農林水産省って・・・  

情けないですね。
今日の中川農水大臣の答弁
いろいろ弁明していますが、
実際は下記のようなものでしょう。

閣議では決まったものの、
まだ輸入再開決まったわけじゃないしな〜。
ま、決まってから派遣すりゃいいだろう

(輸入再開が正式に決まって)
えっ、もう第1陣来ちゃったの?
あれあれ、アメリカ手回しいいな〜。
まいったなあ〜


これが日本のお役所の現状です。
緊張感なし、先見性なし
「大臣、閣議で決まったんだから、
直ちに行きましょう。
すぐやらないと駄目です」
などと助言する人が一人もいなかったのかね。

こういうゆるんだ体質の役人がいる結果、
牛肉の信用が落ち、
組合員が困る。
この悪循環は何とかならないか。

今回の民主党の指摘は大変適切だが、
最終目的は中川大臣が辞任することのようだ。
重要事項で適切な指示ができなかったトップが
能力を問われて責任を取るのは当然だが、
どうも戦国時代以来の習慣で、
「首を取る」ことが手柄になるという精神構造はいかがなものか。
目的はゆるんだ官僚体質の綱紀粛清なので、
それができるかどうかが本質だろう。

何にせよ政局になると、
攻めたてる野党、防衛する与党という構図で、
議論の本質がいつも見えなくなるのが残念。
ヒューザーの小島社長が安倍官房長官の秘書に頼んだ、などというのは、
そりゃあ、困った時、いろいろな議員に頼んで歩くのはあるわけで、
それを官房長官を攻めたてたり、秘書の参考人招致などというのは、
既に本質を遠く離れて、単なる政局に利用しているだけでしょう。
こうした議論をしていたら、
いつまでたっても国会は大人になれません。

普通の社会では、
人のミスや世間の噂で相手を攻めたてるのはまともな大人のすることではないはずですが、
国会を見ていると、そういうことが横行しています。
非難したり、罵倒したり、そういう姿を公の場でやっているのだから
まともな感覚の人間ならいやけがさすでしょう。

もし国会議員が民衆の模範というなら、
国会で答弁の間にする汚い野次をやめることから始めるべきでしょう。
「人の話は静かに聞きなさい」
などと学校で教えている一方、国会中継のあのていたらくでは、
子どもの教育にも何もなりはしない。
成人式で祝辞を静かに聞け、などと言っても聞くはずがありません。

国会議員の中に、
「野次はやめませんか」とか
「そんなつまらないことでのあげ足取りはよしましょうよ」
とか言う人はいないのでしょうか。

委員会で、質問への答弁のたびに大臣が立ったり座ったり、マイクのそばまで歩いていく無駄もなくせばいいんで、
そういうことを「これはおかしいのではないか」
と誰も言わないのでしょうか。

代表質問で、質問する側も答える側も書いたものを読んでいるという茶番も
いいかげんにしたらどうか。
そういう古い慣習に対しては、
「83会」のみなさんも、おかしいことはおかしいと言ったらいかがだろうか。

安井衆議院議員の呼びかけによる、
芝浦の見学会の申し込みは現在15名だそうです。
特に、東京選出の議員には行ってほしいですね。
「都民の台所」などと口で言いながら、
その台所を実際に見たことがない、では話になりませんから。


今日は試写会で中国映画の「PROMISE」を観ました。

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監督はチェン・カイコー。
「さらば、わが愛/覇王別姫」の名監督です。
この人、けれん味があって私は好きですが、
時々調子が狂う。
「始皇帝暗殺」など、
「どうしちゃったの、チェ・カンコー」と思いましたから。
で今回もチェン・カイコーらしからぬ出来。
中国の時代劇なので、
我々とは文化的溝があることは確かですが、
それにしても、この大時代な表現とVFXとCG漬けはいかなるものか。
カメラワークはいいが。
真田広之は、将軍役にしては戦場をくぐり抜けた凄惨さがない。
それがないと、王妃を愛してしまった大将軍の悲しみが出ないのに。
むしろ中国の老優を起用した方が良かったのではないか。
韓国のチャン・ドンゴンは意外な甘さがあってなかなか良かった。
5段階評価で「3」

