東南アジアの旅・最終回  

今日は本当に良い天気でした。
風もさわやかで、
こんな日に家の中にいてはもったいないので、
自転車で散歩。
お墓参りをし、
海沿いに出来つつある海浜公園を散策。

次の旅行が追いかけてきましたので、
遅ればせながら、
3月末の旅行の写真の残りを、駆け足で。

↓眼下に見えて来た、ホーチミン (旧サイゴン)の明かり。

クリックすると元のサイズで表示します

↓シェリムアップに比べると、本当に大都会。(ホテルの部屋から)

クリックすると元のサイズで表示します

↓とにかく、バイクがすごい。騒音で頭が痛くなります。
マスクをしているのは、空気が悪いから。

クリックすると元のサイズで表示します

統一会堂 (旧大統領官邸)。

クリックすると元のサイズで表示します

↓ベトナム戦争終結の象徴の戦車。

クリックすると元のサイズで表示します

↓この正面の道から戦車が進んで来ました。

クリックすると元のサイズで表示します

↓大統領たちは敗北を感じて、パニックだったでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します

↓突入する戦車。

クリックすると元のサイズで表示します

↓小学生たちが社会見学に来ています。

クリックすると元のサイズで表示します

↓中の会議室。

クリックすると元のサイズで表示します

↓電話を見て下さい。

クリックすると元のサイズで表示します

↓通信機器の古さ。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

↓脱出用の秘密通路。

クリックすると元のサイズで表示します

↓屋上のヘリポート。

クリックすると元のサイズで表示します

↓まさに、「ミス・サイゴン」の世界です。

クリックすると元のサイズで表示します

↓官邸の中に映画館があったようです。金正日?

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

歴史的な場所に来て、
何だか戦慄が走りました。

歴史博物館

クリックすると元のサイズで表示します

ベトナム戦争証跡博物館

クリックすると元のサイズで表示します

ここには、胸が痛くなるような展示がされています。

クリックすると元のサイズで表示します

↓有名な写真。川を子供を抱えて逃げるベトナム女性。

クリックすると元のサイズで表示します

↓これも有名な、戦場で逃げまどう少女。

クリックすると元のサイズで表示します

↓拷問の家が再現されています。

クリックすると元のサイズで表示します

戦争の傷跡はここ以外には見られず、
カンボジア同様、平和を民衆がかみしめています。

ベンタイン市場

クリックすると元のサイズで表示します

↓アメリカの象徴、コカコーラも受け入れられています。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

↓野菜カット器。日本でもよく見られますね。

クリックすると元のサイズで表示します

↓お肉屋さん。

クリックすると元のサイズで表示します

東南アジアでのお肉屋さんはみんな同じです。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

↓前の商店街。このおびただしい電線は何?

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

サイゴン大教会。時間帯が悪く、中には入れませんでした。

クリックすると元のサイズで表示します

中央郵便局

クリックすると元のサイズで表示します

こういう建物は、フランス文化の名残です。

クリックすると元のサイズで表示します

↓フェリーを見つけ、サイゴン川の対岸へ。

クリックすると元のサイズで表示します

↓乗っているのは、ほとんどがバイク。

クリックすると元のサイズで表示します

↓船が岸に着くと、

クリックすると元のサイズで表示します

↓すさまじい勢いでバイクが上陸します。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

↓対岸は、別世界。

クリックすると元のサイズで表示します

↓田舎であり、対岸との貧富の差か明らかになります。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

↓サイゴン川を、こんな小さな舟が行きます。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

ビンタイ市場

クリックすると元のサイズで表示します

チョロン地区 (チャイナ・タウン)が近く、とにかく、大きい。

クリックすると元のサイズで表示します

事務局長は、ここからホテルまで歩きましたので、いろいろ面白いものが。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

