17日間過ごせた女性の無事は偶然だった。
人が通らない場所で発見自体が幸運といえる。
まず、天候が幸いした。雨がなくテントなしでも夜を過ごすことができた。
孤立して、精神的にも苦しい状態であった。
食糧があったこと、無ず場が近いという条件も幸いだった。
30日午前9時半ごろ、長野、岐阜、富山3県境にある北アルプス三俣蓮華岳(2841メートル)東側の湯俣川上流の沢沿いで、東京都江東区の女性会社員(61)が座っているのを、男性登山者が発見した。女性が救助を求めたため、山小屋を通じて長野県警大町署に通報、県警ヘリで松本市の病院に運ばれた。女性は2週間以上行方不明になっていて、衰弱していたが、意識ははっきりしているという。
同署によると、女性は13日、岐阜県高山市の登山口から1人で入山し、3泊4日の予定で笠ケ岳、三俣蓮華岳などを縦走して富山市側へ下山する予定だった。予定日を過ぎても帰宅せず、22日家族から岐阜県警に捜索願が出されていた。女性は約1週間分の食料などは持っていたとみられるが、食料が尽きて沢の水を飲んでしのいだらしい。登山歴は10年以上あるという。【小田中大】

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