臨時三役会  

2日ほどブログを休みました。
プリオンについて書く、と予告してしまったのですが、
長くなるのが分かっていたので、
なかなか取りかかれませんでした。

で、今日は臨時三役会の報告。
三役というのは、理事長・副理事長5名・専務理事2名の会議のこと。
つまり、わが食肉組合トップの会議です。
副理事長が一人病気療養中なので、私を入れて8名。
この会合は昨年から始まり、
昨年は全肉連からの還付金3億円を特別会計にし、
産み出た利息で組合員への助成事業を起こす、
という素晴らしい決定をしました。

今年は組合の決算は大幅黒字にせずとも、
納税準備の1千万円程度に抑えるようにし、
後は肉の共同購入事業の中で、
肉代金を補助して、安い肉を購入していただこう、
ということになりました。
組合の利益を山分けするのではなく、
事業に参加する人に恩恵を感じてもらおう、ということです。
組合員(お肉屋さん)にとっては、
肉を安く仕入れられるほど嬉しいことはないので、
そういう形で「還元」していこう、という、
組合としてはまことにまっとうな姿を目指すわけです。

数年前、7年続いた赤字から組合が黒字に転換した時、
ある支部長が「本部が黒字だって、俺たち組合員は直接関係ない」
と言った一言がこういう形で結実。
言われた時は、「ひどいことを言うなあ」と思いましたが、
それが巡り巡って組合員の喜ぶ事業になるのですから、
面白いものです。

それもそうできる財源があるからで、
都肉連の解散 → 全肉連からの脱退 → 還付金の返還
という一連の流れがそういう展開になるとは、
我々も当初は分かりませんでした。
今の組合は長編連続ドラマみたいで面白いです。

今日は他に組合の収支補強のための方策や
50周年の記念理事支部長会(来年)の開催場所や
役員所属部署に関する基本方針、
安井議員の処遇
等について検討しました。

細かい内容は、常務会を通ったら、報告します。

資料は事前に送り、読んで来てもらいましたが、
それでも1時間。
全員が「どうしたら組合員に喜んでいただける組合になるか」
という観点で前向きなので、会議は実に気持ちよい
です。

その後は三役の新年会を兼ねて、ごちそうを食べましたが、
減量中の身としては、困った時間。
報告を忘れましたが、
例の「睡眠時無呼吸症候群」の「重度」認定以来開始したダイエット作戦、
既に第1目標である80キロを切りました。
3週間で4.2キロの減量。
方針は
@食事は腹八分目
A間食をしない
B食事を規則的にする
(特に、残業による夜10時や11時の夕食をやめる)
➃清涼飲料水を飲まない
➄運動をする
(エアロビクスを週3回)
という、ダイエット教科書どおりの内容ですが、
他に体重グラフを付けて視覚的に見る工夫もしています。
「最初は簡単にやせる」と意地悪を言う人もいますが、
77キロ、75キロ、72キロのハードルをめざします。
いつまでもあの「マスク」を付けて寝るのはいやですから。
「マスク」を始めてから、
確かに目覚めの頭はすっきりしていますが、
やっぱりうっとうしい。

昨日はカミさんと
「博士の愛した数式」を観ました。

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交通事故のせいで記憶が80分しかもたない数学者と
家政婦母子との心の交流を描いて美しい
単なる人情ものではなく、
永遠と無限、与えられた時間の貴重さなど奥深いものを感じさせる映画です。
その背景にあるのが数学の世界。
数字に宿る神秘は本当に不思議です。


元々の原作が良いのですが、
それに負けていません。
今までのどの映画も描いたことのない世界を表現しています。
寺尾聰は博士役を見事にやりこなしました。
さすが血は争えません。
(知らない人がいるといけないので書きますが、
寺尾は名優・宇野重吉の息子です。
そう話したら、うちの娘は「宇野重吉って、誰」ですって。うう・・・)
5段階評価で4.5。お薦めです。