夜は、↓水上人形劇の劇場へ。

クリックすると元のサイズで表示します

奥の御簾の向こうに人形使いがいて、操作しています。

クリックすると元のサイズで表示します

上から操作するか、下から操作するかの違い。

クリックすると元のサイズで表示します

音楽とセリフは、両脇の楽士がやります。

クリックすると元のサイズで表示します

火が出たり、煙が出たり、芸が細かい。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

↓最後に人形使いさんが出てきます。全員男性でした。

クリックすると元のサイズで表示します

その後、市場の周りの屋台へ。

クリックすると元のサイズで表示します

夕方まで、ここには何もありませんでした。

クリックすると元のサイズで表示します

どうやってこの屋台を短時間で建てるのか、不思議。

クリックすると元のサイズで表示します

食べたのは、チキンライス。

クリックすると元のサイズで表示します

ホーチミン発は夜中の11時55分。
成田到着は朝7時20分。
それから事務所へ出勤しました。

7回にわたるカンボジアとベトナムの旅レポートは、今日で終わり
前のを読みたい方は、それぞれクリックして下さい。

シェリムアップの町 ↓
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080326/archive

カンボジアの歴史 ↓
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080328/archive

4つの遺跡 ↓
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080401/archive

アンコール・ワット ↓
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080402/archive

2つの遺跡 ↓
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080405/archive

アンコール・トム ↓
http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080409/archive




危険な人にピストルを  

本日は夜9時半まで仕事。
明日事務所に出るか、
今日遅くまでやって明日は休むか、
の選択肢で、後者を選んだためです。

おかげで、9日の常務会の資料は大方片づき、
30日にFAXするだけになりました。
総代会の準備も万端。
その他、税理士さんに資料を送ったり、
いろいろ。
その間、各支部の総会を巡るいろいろな情報が
電話で入って来ます。
これが結構長くかかります。
なにしろ興味津々の人間模様ですから。

どこの支部の誰のこととかは、
分からないように書いて、
気を使っているのですが、
理事長のブログ「わがまま親父の天の声」では、
いろいろなことについて、
実名ではっきり書いてあって、ひやひや。
本人に言わすと、
「パソコンとブログなんかやらせるからいけない」
と、こうなるのは当たり前、という話。
危険な人にピストルを持たせてしまった、
という感じですが、
まあ、それも個性だから面白いかな、
とも思います。
せいぜい標的にならないように気をつけましょう。

ひょっと思いついて
去年のブログをのぞいてみると、
ゴールデン・ウィークから始めたみたいですね、
50周年記念誌の編集。
外はいい天気なのに、
事務局長は事務所にいる、なんてぼやいています。
昨年はゴールデン・ウィークの後に、
組合の訪欧団の一点集中ガイドとしてローマに向かう、
というスケジュールが控えていたために、
あたふたしていたようです。

今年も同じようなもので、
何年ぶりかのゴールデン・ウィーク旅行を決めたために、
今、あたふたしています。
この間東南アジアに行ったばかりで、
今度はどこに、と?
今度は東の方、
↓のような景色を見てまいります。

クリックすると元のサイズで表示します


本村さんの手記と聖火と『火の鳥』  

↓は「WiLL」最新号。

クリックすると元のサイズで表示します

光市母子殺人事件の被害者の遺族、
本村洋さんの手記が掲載されているので、購入。
長文だが、一気に読ませられる。
犯人の人権は守られても、
被害者やその遺族の権利は一顧だにされない
今の司法制度のおかしさを
あますところなく描いてくれる。
その真っ只中にいなければ書けない肉声の手記
涙なしには読めない内容だ。

前に書いたことのある江川紹子さんの講演会で、
「あの本村さんは、
怒っているところばかり報道されていますが、
実際に会ってみると、
とても物静かな人なんですよ」
と言っていた。

こんな事件に巻き込まれなければ、
普通の人生を普通に歩んで、幸福になれた人だったろうに。

本村さんの記者会見での発言を聞いていていつも思うことは、
背後に怒りの感情を持ちながら、
あくまでも論旨明解に
おかしいところをおかしい、と発言する勇気だった。

手記の終わりの方で、
本村さんはこのように言っている。

「私は、死刑制度というのは、
人の生命を尊いと思っているからこそ存在している制度だと思う。
残虐な犯罪を人の生命で償うというのは、
生命を尊いと考えていなければ出て来るもではないからだ」

「人を殺した人間は、
自らの命をもって償う。
当然の道理である。
そして、
被害者も加害者も生まない社会をどうしたら築けるか。
これは社会の永遠の命題である。」

手記に続き、
弁護団の開いたシンポジウムの内容が
テープ起こしで採録されているが、
まるで別世界の話のよう。
法律バカというか、
専門バカというか、
この人たちがとてもまともな人間とは思えない
死刑廃止を言いながら、
死んだ被害者に対しては
一片の悼む思いも持っていない。

