2009/3/1
夕顔 Y 源氏物語
宵過ぎる頃、少し寝入った時に枕元にとても美しい女がいて、「私がとてもすばらしい方と思っているのに、尋ねてもこないでこんな格別でもない女を寵愛されるなどとは心外です」といって、光源氏の隣に寝ている夕顔を起そうとしているのをみたのでした。
光源氏が眼を覚ますと、火が消えていて先ほどまでおびえていた夕顔の様子がおかしいことに、右近ともども気が付くのでした。紙燭をもってきて照らしてみるとすでに息は止まり体も冷たくなっているのでした。急ぎ別の場所に泊まっている惟光を呼びにやりますが、辺りの気味悪さに右近と身を寄せ合って震えて死にそうになっていました。ただただ頼りになる惟光に早く来てほしいと願うのみでした。いつも側近くに控えているはずの者が、今日に限って側にいないで呼びに行っても遅れてようやく来た惟光を憎らしいと思いますが、光源氏が様子を語るとてきぱきとしている惟光をやはり頼もしいと思います。惟光はひとまず主人を二条院へと帰らせます。茫然自失の光源氏は二条院へ帰り着きますが、御帳台へ入られてから、独りで残してきてしまった女のことを思って心苦しさを覚えて、気分が悪くなり、自分も死んでしまいそうだと思うほどでした。
そんな時に宮中からの使者が来て、昨日から探していて心配していたのだとのこと。左大臣家のものもきましたが、頭中将だけを通して、出先で穢れに触れたので参内できなかったことと、朝方から風邪らしく頭が痛いと告げるのでした。
惟光が帰ってくると、光源氏は右近を伴って夕顔の遺骸がおかれたお堂に行きますが、すでに法師たちが念仏を唱えていました。右近はこのまま主の後を追いたいと泣き伏しますが、光源氏に慰められます。二人は振り返りながらお堂を後にしたが、堤の辺りで光源氏は馬から滑り落ちてしまいます。惟光は自分がしっかりしていたらよかったものをと気分が落ち付きませんが、ともかく光源氏とともに二条院へ帰られたのでした。
その後光源氏は床に付き、重病になってしまったのでした。
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光源氏が眼を覚ますと、火が消えていて先ほどまでおびえていた夕顔の様子がおかしいことに、右近ともども気が付くのでした。紙燭をもってきて照らしてみるとすでに息は止まり体も冷たくなっているのでした。急ぎ別の場所に泊まっている惟光を呼びにやりますが、辺りの気味悪さに右近と身を寄せ合って震えて死にそうになっていました。ただただ頼りになる惟光に早く来てほしいと願うのみでした。いつも側近くに控えているはずの者が、今日に限って側にいないで呼びに行っても遅れてようやく来た惟光を憎らしいと思いますが、光源氏が様子を語るとてきぱきとしている惟光をやはり頼もしいと思います。惟光はひとまず主人を二条院へと帰らせます。茫然自失の光源氏は二条院へ帰り着きますが、御帳台へ入られてから、独りで残してきてしまった女のことを思って心苦しさを覚えて、気分が悪くなり、自分も死んでしまいそうだと思うほどでした。
そんな時に宮中からの使者が来て、昨日から探していて心配していたのだとのこと。左大臣家のものもきましたが、頭中将だけを通して、出先で穢れに触れたので参内できなかったことと、朝方から風邪らしく頭が痛いと告げるのでした。
惟光が帰ってくると、光源氏は右近を伴って夕顔の遺骸がおかれたお堂に行きますが、すでに法師たちが念仏を唱えていました。右近はこのまま主の後を追いたいと泣き伏しますが、光源氏に慰められます。二人は振り返りながらお堂を後にしたが、堤の辺りで光源氏は馬から滑り落ちてしまいます。惟光は自分がしっかりしていたらよかったものをと気分が落ち付きませんが、ともかく光源氏とともに二条院へ帰られたのでした。
その後光源氏は床に付き、重病になってしまったのでした。
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