全国団体の集まり  

今日は、
全肉生連(全国食肉生活衛生同業組合連合会)の
理事会及び新年懇親会に出席しました。
その名前のとおり、
全国各県にある食肉生活衛生同業組合の連合体で、
近藤理事長は、副会長をしています。

本日は安井潤一郎衆議院議員も出席
理事会の後に挨拶をし、懇親会も最後までいて、
全国各県の理事長さんたちと交流しました。
何しろ食肉業界初の国会議員ですから、みなさんの期待は大きいものがあります。
安井議員は先日、
市場協会の新年会で東京の食肉業界全体にデビューしましたが、
今回は全国デビュー
全国の理事長さんたちに顔を知られ、
これから、あちこちで活躍することでしょう。

安井さんとロビーで待っている間に、
83会の新人議員に芝浦の食肉市場を見学してもらおう
という話が進んでしまいました。
今回の米国産牛肉の輸入再停止の誤った報道でよく分かったのは、
BSEに対する基礎知識の不足
「背割りをする時、髄液が肉全体に飛び散って、
その肉全てがBSEのリスクを持ってしまう」
などという、と畜の現場を知らない議論がまかり通っていますので、
この際、
と畜がどんなに衛生的で安全になされているかを知ってもらおうというものです。

懇親会で全国の理事長たちと話して嬉しかったのは、
「東京食肉新報」が実に良く読まれていて、
みなさんが東京の動向に注目してくれている
こと。
中には、「組合活動のお手本が出ている」とまで言ってくれた人がいました。
ありがたいことです。

夜は映画「THE 有頂天ホテル」を観ました。
劇作家の三谷幸喜の脚本・監督による喜劇。
大晦日の夜、ホテルに居合わせた人々の群像劇で、
こういうのを「グランド・ホテル形式」と言います。
昔、「グランド・ホテル」という映画で
沢山の人々の人生を同時進行で描いたことによる命名で、
今回も明らかにそれを意識しています。
良くできて笑える映画ですが、
スマートさに欠けるのは、
演技陣がそうでないためで、
どうしても日本の役者の演技はベタベタして洗練とはほど遠いのが困ります。
そうは言っても、これだけ精密な脚本を書ける人は三谷しかいないことがよく分かる、楽しい作品でした。



BSEの勘違い  

騒々しいですね、米国産牛肉問題
しかし、勘違いも相当ひどい
今度の報道を読んだり、見たりすると、
こんな風に勘違いされはしないかと心配です。

@アメリカにはBSEが蔓延している。
Aだから、アメリカの牛肉はすごく危険だ。
Bその中でも背骨は危険だ。だって「特定危険部位」と呼ぶくらいだから。
Cその危険部位がくっついて輸入されてきた。
➄だから、その牛肉は汚染されている。
Eそんな危険な牛肉を送って来るアメリカは信用できない。
Fだから、アメリカからの輸入はやはり当分見合わせよう。


勘違いしていないなら、よいのですが。
どう勘違いかって?
解説しましょう。

@アメリカでBSEは蔓延していません。
発見されたのは、たったの2頭
日本は22頭。
比較で言えば、日本の方が汚染国。
イギリスの数万頭に比べれば、「蔓延」などとはとてもとても。

A従って、アメリカの牛肉が大変危険というわけではありません。
いや、毎回言っていますが、牛肉そのものには
病原体である「異常プリオン」は蓄積しませんので、
牛肉は元々安全です。
もともと安全なものを危険みたいに報道する。
やはりおかしいです。

B異常プリオンの蓄積が高い部位は判明しており、
それを「特定危険部位」と言いますが、
しかし、それはBSEに感染した牛のその部位に
異常プリオンが蓄積する可能性大ということで、
病気でない牛のその部位は危険でもなんでもありません
ただ、安全のために、念には念を入れて、
病気であろうとなかろうと全ての牛のその部位を除去し、
処分しているだけです。