そうでなければ、

「抱きついたのは、亡き母に対して甘えたい気持ちの表現」
「死後レイプしたのは、死者を蘇らせる復活の儀式」
「押し入れに子供の死体を入れたのは、どらえもんに何とかしてもらうため」

などという犯人の主張を鵜呑みにして主張するはずがない。
あのような主張が逆に「反省していない」として
死刑判決に導いた戦術ミスであることを気付いていない。
頭が悪いのか。
性格が悪いのか。
両方なのか。(きっと、そうだ)

死刑廃止論者の理屈では、
よく、犯人の更生の可能性が主張されるが、
事務局長は、
人間には何パーセントか
どうにもこうにも規格外の、
人間として取り扱ってはいけない、
常識の外に住んでいる人がいる
と思う。
この犯人の、
死体をレイプし、
赤子を手にかける
などというこは、
規格外の人間だから出来ることで、
そういう人間に「反省」や「更生」を期待するのは間違いだ。
事実、拘置所仲間に出した手紙には、
反省のかけらもない
モンスターの心が現れている。

この弁護団もモンスターの同類であることは、
本人たちには分からないのだ。

戦後、甘やかされたものには、
子供、女、役人などがあげられるが、
その一つに犯罪加害者をあげておかしくはないだろう。

この本村さんの手記は、是非、読んでいただきたい。
680円がもったいない方には、お貸しします。


話変わって、

長野の聖火リレー
いかにも真面目で律儀な日本人の体質が良く現れたものでしたね。
↓は、その隊列の図。

クリックすると元のサイズで表示します

ランナーたちは中継点でどうやって待っていたんだろう、
人気者たちはもみくちゃにされていたのではないか、
と心配していましたが、
その疑問が解けました。
先に行くバスからランナーが降りて待ち、
終わると、後ろのバスに乗りこんでいたわけで、
すると、あのバスには、80人のランナーたちがひしめいていたことになります。
(そんなに乗れるのか。)
すごい車内だったでしょうね。
ランナーの肩に番号が書かれていたのは、
その順番認識のために必要だったのでしょう。

二重に警備されながら、
沿道の人々からは見えなくして行った聖火リレー。
「問題を起こさない」
という、目的が別なものになった儀式
端から見れば滑稽な情景でした。

ただ、みんなが知らなかったチベット問題
こうして知られるようになった点ではよかったですね。

ワシントンポストのコラムニストはこう皮肉っているといいます。

「北京五輪に新しい競技を追加すればよい。
それは『聖火を消せ !』だ。
聖火を追いかけ回し、
消した選手が勝利者になる」



再び話変わって、

午後から出かけて、組合の新聞でも紹介した「火の鳥」を鑑賞。

クリックすると元のサイズで表示します

事務局長は子供の頃、手塚治虫のファンで、
最初の「火の鳥」も、
「COM」に連載されたものも
リアルタイムで読んでいます。

手塚治虫生誕80周年を記念して作られたこのミュージカル。
成果は・・・そこそこ。
和製ミュージカルについて
いつも事務局長が危惧を抱く音楽性の問題は乗り越えられずじまい。
音楽がドラマを進め、音楽が感情を高揚させる、
というミュージカルの特性は、
後半は多少の成果はあがるものの、
前半は停滞。
なぜここで歌になるのか、
という疑問は解決しないままに無駄に進む。
また、歌詞が聞き取れないのは致命的。
ようやく後半、
ドラマと音楽がからんで来て
ここからの展開はいいのだが、
制約からか大仏は手の影のみ。
火の鳥に至っては歌声のみ、
というのはいただけない。
半端な造形物や映像の表現を避けたのは分かるが、
せめて照明で
「常ならぬもの」の到来は感じさせてほしかった。

脚本がテーマを明確に把握していたようには思えない。
歌詞は専門の作詞家に依頼した方がよくはないか。
主役の二人は良い。
特にパク・トンハは、
ミュージカル歌手の内容を持っており、
今後の活躍が期待できる。




