■日本と韓国の名字55(韓国に多い一字苗字の日本での歴史3)
◆◆◆〈金〉◆◆◆(続)
歴史(続):
(2)武蔵の金氏
新羅族とされる。
『続日本紀』の天平五年(733)六月二日に、「武藏國埼玉郡新羅人徳師等男女五十三人依請爲金姓」(・・・男女五十三人、請願によって金姓となす)
このあたりには新羅人がかなり移住していたらしく、新羅郡(新座郡)がある。
(3)金公
拾芥抄に見える。
(4)金臣
姓名録抄、拾芥抄に見える。「こがね」と読む。
(拾芥抄は鎌倉時代に成立したとされる百科全書。姓名録抄は群書類従などにあるようですが未詳。いずれも見たことありません)
(5)阿倍氏流
阿倍氏は古代の天皇にまで遡る著名氏族ですが、奥州の阿倍氏の系統に金爲時、金爲行、金則行・・・など多くの〈金〉が見えます。
〈金〉氏がもっとも栄えた地が奥州らしい。
ただし史書に名が残る金・・が新羅系なのか、阿倍の末裔なのかは不明らしい。
子孫は〈金野〉、〈紺野〉など・・・。
[続く]