➃➄輸入再開のルールでは、その危険部位を除去する約束でしたので、
混入したのは、明らかにアメリカ側の手落ちです。
しかし、だからといって、
それが病気を持った背骨のような言い方は不当です。
まして、背骨が付いているから牛肉も汚染されているような印象の報道は
全くの行き過ぎです。
今回のことは、決めた約束が守られていなかったのが問題なのであって、
汚染物質が来たかのような報道は間違いです。

EF確かにアメリカ側がミスをしたことは確かですが、
だからといって全面否定するのは、これも行き過ぎ。
ルールを作って守らない業者を処罰・除外していく「一罰百戒」の方が重要でしょう。
「20カ月齢以下で、特定危険部位を除去した牛肉」というルールを
2年もかけてやっと作ったのですから、
そのルールまで否定することはありません
日本人はすぐに「黒か白か」と全面否定しがちですが、
それは日本人の幼稚なところです。
アメリカの高官が、「交通事故死の確率の方が高いのに」と首を傾げるのは、
そういう日本人の、合理性の無さが不思議なのでしょう。
(もっとも、こういう確率論は日本人には説得力がないので、私たちは4年前にそういう言い方はやめていますが)
(ついでに言えば、
最近の堀江貴文の極悪人報道も黒か白かの幼稚さの現れですね。
ましてこれを政局にしようという民主党の幼児性は滑稽です)

以上のような勘違いは、BSEの病原体を正確に理解していないせいです。
ここで、BSEの病原体(最近は病原体ともいわずに「原因物質」と言うらしい)である「異常プリオン」を説明しなければならないのですが、
「あなたのブログは長い」と時々言われますので、
明日にします

以下、プライベート。

本日は月1回の映画のサークルの会合。
「キング・コング」「Mr. & Mrs. スミス」「男たちの大和」「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」などについて楽しいおしゃべりをしました。
驚いたのは、私と同じ「睡眠時無呼吸症候群」の方がいて、
この方は1時間に90回10秒以上呼吸が止まっているそうです。(私は1時間に28回)
つまり、1時間のうち最低15分は息をしていない。
上には上がいるものですが、
話を聞いただけでめまいがしてきました。

米国産牛肉輸入再禁止  

ちょっと事情があって、土日はブログ休みました。
すみません。

米国産牛肉に脊柱 (脊髄ではない) が混入していたことで、
米国産牛肉は再び輸入禁止
「20ヵ月齢以下の牛で、SRM(特定危険部位)を除去した牛肉」
という再開の条件が満たされていなかったのですから、
当然といえば、当然ですが、
これをもって米国からの輸入再開そのものが間違いだったかといえば、
それは違う
でしょう。

ルールを作って、それを守らない者を厳正に処罰する、
というのが世の中の約束ごと
で、
守らない者がいるから、ルールそのものを否定するのでは、
何も前に進みません。
米国に厳正な実行を求めるという政府の方針は正しく
これを政局にしようとするのが、
日本の政治の成熟していないところ
です。

困るのは、こういう不心得者が
こんな早い時期に出て来たことで、
これをプラスに転嫁しようとすれば、
これを機会にアメリカの食肉工場がしっかりした体制を作ってくれることでしょう。

なお、脊柱はSRMに後で追加されたもので、
脊柱にある神経節に異常プリオンが蓄積することがあると分かったため。
そこで、BSEの牛であるないにかかわらず、廃棄することにしたのであって、
全ての牛の脊柱が危険なわけではありません。
ただ、安全のために念には念を入れて、
病気の有無にかかわらず、廃棄しているだけです。

神経節に異常プリオンがあったとしても、
牛肉の中で増殖するわけではありませんので、
脊柱がついていたから牛肉そのものが汚染されたり、
輸入されてきた牛肉全体に汚染が広がる、
ということではありません。

極端に言えば、脊柱を日本で除去すれば同じです。
「元々牛肉そのものは安全」
に変わりはありません。

しかし、今度の報道で、
「背骨が付いていたら牛肉は危険」
という短絡的な印象が広がるのではないかと心配です。




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