中央ブロック総会  

本日は家で夕方までゆっくり過ごしました。

舞浜のシルク・ドゥ・ソレイユのトライアウト公演のチケットをゲット。
座席表も下記のとおり決まったようです。

クリックすると元のサイズで表示します

トライアウト公演とは、
初日前に一般観客の前で演じて、
手直しをしていくもの。
料金がやや安く設定されています。
待ちきれずに、
トライアウトを観ることにしました。
9月上旬のチケットは前の方の一番左。
8月下旬のチケットは前の方のやや左側。
正面とは言えませんが、
プレミアビューのすぐ後ろですから、
良しとすべきでしょう。

夕方から、新橋で開催された
中央ブロックの総会に出席。

クリックすると元のサイズで表示します

19年度の事業報告・決算報告、
20年度の事業計画・収支予算、
役員改選
と順調に進み、
なごやかなうちに終了しました。

組合員の資格問題で意見を異にする人とも話が出来ました。
『東京食肉新報』に載せた「Q&A」
皆さんの理解を進めていただけたようです。

↓は、その帰りに見た列車。

クリックすると元のサイズで表示します

東京駅から出て、
舞浜でディズニーランドの客を乗せ、
日立まで行くそうです。

クリックすると元のサイズで表示します

初めて見ましたが、
調べてみたら、4年前から運行しているようです。

↓このような写真もネットに出ていました。

クリックすると元のサイズで表示します

他に、青森・秋田からやって来る
「わくわくドリーム号」という寝台車もあるそうです。


電話工事と映画6本  

今日は午前中、電話工事
光回線にして、通話料を安くし、
電話も新機能の機種になり、
不要の電話機を減らした結果、
月1万円ほどの節約となります。
今度の機種には「留守電」機能が付いており、
終業後と休日は留守電が対応するようになりました。
一度電話をかけて、聞いてみて下さい。

短縮情報はそのまま生かすのが条件だったため、
電話工事の人が手打ちで短縮情報を入力、
漢字表示なので結構時間がかかったようです。

その関係で外に行く時間がずれ、
更に出掛け先で重要な話が延びたため、
某区の区長が選挙の挨拶に来るのに戻ることができませんでした。
今日は市場内の各団体を回ったようで、
「約束してあったのに」
と先導した方が文句を言ったそうです。

一週間ほど前に、
「2時から3時の間に区長が挨拶に来るから迎えてくれ」
というお願いが来ていたのは事実で、
約束を守れなかったのは悪いですが、
選挙挨拶などより大切な用事がこちらにはあったのです。
「区長が行くから待っていろ」というのも随分な話ですが、
都の役人からも時々、
「新任の挨拶で部長が〇時に来るから事務所にいてくれ」
などという話が時々来ます。
えらそーに。
今度からそういう話は一切応じないことにします。
事大主義なんて時代遅れ

今週は毎日夕刻用事があったので、
何もない夕方の時間を
一人で事務所で過ごしました。
家にも早く帰ったので、
久しぶりに映画のことを。

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

ニューヨークが正体不明の何物かに襲われ、
壊滅的な被害を受ける。
セントラルパークの瓦礫の中から発見されたビデオカメラに
記録された映像
によりその状況を見せる、
というのがこの映画の趣向。

主人公の日本赴任の送別会のさ中に突然の地響きがあり、
屋上に出ると、
遠くで爆発が起こり、火の玉が上がっている。
更に何かが飛んで来て、
見ると、それは「自由の女神」の頭の部分だった・・・。

というわけで、
何物かがニューヨークを襲い、
逃げまどう人々を
主人公の友人が持つカメラが記録する。
従って、映像は素人の撮影のように、わざとぶれ、
すごい臨場感を与える。

発見されたビデオの映像、
という趣向は既に「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という先行作品があるが、
それがいかにも低予算で作ったと分かるのに対して、
こちらはすごく金がかかっていて、
本気に取り組んでいるのが分かる。
こういうコンセプトを貫いて一本の完成品にする
志が嬉しい。

何物かの正体は徐々に見せ、
最後にはっきり映すが
最終的には何かは分からない。
ここでゴジラが出て来たら笑えるのだが、
ちょっと別物が出て来る。
(注:アメリカでリメイクされた「ゴジラ」はニューヨークを襲い、
マディソン・スクエア・ガーデンに卵を産みつける)
ただ、エンドクレジットの音楽が東宝の怪獣映画のテイストだから、
そのへんを意識しているのかもしれない。

