同窓会SNSで有名な長崎にあるベンチャー企業「ゆびとま」の買収を10月末に発表したインデックスですが、先日この買収を断念したとリリースしました。
http://www.index-hd.com/press/press.php?id=756
350万人の会員をかかえるゆびとまはコミュニティ業界では有名ですが、まだIPOはしていません。また会社の財務内容や売上についても公表されていません。資本金がいつのまにか5億円弱になっているのには驚きましたが・・・。従業員20名の会社で5億円の資本金は異常です。公認会計士の監査証明が必要な会社になっていますのでそのうちIR情報は公開されるでしょう。
買収価格(50.5%を株式譲渡して子会社化)に関して折り合いがつかなかったのか、買収すると発表した日には基本合意したというだけで譲渡価額は公表されていませんでした。
ゆびとまサイトのNEWS RELEASEのところで次のような記事が掲載されています。
http://www.yubitoma.co.jp/news/index.htm
「平素より格別のご愛顧とお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
本日の臨時株主総会において、親会社である株式会社日本スポーツ出版社の資金繰り悪化のため、株式会社インデックス・ホールディングスへの弊社株式の売却予定でありましたが、日本スポーツ出版社より白紙になったとの報告がありました。
これはインデックスHD側の株価対策の風説流布の疑いもあり、弊社としては断固として抗議していく所存でございます。
また、日本スポーツ出版社より取締役解任の緊急動議が出され、現経営陣としては解任理由の開示もない承服いたしかねる一方的な不当解任として全面的に戦う所存です。
皆様にはご心配をおかけいたしますが、早急な事態の収拾に向け努力いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
平成18年11月8日」
かなり大株主と現経営陣でもめているようですから、売却価額のうんねんという問題もあったかもしれませんが、大株主と現経営陣の関係を危惧してインデックスは買収を断念したのかもしれませんね。
日本スポーツ出版社は今年6月にゆびとまの第三者割当増資を引き受けて資本金が3億から5億になっていますので、日本スポーツ出版社が2億円以上(払込金の2分の1を資本金とした場合には4億円)の投資をしてから半年も経たずに持株を売却してしまうとは現経営陣は考えていなかったのかもしれません。普通はお金が無いのに増資を引き受けたとは考えられませんので。どうなるのか、ゆびとまは?IPOを目指さずにどこへ大株主は持株を売却するのでしょうか・・・。

