2018/7/6

京丹波を見る!南丹市にある飛鳥時代に創建された大原神社!  文化財研修記

大京都府南丹市美山町樫原大原谷、大野ダムの近くには大原神社(おおはらじんじゃ)がある。近代社格では郷社であり、飛鳥時代の大化元年(645)あるいはその翌年か、孝徳天皇の御代に創立された。伊勢の神宮(伊勢の神宮)より御神霊を勧請し、祀られたといわれる。古くから「大原神宮」「大原大明神」とも呼ばれた。霊験顕著にして大原詣でと称し、その崇敬の範囲は丹波全域はもちろん、丹後、山城、若狭に至ったという。その結果、各地に当社の御分霊を祀る社ができ、現在明らかにされているものでも福知山市三和町の大原神社、福知山市堀の一宮神宮の境内社大原神社、京都四条綾小路の大原神社がある。これら分霊地より当地は元大原と称され、また大原大明神と称え奉じられ、「大原講」というものが各地に存在したという。また、これら大原神社では、「天一位」という独特の神階が用いられることもある。どのような関係かは不明だが、東京都中央区日本橋兜町の大原稲荷神社でも「天一位」が使われている。『延喜式』神名帳には、当時の誤錯により漏れたという。御祭神は、伊弉諾尊・伊弉冉尊・天照大神である。江戸時代前期の元和5年(1619)、小出吉親が但馬出石より船井、桑田、何鹿の三郡を領す園部初藩主として移封された。その後、10代250年間、藩主代々の祈願社となり、丹波国の古社6社(丹波六社)に列せられた。氏子の中に、古くより社家8家(現在5家)があり、神職を助け、現在も奉仕を行っている。江戸時代後期の文政6年(1823)、本殿を火災で焼失し、弘化3年(1836)に再建された。明治40年(1907)3月、神饌幣帛供進社に指定され、大正11年7月郷社に列した。例祭には境内外に多くの出店が並び賑わいを見せている。平成27年、強風によって、本殿の後方約3メートルにあった、高さ約50メートル、幹回り約2.8メートルの大スギが倒れ、直撃を受けた拝殿が全壊、本殿の一部が損壊した。翌平成28年4月、氏子らの寄付や市や府の補助金により、本殿は従来の部材を生かしながら、新たなヒノキ材を用いて復元、拝殿は真新しいヒノキ材を使って再建された。春秋に例祭があり、毎年4月20日ごろに行われる春の大祭には「お砂」を受けて、苗代にまく風習がある。例祭には境内外に多くの出店が並び、賑わいを見せる。境内には、樫原地区の氏神で、猿田彦命を御祭神とする摂社の川上神社がある。その「からす田楽」は府の無形文化財第1号に指定され、毎年10月の体育の日に行われている。この「からす田楽」は600年の伝統を誇る奉納芸とされ、笛や太鼓、ピンササラをもった9人の人々によって演じられ、五穀豊穣、家内安全が祈願される。境内には他に、末社の金刀比羅神社や五社明神、大山祇神社などがあり、伊勢神宮遥拝所もある。参道の一の鳥居、現在は社標のみだが、その付近に、幹周7.8メートル、樹高6メートル、樹齢300年以上というケヤキの大木がある。根元が大きく膨らんだ特徴のある形状のこのケヤキは、御神木として崇められ、府の名木に指定さ、京都の自然200選の一つである。

1.南丹市美山町の概略図
クリックすると元のサイズで表示します

2.大原神社の標柱
クリックすると元のサイズで表示します

3.神社の駒札
クリックすると元のサイズで表示します

4.三の大鳥居
クリックすると元のサイズで表示します

5.巨大な石灯籠
クリックすると元のサイズで表示します

6.藤木功宮司様の顕彰碑
クリックすると元のサイズで表示します

7.三の大鳥居をアップで見る!
クリックすると元のサイズで表示します

8.ご神木の杉の木と手水舎
クリックすると元のサイズで表示します

9.阿形の狛犬をアップで見る!
クリックすると元のサイズで表示します

10.見事な拝殿です!
クリックすると元のサイズで表示します

11.本殿を仰ぎ見る!
クリックすると元のサイズで表示します

12.本殿を見る!
クリックすると元のサイズで表示します

13.本殿の扁額を見る!
クリックすると元のサイズで表示します

14.境内社・金刀比羅神社とその鳥居
クリックすると元のサイズで表示します

15.摂社の川上神社(カラス田楽で有名です!)
クリックすると元のサイズで表示します

16.摂社の大山祇神社
クリックすると元のサイズで表示します

17.神輿蔵
クリックすると元のサイズで表示します

18.登り参道を見下ろす!
クリックすると元のサイズで表示します

19.川上神社の「カア、カア、カア」とカラスの鳴き声を上げながら跳んで奉納する「からす田楽」の写真
クリックすると元のサイズで表示します


綾部の文化財を応援して下さる方は、記事の下にある「FC2ブログ・ランキング」をクリック願います!
fc2歴史ランキング 



この記事へのトラックバックURLはありません
トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