才能のある人々が関わって、
一つのコンセプトをよってたかって磨き上げる、
そういう意味で見事な作品で、
話のタネに見たらいい。
5段階評価の3.5。

クリックすると元のサイズで表示します

そんな映画があることを日本人の誰も知らなかったのが、
アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされ、
浅野忠信が出ているということで、
急遽公開に至った作品。
カザフスタンの映画と報じられ、驚いたが、
実際はドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴルの合作

チンギス・ハーンの若い頃のテムジンを
浅野忠信が演ずるのだが、
他の役者に混ざって、全く違和感がない。
父の毒殺、配下の裏切り、捕虜、投獄、幽閉の身の時代を描く。

大軍団を作り上げた秘密は
若い頃苦労したからで、
特に、さらわれた妻を助け出した時、
他部族の子を宿したのを自分の子として迎え入れるような、
懐の深い、寛容な、敵を味方に取り込んでいくところにある
と言いたいようだが、
一人で苦労しているところから
一挙に大軍団になったところに飛ぶので、
ちょっと掴みにくい。
だがら、捕まっては逃げ、
捕まっては逃げの繰り返しで、
かならずしもテムジンの成長とは受け取りにくい。
そのあたりをもう少し丁寧にやれば、
もっとドラマに大きなうねりが出たと思うのだが。

戦闘シーンは人間の数にものを言わせて迫力はある。
浅野忠信はやがて国際的に活躍するだろう。
5段階評価の3。

クリックすると元のサイズで表示します

アカデミー賞作品賞にノミネート。
最終的には音楽賞のみ受賞。
イアン・マキューアンの「贖罪」の映画化。
テレサ・テンとは何の関係もありません。

1935年の英国の田舎で、
大邸宅に住む早熟な女の子が
姉に嫉妬して、
その恋人をおとしめる証言をし、
姉とその恋人の運命を狂わせてしまう。

逮捕された男は出兵を条件に釈放されるが、
戦場での生活は過酷なものだった。
出征前、姉と男は出会い、
帰還後の再会への約束だけを希望に生きる。

一方妹はある時に自分の証言が間違っていたことに気づき、
そのつぐないをしようとするが・・・
という、事務局長好みの話。

妹の13歳の少女時代を演ずるシアーシャ・ローナンがいい。
子供ながら戯曲を書いたりする早熟さが
嫉妬のあまり嘘の証言に結実してしまう危うさが良く表現されていた。

その反対に
姉役のキーラ・ナイトレイと
恋人役のジェームズ・マカヴォイ
はちょっとさえない。
特にキーラの自己主張顔は、
この役の持つ
清新さ、儚さとは対極にある。
この主役二人がもう少し魅力的なら、
この作品はもっと輝きを持っただろう
に。

戦場シーンは見事
特に、救助の船を待つ海岸を歩く主人公の後を追うカメラが
ワンカットで戦場を描写するくだりは、
移動長廻し大好きの事務局長はしびれた。
一体、このシーンは何回リハーサルをし、
何回テイクしたのだろうか。

映画は終盤、ひねった展開を見せ、
全体がある一つの仕掛けのもとに描かれていたことが分かる。
この場面で出て来るヴァネッサ・レッドグレイブは名演。
作品の企みとテーマを一挙に納得させる力を持っていた。

5段階評価の4.5

クリックすると元のサイズで表示します

「つぐない」同様、アカデミー賞作品賞にノミネート。
まさに硬派の男の映画

薬害訴訟のさ中、
被告の大製薬会社の弁護を担当していた弁護士が
突然公判で裸になってしまう。
大製薬会社の罪状を証拠だてる秘密を
その弁護士が握ってしまったからだった。
悪を弁護することに呵責を感じた弁護士は
その暴露を試みるが、
法律事務所は
もみ消し担当の弁護士マイケル・クレイトン(原題。「フィクサー」は日本で付けた題名。)に依頼して、事実を隠蔽しようとするが・・・。

という主人公を、ジョージ・クルーニーが男っぽく演じて、主演男優賞ノミネート。
ほんとにいい。
友人弁護士のトム・ウィルキンソンもすごくいい。
これも助演男優賞ノミネート。
マイケル・クレイトンは甥が経営して失敗した
レストランの整理で負債をかかえており、
事務所のボーナスが喉から手が出るほど欲しい。
しかし・・・。

