地元の捜索に延べ1200人以上が参加した。2日は天気が悪く、十分には捜索は出来なかった。少年は1日に沢に転落した。2日の朝の気温で低体温症となったようだ。
山自体は困難な山ではないが、道迷いや転落といった事故は置きやすい。これまでも遭難はあったと地元の関係者は言う。
家族とはぐれた少年は懸命に捜しているうちに転落したと思われる。翌2日は、朝は方は気温が7度まで下がり、低体温症で心肺停止となったと思われる。
宮崎県えびの市の韓国(からくに)岳(1700メートル)で10月31日に行方不明となり、2日に見つかった宮崎市大坪西2、公務員宮田康史さん(40)の長男将希(まさき)君(11)(宮崎市立大淀小5年)は搬送先の同県小林市の病院で同日午後、死亡が確認された。
県警の検視の結果、死亡推定時刻は1日未明から早朝とみられ、死因は低体温症だった。
同県警や鹿児島県霧島市消防局などによると、将希君が見つかったのは、山頂から約600メートル下りた8合目(約1650メートル)付近。山頂と大浪池(おおなみのいけ)を結ぶ遊歩道から約150〜200メートル離れた崖(がけ)下の沢に倒れていた。
崖の高さは約3メートルで、県警などは、将希君が家族を捜すうちに道をそれて崖から転落し、力尽きて動けなくなった可能性が高いとみている。
発見時、将希君は長袖Tシャツとパーカ、ジャージー姿で、顔面を骨折し、発見時は手足が冷えて硬直していたという。
宮崎地方気象台は、死亡推定時刻頃の現場の気温について、「7度前後まで下がっていたのではないか。雨や風があれば、体感温度はもっと低かっただろう」と推測している。
将希君の両親が宿泊していたホテルの支配人によると、両親は発見の知らせを受けて病院へ出発した際、目を真っ赤に腫らしていた。母親は歩くことさえままならない様子で、両脇を抱えられるようにして車に乗り込んだという。
康史さんは宮崎県警を通じ、「突然大事な息子を亡くしたことで、心の整理を付けることができません。私たちは息子を静かに見送りたいと思います」とのコメントを出した。
財団法人自然公園財団えびの支部の満田宗雄所長は「韓国岳は登山が難しい山ではないが、経験の浅い人が単独で行動するのは無理。集団で動くよう心がけてもらいたい」と話していた。
(2009年11月3日00時37分 読売新聞)

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