福岡で最も高いとされる英彦山 修験道の文化を伝えている人の紹介
英彦山は2011年の全国登山大会 日本山岳協会主催の会場でもある。
英彦山の修験文化伝える
田川の永井さん、活動まとめ自費出版
復興会の活動をまとめた本を出版した永井さん 田川市弓削田、永井直(すなお)さん(79)が、英彦山の修験道文化の保存などに取り組む「霊峰英彦山復興会」の活動を振り返る「霊峰英彦山 修験道復興記」(四六判、98ページ)を自費出版した。
永井さんは環境省の元自然公園指導員。英彦山で高山植物の盗掘を監視したり、登山仲間とともに「霊山会」を結成して、ブナの苗木を植えたりしている。
霊峰英彦山復興会は、永井さんら霊山会のメンバーが、英彦山神宮や高住神社の氏子総代会と連携して、荒れた山林の再生や修験道文化の活性化を目的に、1994年に設立。毎年3月と10月、山伏姿の会員らが読経しながら英彦山一帯を巡り、護摩をたいて平和などを祈念する修行を行っている。
永井さんは本の中で、明治政府による神仏分離政策や、戦後の英彦山の観光開発などで修験道文化が廃れていった過程を説明。住民らが地域の伝統を復活させようと復興会に参加し、現在の活動に至るまでを紹介している。
永井さんは「自然を畏怖(いふ)し、生命を尊ぶ修験道の精神を伝えることで、経済的利益を求めて環境破壊を進めることに警鐘を鳴らしたい」と話している。
1冊1260円(税込み)。文芸社から1000部発行。問い合わせは永井さん(0947・42・6845)へ。
(2009年9月30日 読売新聞)

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