一方、製薬会社の法務担当者を演ずるティルダ・スウィントンの方も、
テレビインタビューの練習を家でするところなど、
完全主義者のエリートの破綻を描いて、
誰もが驚く助演女優賞を獲得。

こうした役者たちを上手に使って演出したのが
「ボーン・アルティメイタム」の脚本家、トニー・ギルロイ
アカデミー賞監督賞にノミネート。
「クラッシュ」のポール・ハギスといい、
脚本家から監督業に転進して、
良い仕事をする人がアメリカ映画界には多い。

アメリカの司法システムの日本との違いから分かりにくい点もあるが、
それを補ってあまりある男のドラマ。
5段階評価の4.5

クリックすると元のサイズで表示します

ネットのサイトで公開処刑が行われるが、
その中継へのアクセス数が増えると、
毒が注入されたり、
電球が点火して熱で人を焼いたりする。
つまり、興味半分でサイトにアクセスした人が全員共犯者になるということで、
これはネット社会の状況をうまく使った新機軸。

アメリカには、
どうやって珍しい殺し方をするか、
あるいはどうやって驚ろくような死に方を見せるか、
という、特殊なメンタリティーがあり、
これもその一つ。
たとえば、「ファイナル・デッド・コースター」では、
次々と変わった死に方をする。
そういうものを喜ぶ人がいるから、
作る方も作るわけで、
これはアメリカの病理かね。

この作品でも
相当残酷な殺し方をする。
それが、作品として上々となるか、
下品になるかは、監督のセンスだが、
今度は下品の方。

あと、FBI捜査官のダイアン・レイン
事務局長のお気に入りだが、
あんなに老けさせなくても・・。

5段階評価の3

クリックすると元のサイズで表示します

米国大統領選挙の年に出た、
弾劾、または問題提起の映画。
監督はロバート・レッドフォード

映画は3つのストーリーが並行して描かれる。
時差を利用しての同時進行。

一つはワシントンDCで
大物ジャーナリスト(メリル・ストリープ)に
アフガニスタンの極秘作戦をリークする
次期大統領の呼び声高い上院議員。(トム・クルーズ)

一つはカリフォルニアで
政治学の授業をボイコットする
優秀な学生を呼びつけて
議論をする大学教授。(ロバート・レッドフォード)。

そして、もう一つはアフガニスタンの新作戦に参加した二人の青年が
作戦の手違いで山中に落下、
命懸けの戦闘に巻き込まれていく。

その二人の兵士は、実は大学教授の教え子。
観念的な議論ではなく、
自分の手で世界を変えるためにと、
大学院を蹴って戦場に赴いた青年で、
大学教授の中には、
止めることの出来なかった忸怩たる思いがある。

3つの話は、その点でつながるだけで、
ワシントンとカリフォルニアでは延々とディスカッションが続く。
アフガニスタンではディスカッションの暇などなく、
銃撃を受けて死線をさまよっているというのに。

ワシントンでは、
イラクへ若者を送った時の
ジャーナリストの責任が問われたり、
女性ジャーナリストの内省が描かれたりする。

そうした3つの平行線は、
結局交わることなく、映画は終わる。

昔、事務局長がシナリオの勉強をしていた頃、
こういうシナリオを書くと、
先生に叱られた。
「論文を書くなら、
新聞か雑誌でやりなさい。
映画はドラマ。
人間を描くんだよ」

と。

そのとおりだと思うし、
事務局長の映画評価のモノサシはそれだ。

その点で、この映画は、
イラク戦争やアフガン戦争という、
歴史的審判が下るにはまだ短すぎる題材で議論しているから、
プロパガンダにしかならない。
実力のある役者が三人も出ているからなんとかなっているが、
このシナリオでは、本当は映画が成り立っていない。
そういう映画を撮れるのは、
レッドフォードが巨匠だからで、
もう周りが何も言えなくなっている状況なのだろう。
終わりの頃の黒沢明がそうだった。
(事務局長は熱烈な黒沢ファンです。念のため)

問題提起やプロパガンダを映画でやるのも自由だが、
少なくともお金を取ってやるのはやめてくれ。

それでも、技術は高く退屈はしなかったから、5段階評価の3







AutoPage最新お知らせ