。
今では組織はテミンに牛耳られており、
捜査にあたるチョルを排斥しようと、 
テミンはヒョクに働きかける。
拒むヒョク。
しかし、事態は抜き差しならぬ方向に進んでいく・・・。

ヒョクが戻って来て、
遠くからチョルの姿を見、
ついに出会ってしまった弟に
「お前が北から来て、この国の国民になり、
警察官になったことを、誇りに思う。
だから、俺は二度と悪事はしない
と言うあたりから、
頬を涙が流れて止まらなかった。
先日の「再会の食卓」とは全く異なる種類の涙。
男の生きざまに触れることで起こる涙は、貴重だ。

不自由な足を引きずって、駐車場で働くヨンチュンとの再会や
兄と弟が黙々とクッパを食べるシーンなど、
まさに「男」が描かれていて、切ない。

ストーリーに女性をからませたりというつまらない真似はせず、
男と男の生きざまだけを描く映画。
それがひたすらカッコいい
日本のおばさんたちが韓流スターに心を奪われる気持ちがよく分かる。
へなへなした日本の男と違う、とした姿。
しかも、そこには哀愁が漂い、
色気も香る。

画面はスタイリッシュで眼を引きつける。
監督はソン・ヘソン。

銃撃戦が駄目、という方にはお勧めしないが、
匂い立つような男を見たかったら、どうぞ、と推薦したい。

5段階評価の「4.5」。






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