今週は、来日中のオランダ人トロンボーンプレイヤー、Bart van lier氏と、濃厚な日々を過ごさせていただいています!3日(月)のコンサートで初めてお会いしたのですが、翌日三塚知貴氏のライブがあるとの事で、そこに僕が彼を連れて行きましょう!という話が発展し、そのライブまでのフリータイムで、観光ガイドを務める事になりました!
今回彼を呼んで下さった楽器店(ダク)の佐藤さんと合流し、彼の宿泊する新宿のホテルへ。その後、佐藤さんのアイディアで浅草へ向かいました。雷門、浅草寺を観光し、仲見世で家族(と自分)へのプレゼントの浴衣を購入し、もんじゃ焼き、お好み焼きを食べに行きました!彼は驚くほど日本食に抵抗がなく、明太子もんじゃなんかも喜んで食べていました。(笑)
その後一度ホテルへ戻り、三塚氏がライブを行う、渋谷JZ Bratへ。彼は前日来日し、すぐにコンサートをこなし、この日一日観光していた疲れも見せず、アンコールを含め3曲に参加。それからさらに、三塚氏と閉店までデュエットしまくっていました。(^_^;)
どれも素晴らしいプレイだったんですが、アンコールでボーカルフィーチャーの「Fly me to the moon」に絡む彼の音色、フレーズは絶品でした。彼の今回のスケジュールに、ボーカルとのセッションは含まれていないので、他の日にいくらイイ演奏をしようとも、この日のパフォーマンスは、Only Oneの素晴らしいモノとなったに違いありません!
彼と一日接する中で、クリニックやコンサートでは絶対に聞けない話をたくさん聞くことが出来ました!まさに「学校では教えてくれないコト」!
浅草寺へ行った時、お寺という事で、少し宗教の話をしたんですが、彼は無宗教(racist…人種差別主義者でないという意味かも。)だそうです。(欧米人では比較的珍しいのではないでしょうか?)うまく訳せないのですが、彼は、周りで起きた事、感じた事を自分の思想にして生きる、というような事を言っていました。ライブ後も、僕らが日本人である事、自分がオランダ人であるパーソナリティ、アイデンティティを大切に!でも、相手の国の音楽、文化を知る努力も大切に!と言っていました!
お好み焼き屋さんで、彼の著書であるエチュードに関する質問をした際は、教本に書かれているテクニカルな部分だけでなく、音楽的な部分を忘れないように!という内容に例えて、楽器店の佐藤さんに、仕事を頑張る事と、家族を大切にするバランスを持ちましょう!と話していました。
彼は、ある意味宗教と言う偏った思想にとらわれず、自分の人生において感じた事を、自分なりに悟って生きているんだな、と思いました。正に、神の領域ですね…
今日のクリニックも、ほとんど会場から質問が出ないほどの完璧な内容。その後の飲み会も、楽しい時間を過ごさせていただきました。(笑)彼に、将来はどうしようと思ってる?と聞かれ、ただ自分の思っている事を伝えたのですが、今自分の悩んでいる部分、今後直面するであろう問題を、スバリ的中されました。(笑)それに対するアドバイスが、「Try to be yourself」。
いろいろ言う人はいるだろうけど、自分らしくいなさい!という事でした。それが出来ればトップになれるそうな…(それはないな…笑)
いや〜、ホント神の一声でしたよ。Bart教、入っちゃいますよ!(笑)
自分は経済的な問題もあり、志半ばにアメリカから帰国した部分もあったんですが、帰ってからも日々勉強という気持ちは忘れていないつもりでした。このように、思わぬ形で彼から学ぶ事ができ、少しは向こうで1年勉強した英語が役に立ったと言うか、当時の自分の決断が間違っていなかったような気がして、少し肩の荷がおりた気分です。
ただ、トロンボーンに対して真剣に取り組むハングリー精神は以前の方があった気がします。Bartに会い、57歳になる彼が、今でも真剣にトロンボーン、音楽、人生と向き合う様を見て、自分ももっと頑張らねばと思いました!!!
