阪急西宮北口にある「
兵庫県立芸術文化センター」は開館してから2年になるが、想像以上の反響で入場者数も伸び、地域に根づいた文化の活性化を促がしているように思う。
ホール自体の魅力、そして芸術監督である佐渡裕氏の采配と人気は当然として、同センター・スタッフ達の
アイデア&企画力が各催しごとに素晴らしいと思う。何と言っても会場に来る人達の眼がイキイキとして楽しそうなのである。
さて、開館当初(2005年)の年末に開催されたオペラ「
ヘンゼルとグレーテル」が今年も年末に4回公演(12月21〜24日)で開催される。今回も
佐渡裕氏指揮:同センター附属管弦楽団で児童合唱団には前回に引き続き
西宮少年合唱団が担当する。
昨日は通常練習の後(5時過ぎから8時半頃まで)西宮少年合唱団・団員達の参加希望者のオーディションがあった。まず思ったのは、どの団員たちも非常に意欲に満ちて溌剌として歌っていたこと。同合唱団指導員としてとても嬉しいことである。
さて、オーディション後に近くの飲食店に移動し、指導員5人が夜遅くまで審査結果を相談する。今回は総団員数約200人の中から65人が参加希望を出しオーディションに臨んだのだが、いかんせん「ヘングレ」というオペラの児童合唱の人数は21人(主催者側の要求人数)で、希望者全員を出してあげたいが、実際的には約半数に絞られた。
歌唱能力や表情(演技力)を中心に審査されたが、今回は特にオペラ「ヘングレ」という
声質に合っているかどうか、また
キャラクター性や音域2種の人数バランス、小学生から高校生までの人数的バランスなど、様々な点が考慮された。
中西覚団長をはじめ指導員たちが常々思っていることなのだが、団の中で精鋭部隊的に選抜してコンクールを受けたり、また何かしら強制したりするのを出来るだけ避けている。団員達が将来音楽の専門家になるわけではなく、専門的特訓などよりも、
みんなで歌を歌うという喜びをわかちあいたいというのが主たる目標、願いである。
人間社会はいろいろな人がいてこそ面白い。できる子もできない子も、気の強い子、弱い子…。そんないろんな人間たちが集まって一緒に歌う。そしてそれが音楽の力によってひとつになった時の感動は言葉に表現しがたいくらいに素晴らしいものなのだ。
今回はオペラ出演ということで、希望者の中からの選抜になったが、この結果はあくまで現在時点のものであり、選ばれなかった団員たちが必要以上に落ち込むことのないように望みます。
人生も音楽も変化するものだから…!!
何でも、まず「やろう!」とする意欲です☆(=^▽^=)v
以上、ちょっとウチワ的な(!?)オーディション後の感想でした。